晩秋

彼岸後からのここまで、この時期にしては爽やかな秋晴れの日が少なく、雨天･曇天の日が多くなっています。散歩の途中に秋を感じさせてくれた金木犀もあっという間に香りが消え、すぐに落花をはじめ、黄色の絨毯も雨に流されて消えてしまいました。数軒の庭の柿の木にたわわに実っていた柿も今は全て収穫されて、枝は緑のはだけになってしまいました。晩秋に入ったと言ってもここ１０日ほどは寒暖差が大きく、扇風機を片付け、ストーブを出したのですが、毎日寝具や服装にとまどっています。
　家庭菜園は大根･蕪･ホウレン草・チンゲン菜・ネギが順調に成長しています。夏野菜は茄子とピーマンが残っていますがほぼ終わりに近づいています。これからは秋冬野菜の追肥や夏野菜の後片付けの作業が楽しめます。
　テレビや新聞は「ロシヤ･ウクライナ紛争」、「中国共産党大会」、「北朝鮮の暴走」などの国際情勢や日本の「円安･物価高」、「統一教会騒動」、「コロナとインフルエンザ対策」などが連日報道されていますが、不安な情報がたくさん流れている割には政治も社会も多くの国民にも「緊張感」が不足しているように感じるのは私だけでしょうか・・・・・・。
　今年もこの時期に定期的に開催されてきた勤務していた会社の数種類の「ＯＢ会」もすべて３年連続での中止となり、学友との再会もできず、まったくの「島送り」の状態が続いています。来年には再会できることを願っています。
　これから日々晩秋から冬へと移り変わっていきます。気候の変化が激しくなる時節となりますので皆様におかれましては、くれぐれもご自愛のうえ元気に過ごされることを祈っております。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２２．１０．１７　　　伊藤幸蔵　拝