青春

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イタリア旅行(3)第2日目ミラノ観光

2008-05-20 22:10:03 | 旅行記

5.6(火)晴れ 午前中フリータイム、午後ミラノ観光、ミラノ2連泊。

Cimg1112 6時10分起床。時差の関係か眠い(-_-)zzz今日は午前中半日のフリータイム、急いで朝食バイキングへ。ホテルは立派だが朝食はいたって質素である。メニューが少ない(ー_ー)!!

7時30分:オプショナルツアーの「コモ湖観光」に出かけるメンバーを見送って我々は8時15分1階に集合。オプショナルツアーには現地のガイドさんが付いた関係で、Sさんは我々をドゥオモまで案内してくれるという。

Cimg1115 ホテルから歩いて地下鉄ミラノ中央駅に向かう。5分足らずの距離でホテルからの道も分かり易い。地下鉄はどこまで行っても1ユーロ。切符売り場で切符を求め改札口へ。今日は平日だから混雑とスリに気を付けるようにとSさんの注意が飛ぶ。結構綺麗な地下鉄で3駅目がドゥオモ駅だ。駅の案内が無いので何番目かを数えておかなければならない。8時30分到着。

Cimg1213 地下鉄から外へ出るとドゥオモが目に飛び込んでくる。すごい!ガイドブックでは見ていたが、実際にその場所に立つとその大きさと彫刻の数に圧倒される。こんな建物が何百年も前に建てられたというのが信じられない(*^。^*)ドゥオモの屋上へ上る人だけ裏に回り、エレベータの改札口が開く9時まで待つことにする。

Cimg1141_2

9時になっても中々開かない。鍵をガチャガチャやってようやく改札口が開く。一人7Cimg1116ユーロを払って奥のエレベータに入るとブスとした50歳ぐらいのエレベータマンが無表情に待っている。エレベータを降りて右に行くか左に行くか迷っていると、その彼が無表情に腕を振ってあっちに行けと合図する。イタリア 人は無愛想な人が多いのだろうか?その指示の通りに進むと階段があり、上へ上へと登れるようになっている。更に進むと屋根の上にでる。ここの景観は素晴らしい。彫像の多さとその一つ一つが個性を持ってできている。ドォオモの最先端に金色のマリアが輝いているのが真近に見える。

Cimg1148ドォオモの帽子の縁まで上がれるようになっており、ここからはミラノの市街が全貌できる。遠くアルプスの山々が見えるときがあるというが、今日は霞がかかっていて見えない。 いつまで見ても飽きが来ないが、フリータイムは11時40分にホテル集合になっているため下に降りる。

Cimg1151 9時40分:ドォオモ広場からビットリア・エマニエル2世ガッレリアへ。朝が早いせいか人通りも少ない。Cimg1156 アーケドの足元にも天井にも画が描かれていて上を見て、下を見てと忙しい。中央の交差点には牛の絵が。この牛のあそこ?に踵を置いて3回転すると幸せになれるという。早速お願いを・・・。

ガッレリアを抜けるとスカラ座広場でレオナルド・ダ・ビンチの像が迎えてくれる。Cimg1161

今回はスカラ座は見学する時間が無いのでCimg1194パス、一緒に行くという富山から来たYさん夫婦と これを左に見てブレラ美術館を目指す。この美術館は、組み込まれているツアーは無いがガイドブックを見ると結構有名な画家の絵を展示しているらしい。

Cimg1165ブレラ通りを北上するが美術館らしいものが見当たらない。芸術家らしき人がぞろぞろ入る建物をYさんが見つけ、ここか???アーチ型の門をくぐると大きな6つの彫像が 囲む広場と更に奥に続く通路とCimg1166上に上がる階段。暗い通路を進むと汚い小部屋が続き、1室で受付の行列ができている。ここが入口か?行列の最後尾に並んでいると後ろから髭面の若者がNoNoと声を掛けてくる。どうも違うらしい?1階はアカデミーで美術館は2階と言っているようだ。この行列はゼミの受付の行列のようだ。

大理石の立派だが少し汚れた階段を上がると、目立たない隅の方に入口がある。本の売り場のようだ。本当に美術館????ウロウロしていると店員が店の奥を指さす。半信半疑になりながら奥のドアを開けると立派なカウンタ。やっと辿りつけた(^。^)y-.。o○

Cimg1168 美術館の中は回廊になっていて幾つもの部屋に分かれている。そこには絵画が一杯掲げられていて、写真撮影も自由だ。さすがフラッシュは焚かないように気を付けて記念のために撮影する。絵が多すぎて誰の絵か判Cimg1171らない。ガイドブックにはラッファエロとかモジリアーニなどの絵があると聞いていたが、モジリアーニの絵はその特徴から見つけれたが、それ以外は良く分からないままだった。宗教画が多く、その絵の背景が分からなければ絵の意味も分からない。ガイドさんがやっぱり必要だ。余りにも近くまで行って見ることができるので、本物だろうか?と疑問も湧く。この美術館の1階は大学ゼミの教室群、2階は美術館になっており、身近に美術品が見られる環境にあり、また、小中学生の見学も多く来ていたので、本物だと思われる。それにしても、子供の頃から巨匠の作品を身近に見られる環境は羨ましい。長い歴史が感じられる。

11時00分:美術館を出てホテルへ向かう。ブレラ通りを北に上って大きな通りの交差点を右に行けば、ミラノ中央駅の大きな通りに出会うハズ。地図を頼りに歩いて行くが大きな通りにぶつからない???更に進んで行っても見つからない??角の店先で2,3名が話しているので恐る恐る聞いてみる。スクージー!地図を出してホテル・イビス??これだけで親切に教えてくれた。イタリア人は親切!それによるとこの角からは左の方向に行けば中央駅の通りにぶつかるという。自分の感覚と反対方向だ。後で反省すると真っ直ぐ北へ進んでいたハズだが、通りが西にカーブしていたこと、大きい通りと思っていたのが、細い道だったことが感覚を狂わせたようだ。

11時30分:ホテル到着。バスで昼食のレストランへCimg1172_2ツとアイスクリームだ。イタリアは食後のデザートに甘いものを食べるのが習慣か??旅行中毎日食べたような気がする。飲み物はビール生小3ユーロ。グラスワインも3ユーロ。水も買わなければならない2ユーロ。

Cimg1178 食事の後は現地のガイドさんの案内でミラノ市内観光。ガイドさんは日本人(すみません。名前は忘れた)ともう一人イタリア娘。イタリア娘は何もしなかったが、ガイドの資格を持っていないとイタリアではガイドできない法律があるという。日本語を話せないガイドさんの場合はこんな形になるという。Cimg1179

バスで移動してスフォルツェスコ城へ。この城はヴィスコンティ家のもので、その設計にはダ・ヴィンチやブラマンテも携わったという。大きなつり橋の城門を過ぎると中庭。現在は博物館を併設して絵画などの鑑賞ができるようになっている。

Cimg1184 次はサンタマリヤ・デレ・グラッツェ教会へ。ここの隣に立つドミニコ会修道院にある有名な「最後の?餐」を鑑賞することになっているが、25名の人数制限があり第1陣6名がCimg1187先に鑑賞するため立ち寄る。教会の左側の建物がそれである。我々はその間、教会すぐ前の文房具やさんへ。ここのマスターは日本語が達者で感じが良い。文房具を手作りしていて、感じの良い封筒とメモ帳を購入した。学校の指定店ということで市価の20%ぐらい安いということだ。ここでトイレを借りることもできる。

Cimg1214  6名の鑑賞を待って午前中行ったスカラ座広場へ。ガッレリアを通Cimg1201ってドォオモの中へ。ドォオモはミラノのエンブレムであり、135本の尖塔と2245体の彫刻が施されたイタリア最大のゴシCimg1206ック建築。完成するまで約500年を要したというのも頷ける。内部も豪華で約2万人収容できるという広さは圧巻だ。特に大理石の柱の太さにCimg1209 は圧倒される。床も大理石で、所々にヴィスコンティ家の黄色い太陽Cimg1208の紋章が 描かれている。

164枚のステンドグラスも綺麗で14世紀末の芸術性の高さとヴィスコンティ家の財力を感じさせる。

16時15分から17時までフリータイム。ドォオモ広場のデパートでボルチーニを探すがイタリア産は無いのであきらめ。

Cimg1217 17時30分:再びサンタマリア・デレ・グラッチェ教会へ。この教会は1463年に建てられた教会で、教会内部は彫刻が施された柱とアーチで構成され、荘厳な雰囲気である。

「最後の晩餐」は撮影禁止。部屋へ入るにも25名全員が前室に入るとドアが閉まり、缶詰の状態で次のドアが開くという厳重な管理をしている。ドミニコ会修道院の元食堂の壁に描かれており、元の通路の跡が残っている。このためキリストの足は描かれていない。レオナルド・ダ・ヴィンチが残した壁画は、テンペラ画で描かれていて、完成から20年後ぐらいから損傷が目立ち始め、修復が何回もされ、当初の姿が失われる結果になったが、現代技術で修復して新しい発見もあったと聞く。それにしてもダ・ヴィンチがこの絵に残した謎の数々は、想像を駆り立てる。映画の「ダ・ヴィンチ・コード」を思い出す。描いたコップはベネチアングラス、洋服・髪型は15世紀末のもの、首にカメオを吊るしていること。キリストの口は当初は開いていたが、修復で閉じられたこと。西日が当たっていること。他の聖徒は同じ高さなのに、ユダの頭は低く日が当っていなくて暗いこと。ペテロがナイフを握ってユダは銀貨30枚の袋を握っていること。ヨハネは女性のように見えること。…等々 もう1回見たい気がする。

夕食はレストランでミラノ風リゾットと魚のフリッターとアイスクリーム。飲み物は白ワイン3ユーロ。

21時:1日目で結構歩き回ったので疲れたせいか爆睡。

 


イタリア旅行(2)第1日目

2008-05-20 10:25:27 | 旅行記

5.5(月)曇り 出発しイタリアへ移動する日。

5時30分:起床。 6時30分:朝食。当分食べられない米と味噌汁の日本食。後で考えるとバイキングでも、日本のホテルのものは充実している。ホテルのサービスとシャワートイレは、世界に誇れる日本のサービスだ。

7時6分:シャトルバスで関空へ。 7時20分:JTBディスクに行くと既に2組が来ている。添乗員は女性のSさん、テキパキとしていて気持ちが良い。きっと旅行もスムースに行くだろう。指示に従い、航空券を受け取り、バッグを持ってチェックインへ。JALだからチェックインもスムース。2人連続で窓際の席を確保してくれた。3人掛けの席なので、他の人が隣に座るかもしれない?受領した搭乗券、ロンドンからの乗り継ぎ券を持って添乗員のところへ。乗り継ぎ券をSさんに渡して、手荷物検査、税関検査、出国検査を経て免税店のエリアへ。今年は化粧品を買うこともなく(昔は安かったが最近は変わらない)出発ゲートへ。

9時30分:搭乗開始。もう一つの席が出発まで空いたままだ。ラッキー!交替で足を伸ばして休めるので結構楽だった。

Cimg1096 10時00分:テイクオフ。JALはフットレストが付いていて、座席毎にスクリーンが付いている。説明書を見ると最新および過去の映画のビデオが一杯(50以上?)で当然音楽もテレビゲームもある。これで退屈しないで行けそうだ。

11時15分:航路は北陸上空から日本海に出て、ウラジオストック上空へ向かっている。おしぼりと飲み物のサービスがあり、昼からビールを飲む。11時30分:昼食のサービス。サーモンカレーとパン、飲み物は白ワイン。

16時00分:航路はシベリアのツンドラ地帯を経由してヘルシンキ→ストックホルムに向かっている。ツンドラは真っ白で青色の川が蛇行して走っている。サンドイッチと紅茶のサービス。

20時00分:夕食のサービス。ペンネ、パン、ヨーグルトと赤ワイン。動かないで飲んで食べてばっかりでブロイラー状態だ。膝の屈伸を心がけなくては・・。

22時35分(現地時間14時35分):ロンドン・ヒースロー空港到着。12時間35分のフライトだった。この間にビデオを4本。最新作の「最高の人生のみつけかた」は面白かった。ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの演技もさることながら、ストリーは我々働き蜂世代の生き方を風刺しているようで考えさせられる。

Cimg1099 23時00分:(現地時間15時00分)到着した第2ターミナルから第3ターミナルへバスで移動。ここでアリタリヤ航空の便へ乗り換えるため待ち合わせ。26時までフリータイム。まず買い物へ。事前にターミナルのレイアウトを印刷して調査していた紅茶の専門店「FORTNUM MASON」を探す。あった!ここの紅茶「ROYAL BLEND」は香りが良く、我が家で愛飲しており、日本では三越しか販売していない。過去はいろいろな処で販売していて、安く手に入ることもあったが今は高い。価格を見るとポンド220円で計算してみても日本の半額ぐらいだ。荷物になるが250g缶入りを5缶購入する。当分不自由しない(^。^)y-.。o○

Cimg1102 4時間のフリータイムは長い。ショーウィンドめぐりも飽き、水を購入すると2ポンド(?だったと思う)、高い!!チョコレートも美味しいスイスのチョコレートがスイスで買ったときの倍近くしている。イギリスで安いのは紅茶だけ!仕方なく待合室でジッと出発を待つ。長い・・・・(ー_ー)!!

26時50分(現地時間18時50分):アリタリヤ航空テイクオフ。27時50分(イタリヤ現地時間20時50分):サンドイッチとジュースのサービス。JALに比べて質素である。トイレも綺麗とは言えない。

Cimg1103 28時10分(現地時間21時10分):アルプス上空を通過。うっすらと夕暮れの中にアルプスが見える。雪・雪・雪で町も覆われているようだ。マッターホルンの特徴ある雄姿を見たようだが、カメラを探しているうちに通過してしまった。去年が懐かしく思い出される。28時37分(現地時間21時37分)ミラノ・リナーテ空港到着。29時(現地時間22時)ホテル・イビス・チェントロへチェックイン。約24時間の移動で疲れたー1日であった(-_-)zzz