5月12日(月)晴れ ローマ1日観光、ヴァチカン、コロッセオ、トレビの泉、スペイン広場・・・。
6時45分:起床。イタリア観光の最後の1日だ。しっかり、目に焼き付けておこう。
8時15分:バスでヴァチアカン美術館へ向かう。10分程で到着したが、既に長い行列ができている。正門の上には彫像と教皇の印である鍵十字のクロスが待っていて、いかにも美術館らしい。正門左手の厳重に警備された(空港のチェック並)ドアが入口になっている。
9時40分:入場し中庭へ。芝生の中庭が広がり、広大だ。ここで美術館への入場を更に待つ。長い行列に並び2階が入口になっていて、ここでも厳重な服装チェックが行われた。しかし、フラッシュ禁止で写真撮影は
OKだ。
美術館の中は回廊になっていて、天井、壁から床まで美術品が所狭しと展示されている。1歩づつ上から下まで見渡しながら忙しい。ここでもスリが居るということなので気をつけながら。
至る所に鍵十字のクロスの印が文様として描かれている。天井画は立体感溢れる描法で描かれていて、今でも色は鮮やかである。
壁に綺麗な大きな絨毯が何枚も展示されている。イタリアの国、地方を絵にしたものが多く、地図のギャラリーと呼ばれている。ここは美術館というより、博物館と言った方が良いのではないかと思う。しばらく進むとシスティーナ礼拝堂だ。ここは撮影と私語禁止になっている(^。^)y-.。o○
ここは見たかったミケランジェロが一人で描いた大作「最後の審判」と「天地創造」が展示されている。室内に入って後ろを振り向くと、入口の壁に「最後の審判」の絵が・・・・。すごい!!素晴らしい!!壁一杯に描かれたその迫力に圧倒される。ガイドブックで見る絵と想像以上に迫力、大きさが違う!更に天井を見上げれば「天地創造」の絵。これも大きな天井一杯に、9つの画面に創世記の物語が描かれていて、人体のダイナミックな躍動感と色彩の美しさに圧倒される。来て良かった!見れて良かった\(^o^)/
システィーナ礼拝堂を出て、サン・ピエトロ大聖堂へ。キリスト教の大本山らしく聖堂の中は大きく、荘厳さを感じる。さまざまな装飾や彫刻が壮麗さを感じさせる。右手にミケランジェロのピエタ像があるが、光が弱く写真は手ぶれしていた。
11時30分:大聖堂を出るとサン・ピエトロ広場。この広場は、ベルニーニが設計したもので楕円形になっている。従って、この2つの中心に立つと、4本づつ並べられている284本の柱廊は、1本づつで構成されているかのように見える。柱廊の上には、ベルニーニの弟子たちが製作した彫刻が140体ずらりと並んでいる。後ろに見えるのは、ローマ法王の教皇宮殿で、最上階の右から2番目の窓から、日曜日のアンジェラスの祈りの時刻に教皇が出てくる。大聖堂の右のオベリスクの右に斜めに見える屋根は、コンクラーベの結果の煙が上がる建物だ。
11時55分:バス出発。12時30分:サンタ・マリア・イン・コスメディアン教会到着。ここは、懐かしの映画「ローマの休日」で、オードリ・ヘップバーン扮するアン王女が驚く場面で使われた「真実の口」がある。是非来てみたかったところで記念に映画の1場面を撮影。
12時50分:徒歩で昼食へ。昼食は、ベーコン入りカルボナーラ+ローマ風サルティンボッカ(仔牛と生ハムのソテー)+ケーキ。
13時40分:バスからフォロロマーノを眺めながら、コロッセオへ。フォロ・ロマーノは、帝政ローマ時代の遺跡である。ローマは地下鉄を建造中だが、地下を掘るとこんな遺跡が至る処で出現するので、なかなか進まないらしい。出来上がった時には、地下鉄内に遺跡をディスプレイするようになるらしい。楽しみである。コロッセオの入口にコンスタンティヌス帝の凱旋門
がある。
コロッセオは、5万人を収容できると聞いていたが実際に見ると大きい。紀元72年に着工だから、建築技術は現在と遜色ないのではと思う。観客席が4階建ての円形闘技場で、1階は大理石張りの元老院議員席、2階は騎士席、3階は市民、4階は市民権を持たない人々の立見席だったと言われる。
現在は闘技の行われた床は崩れて無くなっており、剣闘士や囚人、猛獣を収容していた地下構造がむき出しになっている。兵どもが夢の跡・・・・・(^。^)y-.。o○
みが適えられるという「トレビィの泉」へ。 1枚だと「再びローマに来られる」「2枚だと好きな人と来られる」「3枚だと嫌いな人と別れて来られる」。皆に倣って我々もコインを投げる。私は1枚だったが、妻は何枚??
16時:バスでスペイン広場へ。 人が多くごった返している。ここで2時間のフリータイム。ブランド店がずらりと並んでいるが、目的の皮手袋の専門店へ。娘のオーダだったが、やはり日本での価格に比べると格段に安い。
買物の後は、ポポロ広場を目指す。スペイン広場から見通せる36mのオベリスクを見たかったからだ。広場中央に立つオベリスクは、初代皇帝アウグストゥスがエジプトから持ち帰ったものということだ。広場に面して、2つのそっくりな教会が建っていて、「双子の教会」と言われている。19世紀バロック風教会で、屋根は円形と楕円で作られているらしいが、違って見えない。中は涼しく静かだった。しばらくイスに座って瞑想(昼寝?ではない)した。
再びスペイン広場に戻り、「ローマの休日」のヒロインになったつもりで、アイスクリームは食べられないが1枚パチリ。スペイン広場を上から見ると、肩を寄せ合ってノンビリとローマの休日を楽しんでいるように見える。
18時:集合し夕食へ。夕食はフィットチーネ(平打パスタ)+鳥料理?+ケーキ。明日は早立ちなので早々に就寝。
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