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自分の中に毒を持て~あなたは常識人間を捨てられるか~

岡本太郎
日本人ならほとんどに人が知っている名前

でも私はこの人がどんな人か知らなかった。

「自分の中に毒を持て」岡本太郎
この本をコペンハーゲンのYH(ユースホステル)で出会った人から
「これを読んでみて!!」といただいた本。
その人は岡本太郎を研究している??人で
その人がくれたこの1冊の本は私を大きく動かした。
本当にこの出会いに感謝

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか 岡本 太郎自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか
岡本 太郎
青春出版社 1993/08


あまりにも有名な言葉で
「芸術は爆発だ!!」というものがある。

が、この真意は世間ではあまり知られてないとのこと。

彼は芸術とは絵を描くこととかいわゆる芸術だけをさすものでなく
芸術とは豊かに自分らしく生きることだと。
また、創造しない限り、生きていることにはならないともいう。

で、この真意は、自分自身を爆発させること。
他人のものでない自分を今この瞬間をおもいきり生きるということ。

これを聞いて思ったのは
ビジネスで成功している起業家の哲学と同じやと。
そして、
私の学んでいたデンマーク独自のスクール
フォルケホイスコーレの創設者
グルントヴィのコンセプトを同じやなと。



彼の本を読んでいて
将来計画、リスクとかそういう小さい既成概念に捕らわれて
小賢くいきていくことが
いかに自分の人生をだめにしているかということを再認識した。

結局、リスクをとって
自分なりの生き方をしないと
おもろいことなんてない。
つまり、充実した人生なんてありえない。んだと。

チャレンジし続け、自分なりの創造をしない限り
おもろいことなんてないと。


ところで
私が大学卒業後、就職活動していたとき
「仕事とは自分の人生をおもろくするためにするもの」
   ↓
「私がおもろいと感じるのは、新たなことを創造すること
 つまり自分なりに考え企画しそれを実行すること」
   ↓
「どの職種、業界であってもいい。
 創造することを促進してくれる環境の会社を探そう」
と考えていたことを今思い出した。

そして、入社した会社では
私の期待通り、自分なりに創造することができた
それは本当におもしろかった。

周囲からは、「ゲームやってみたいに楽しんでる」と非難されたが、
その通り、私は創造すること楽しんでいた。楽しんで何が悪いねんと。
誰もやってない新しいことを成功させ、実現することに夢中だった。
おもろかったおかげで主体的にいろいろなことを学べた。

当時、入社間もない3ヶ月の私に
「自分でやってみーや」と
ポンと重大なシステムにトライさせてくれた上司

それをみて、
「おまえこれもやってみいや。できるやろ。」と
さらなるきっかけを与えてくれたこれまた別の上司
そしてそれを温かく見守ってバックアップしてくれたみなさん。

ほんまに感謝してますし
あの時の言葉やその表情はいまだに私の脳裏に焼きついてます。
おかげでほんまに充実した仕事ができました。



話がそれた。
岡本太郎に戻る。
私はアートいうものには程遠い人間とおもっているので
岡本太郎にはまったく興味がなかった。
が、
読んでみると
このブログのテーマでもある教育・社会を考えるとき
彼の考えは興味深すぎる。

私が感銘を受けた
ラーンネットグローバルスクールや
東京コミュニティスクールなどと同じものを感じる。

岡本太郎の意見は
今この日本に最も必要なもので
それを的確にいっているものと思う。

下記はこの本のレビュー。

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自分の中に毒を持て あなたは“常識人間”を捨てられるか

著者が1993年に出した文庫本の新装版。亡くなる3年前に書き残した。
 今を生きる人々を叱咤激励している。
自分の人生を振り返って、この世に生まれ出た瞬間から(覚えているわけではないだろうが)、
小学校時代、パリ留学時代、今日に至るまでを
「決められた枠にはまらずに、自分の思いを爆発させ続けてきた連続だ」と言う。

 著者の主張は明快だ。
「集団に馴染むために個性を殺すな。1人ひとりが本気で考え、
自分の思いを爆発させなければ、世界はつまらなくなる」。

 何かを生み出すためには、自分を追い込むことが必要だ、
という言葉は芸術家として生き抜いた著者の叫びだ。

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地域国家論

地域国家論―新しい繁栄を求めて 大前 研一地域国家論―新しい繁栄を求めて大前 研一講談社 1995/03

デンマークのまちなみをみて、文化を感じて、経済を知って
地域国家論の主張を少し実感た。

そして日本を思い出したときに沖縄の旅で感じたことを
別のところに書いたことを思い出したので転記したいと思う。

2ヶ月ほど前宮古島にいった
この旅では宮古島のすばらしさと
それが喪失されつつある危機感をひしひしと感じた。
なんとかしてこの日本の宝を守りたいと思うようになった。
日本人として、なんとかならないかと思うがいい考えはうかばない。

この問題は宮古島だけの問題ではなく
今、日本全体が陥っている問題と本質的には同じと思う。
解決のヒントは 大前研一さんが提唱する「地域国家論」の考え方と思う。
東京などの大都市の物まねでなく
宮古島のすばらしさを生かした発展を僕は望む。

まさにNO1を目指すのでなくONLY1であればいい。
今は宮古の人にこの島のすばらしさを失わないでほしいと祈るばかりです。

この「島人ぬ宝」は「日本の宝」。そして世界の宝。
このような考えに至ったプロセスを またこれから記していきたいとおもう。

島人ぬ宝 BEGIN島人ぬ宝BEGINテイチクエンタテインメント 2002/05/22


歌詞は↓にあります。
http://blog.livedoor.jp/takeiteasyfriends/archives/21356677.html
宮古島をドライブしながらずっと聞いてた。 これを聞いてほんといろいろなことを感じ、考えることができた。
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第3の教育 → デンマークへ

昨年12月人生を大きく方向づけるすばらしい本にであった。
炭谷俊樹さんの「第3の教育」
非常に感銘を受けた。

会社での違和感
いままでの受けてきた教育への疑問
ラグビーというスポーツ現場における指導への疑問

それらの問題がすっと自分の中で集約された。
「主体的思考力」
「問題解決力」
の欠如
これは現代日本における危機的な問題。

この問題を考えれば考えるほど教育問題に行き着き
そして日本の教育の現状に絶望感を覚えた。
しかし、炭谷さんは神戸の地で自らフリースクール(LGS)を開き、
理想の教育を実践している。
そして、それは私の感性を揺さぶった。
この日本においてそのような教育を論ずるだけでなく
実践している人たちがいる。しかも10年も前から。

そして、この本をきっかけにデンマーク留学をきめる。
というのも、炭谷さんも自身デンマークでの海外赴任が
現在の活動の大きなきっかけになっているとのことだからだ。

デンマーク関連の本を読み漁り
理論や言葉ではある程度わかった。
LGSにも何回もいった。
http://www.l-net.com/lgs/index.htm
後はデンマークで実感するだけ。

そのデンマークを実感しに来月デンマークに飛び立つ。

※炭谷俊樹さんのサイト
過去のML、エッセイなどあり読むたびに考えさせられるサイトです。
http://www.l-net.com/tshp/index.htm

※日本に少し疑問があったり、人材・教育について興味がある方は必読です。
第3の教育-突き抜けた才能は、ここから生まれる 炭谷 俊樹第3の教育-突き抜けた才能は、ここから生まれる炭谷 俊樹角川書店 2000/12/01
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「女性40代からの北欧留学」 遥ゆう編著

フォルケホイスコーレに留学する際に考えたことが書かれてありは非常に共感できた。
留学仕方やデンマーク フォルケホイスコーレについて
詳しくわかりやすく個人体験にもとづいてかかれている。
・試験なし
・学校は生の喜びをひきだすところでなければならない
・自分の生きる道を自覚する場所
・生きた言葉による相互作用で共生と自立に目覚めなければならない
・対極にあるもの「試験 成績 勤勉 努力 忍耐のみが重要視される死の学校 」
などの部分が特に興味深い。

http://www.bindeballe.com/north_ryugaku_02.html
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「パンケーキの国で 子どもたちと見たデンマーク」 伊藤美好著

デンマーク留学の参考になる本

子供を連れてのデンマーク留学体験記
アスコウホイスコーレ、コペンハーゲン大学などの体験談が
非常に詳細にかかれている留学について
具体的なイメージがわかるので留学を検討している人には特におすすめ
パンケーキの国で―子どもたちと見たデンマーク 伊藤 美好パンケーキの国で―子どもたちと見たデンマーク伊藤 美好平凡社 2001/11



参考サイト
http://www.itoh.org/io/denmark.htm
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「共感する心、表現する身体-美的経験を大切に」 清水満著

・表現による情動の響きあいによる相互作用
・フォルケホイスコーレ
 表現し受け止め認め合い自覚を促すのが特徴
・生きた言葉
・一期一会
・今を生きる
などのキーワードは興味深い
感性欠如などが言われる現代。感性の重要性を書いている。
しかし哲学的に無知な私には学術的でわかりにくかった。

共感する心、表現する身体―美的経験を大切に 清水 満共感する心、表現する身体―美的経験を大切に清水 満新評論 1997/08
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フォルケホイスコーレ

炭谷俊樹さんの「第3の教育」に感銘した私は
炭谷さんが薦めている本を片っ端から読んだ。

わかったのがどうやらデンマークには
フォルケホイスコーレという他には類がないスクールがたくさんあり
それがデンマーク教育を独自のものにしてきたらしい。

このフォルケホイスコーレのことに興味を持ち
さらに日本で情報を取ったが
ほとんどないのが現状。
本もほとんど読んだが
本やインターネットにある情報も体験記が多く
それほど多くの情報は取れない。

日本で取れる情報は取った。
知れば知るほどこのスクールに興味が湧く。
ホイスコーレの特徴を簡単にまとめると
●試験なし(しかしデンマークの学力は日本よりかなり上位)
●全寮制(イギリスのパブリックスクールなどにヒントを得ている)
●国の補助金で授業料金安い
●科目選択自由
●知識詰め込みでなく人々の対話による相互作用により
 生きる自覚をみつけるというコンセプト
●各スクールそれぞれ独自の方針で
 スポーツ、デザイン、平和、環境などに特化しているかなり独特なところもある。
●英語が共通語の国際的なホイスコーレもある

しかし、表面的な知識だけでなく、実際このスクールをみて実感したい。
じゃあ、このスクールに留学しようということで
留学を決意する。

ちなみにこのフォルケホイスコーレは他に類がないスクールで
現状の私では十分に説明不可能。
↓などがわかりやすくまとめてある。
生のための学校―デンマークで生まれたフリースクール「フォルケホイスコーレ」の世界 清水 満

生のための学校―デンマークで生まれたフリースクール「フォルケホイスコーレ」の世界
清水 満
新評論 1996/11



※参考サイト
http://www.hojskolerne.dk/da/main/main.php?menu=156
http://www.itoh.org/io/denmark.htm
http://www.flighttodenmark.com/index.html
http://elev-jp.egmonths.dk/
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