春爛漫

　今日は早朝から冷たい雨が降っていて、肌寒く、散歩もお休みです。ここ暫らくは初夏を思わせる気候だったので体にこたえますが、外に出ればまさに春爛漫の風情です。庭の梅の実が大きくなり、サクランボの実は色づきはじめました。花桃・海棠・芍薬・躑躅・モッコウバラ・ハナミズキの花が今が盛りと満開で、心を癒してくれます。
　家庭菜園は漸く冬野菜の片付け、雑草取り、整地を終えて、来週から夏野菜の畝つくりに入ります。１週間前に知人の竹林で筍を３０本程掘ってきました。今年は少し早かったのか小ぶりのものが多かったですが、２０本ほどは友人・知人にお裾分けして、残りは煮物と筍ご飯にして美味しくいただきました。
　暇に任せて様々な本を流し読みしているのですが、その中で国鉄の民営化に尽力されたJR東海顧問の葛西氏の著書に久しぶりで心に刺さった記述に出会いました。「昨今の風潮は”平和と繁栄は所与のものと思い込み”、価値の軸を”損得と自己愛”にひっくり返してしまった」と嘆かれています。
　現在の日本の安全保障、少子高齢化、社会保障、教育等々様々な重大課題を屈服するためのキーワードはこれだと思います。
早いものであと少しで１年の３分の１が終わります。漸くコロナの感染者数が減少して社会生活がコロナ前に戻りつつありますが、このまま収束に向かってもらいたいものです。
　「蒲城会」の再開に向けて準備を始めていますが、皆さんのご意見をお待ちしています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２３・４・１５　　伊藤幸蔵　拝