新潟県立新発田高校15回生のブログ

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賀正

2023-01-15 11:54:49 | 日記
 今年も静かな正月を迎えることが出来ました。元日には散歩道の歩道橋上から初日の出と真っ白な富士山の頭を拝ませていただきました。2日に長男が3年ぶりで息子を連れて来訪。午後にこれも3年ぶりで近くの神社へ初詣。この週末までは関東地方は好天が続き、帰省や初詣、正月行事に多くの人が出かけたようです。
 年末年始の期間はやる事も無く、20~30年前に読んで本棚に並べていた十数冊の本を引っ張り出して読み直しをしました。その中に「大杉栄自叙伝」があり、彼の生い立ちや私生活、思想信条が赤裸々に彼の言葉で記述されています。彼はM23・5歳で父(軍人)の転任で新発田に来て、幼少年期の10年間を新発田で暮らしています。M30・12歳で新設の新発田中学に1回生として入学。15歳で名古屋の陸軍幼年学校入学で退学するのですが、入学前後から退学までの中学生生活が生々しく記述されています。最初の生徒は尋小卒の12歳から職に就いていた20歳位の人まで多士済々だったこと、杉並入り口の不良連の溜り場「蛇塚屋」(小料理屋)や上町の「万松堂」(本屋)に通ったこと、三好愛吉校長は角顔・孔子様のような髭を生やし、倫理を講義。M31・中学設立組合が三好校長不信任、生徒同盟の抗議活動が勃発し混乱、校長・教頭の辞職で落着。M32・3全校生徒300名余が雪道を校長・教頭をそりに乗せて新潟まで八里歩いて送ったとあります。彼が39歳で非業の死を遂げるまでの人生を改めて興味深く知ることができました。
 今年も正月早々から北朝鮮、ロシア、中国が理不尽な動向を繰り返していますが、何時になったらこれらの国々が国際社会のルールにのっとった政治をしてくれるのか、今のところ全く期待できない状況で、この先も世界各国が振り回され続けることになるのでしょうか。早く平和で穏やかな日々になるよう祈るばかりです。
 蒲城会メンバーの数名から賀状で「今年は再会しょう」と激を受けているのですが、コロナの感染拡大が続いている今、全く先が見えません。早く落ち着いてくれて開催できる日が来るよう祈っています。コロナ・インフルエンザが蔓延しています。皆さんくれぐれもご自愛を。

                  2023.1.15   伊藤幸蔵 拝 
コメント
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