「one piece」からの「Weather report」

先日の「急に来てもらってゴメン」ライブの後日談とでもいいますか・・・ちょっとした話を書きたいと思います。

ボクは２日間参戦したわけですが、グッズ購入は初日に済ませました。（２日目は偶然遭遇したスキャ友さんに、先に並ばれていたのを理由にして代わりに買ってもらっちゃいました(^^ゞ　ガオーさん、改めてありがとうございます(∩´∀｀)∩）

タオルなどとともに、そこで購入したのがRINAのパーソナルブックである「one　piece」でした。
実をいえば、最初はあまり気にしていなかったんですよ。内容がオフシャルブログの再掲載ということでしたし（ブログには当然毎日目を通してますから、すでに読んだことあるわけで）、撮り下ろしの写真も載っているということでしたが（これだけ長い付き合いだと、今更RINAの可愛さを確認する必要もないわけですよｗ）、ボクにとっては正直「なくてもいいかな」と思っていたんです。（ちなみにボクは、基本ケチなので(^^ゞ、財布の紐はけっこう固い方なのですｗ）

ただ、スキャ友さんたちから「すごくいい」という話を聞いていたので・・・ライブ会場で見つけたのを機に、購入したのですが。

めちゃめちゃ感動してしまいました。

その日の夜、宿泊するホテルでページを開いたのですが、一気に全部読んでしまいました。恥ずかしい話、SCANDAL関連で涙でてきたのは、久しぶりだったんじゃないですかね～。

なにがいいって、インタビュー記事が凄いんですよ。これまでの、どのインタビューにもなかったほどRINAの深い部分に入っていて、よくここまで突っ込めたなと驚いてしまいました。インタビュアーさんも凄いですが、応えているRINAも凄い。

RINAファンは必読、そうでない方でもできる限り読んでもらいたい本と思ってしまいました。2000円という値段は決して安い値段と思いませんが、それだけ出す価値はある、というのが個人的な感想ですね。（いつも言っていますが、ボクはキティの回し者ではございませんm(__)m）

もちろん、この場で詳しく内容を書くことはできませんし、書いたところであの感動を伝えられないのはわかっています。あれはたぶん、インタビューとして読むからこその感動なんじゃないですかね。

ただ、ネタバレしないギリギリの範囲で、ちょっと紹介すると・・・家族に関する話、特にRINAの母親に対する愛情がわかるくだりは、この本のハイライトといっていい濃密な内容でした。あれはヤバかった。胸が熱くなりましたね～。
SCANDALの４人はメンバー全員、母親ととても仲が良いのが、ひとつの特徴だと思っています。みんな、ホントに仲いいんですよね、特に母親と。偶然では片づけにくいほどに。
RINAも母親ととても仲良しなのはわかっていましたが・・・そんな言葉で簡単に説明できないほど、深く濃い関係であることが、この本のおかげでわかりましたね。読み終わったら、きっとRINAが愛おしくなると思います。なぜ彼女が打ち上げにあまり参加しないのか、そんな理由もわかりますよ。

で、そんな「one　piece」でも感動を覚えたライブ後・・・日常生活に戻ったボクは、ライブの余韻を楽しむべくアルバム「STANDARD」を聴いていたわけです。

そこでふと思ったのですが・・・もしかして「weather　report」は、RINAが母親との関係を思い出して作った曲なんじゃないでしょうか？

「one　piece」を読んでない方にはまるでわからない話で恐縮ですが、バンドを組む前、RINAが母親と一緒に住んでいたころの情景と、「weather　report」の歌詞の世界観と、すごくピッタリ一致している気がするんです。「weather　report」の歌詞にある「あなた」が母親のことだと捉えてみてください。
ハッと思って聞き直したら、泣ける泣ける・・・SCANDALというバンドに出逢う前のRINAが、どんな心象で毎日を過ごしていたかがわかるようで、もうたまらないんですよ。

しかもラスト付近で「真っ白なドアの向こう　新しい靴で歩き出そう」・・・といかにも、SCANDALとしての旅立ちを示唆しているわけですが、この次の曲が「８月」なんですよね。HARUNAが、SCANDALを結成したころの４人をテーマにして作った曲っていう。

あまりに見事に繋がっているんで、ますます感動してしまいました。もう何度も聴いている曲なんですが。

もちろん、真実のほどはわかりませんが、曲というのはそれぞれ受け取り方次第ですからね。ボクはそんなふうに受け取りたいと思いました。