やま建築研究所

私が感じたこと、気になった建築などを書き留めたノートです。

帰省してました。金閣寺にも行ってきました。

2007年08月16日 01時00分41秒 | 建築の歩き方

ご無沙汰してます。
8/9~13まで大阪の実家へ帰省してました。
いつもは新幹線で帰ることが多いのですが、この間のフランス遠征で貯金を使い果たしてしまったので久しぶりに夜行バスでの帰省となりました。
行き帰り共、夜12時頃に出発して朝8時頃に到着です。寝苦しいですが、欧州行きのエコノミーよりかましですね。

行きは経由地の京都で下車、金閣へ向かいました。
何年か前にも訪れたのですが今回訪れた訳は、この間読み終えた三島由紀夫の小説「金閣寺」の影響です。
金閣のある鹿苑寺に籍を置く僧が、放火を決心するに至るまでの半生を描いた物語ですが、話の端々に作者や登場人物による金閣の表現方法が書かれているので前回とは違った見方で見れるのではないかと思って再び訪れました。


                    鹿苑寺金閣

1階は寝殿造り、2階は書院造、3階は禅宗様と異なった様式で組み合わされている金閣は「不安が建てた建築」「不安を結晶させる様式」と小説では表現されています。

そのあたりを見極めれるのではないかと意気揚々と見ていたのですが、庭園にとけ込む金閣は不安どころか「華麗なる調和」を感じさせられました。
実によく日本的な風景をつくっています。



他の観光客からは「悪趣味の極み」「カッコいいからいいじゃん」といった声も聞こえてきましたが・・・
ま、鋭い感覚を持つ作家の感性には凡人はなかなかたどり着けませんね。

さてさて、今回京都では大徳寺、修学院離宮も訪れたのですがその報告はまた今度にします。

建築とは離れますが、今回の帰省では久々に大学時代の友人、伯爵氏と鬼氏に会いました。

少し変わった名ですがそれもそのはず芸名なんです。
私は学生時代、落語研究会に入ってました。
そこでは一年生のときに先輩から芸名をもらい、以後はその名前で呼び合います。
○○亭△△、○○屋△△などなどプロの落語家さながらです。

伯爵氏はサラリーマン。現在中国語を勉強中で明日から中国に旅行に行くとのことでした。
かれこれ訪中は10回以上、中国語も達者で日常会話には事欠かないそうです。
忙しい仕事の合間を縫っての自己研磨。
なかなか刺激になりますな。

鬼氏は司法書士を目指しての浪人中。
山あり谷ありの人生ですが、今は谷底!?
酒を飲み飲み語り合いましたが話の結論、やはり女は怖いですな。


そんなこんなの夏季休暇。京都も暑かったが東京も暑い。
明日からは仕事が始まります。
ではでは




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