ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

「レンタルなんもしない人」の番組を見た。

2019年04月27日 18時47分37秒 | なぜ?どうして?

「レンタルなんもしない人」と言われる人がいるそうである。その人に密着した番組を見た。

彼は「何もしない」ことを自らの職業としていると自認している。普通であれば「何もしない人」は「無職」と言うはずである。でも彼は自分自身を「無職」とは考えてはいない。「何もしない」ことを職業としているのである。しかもその職業からは原則として報酬は受け取らない。彼に依頼してきたひとの要望に応じて、一緒にご飯を食べたりコンサートに同行しているのである。それらの費用は依頼主が負担する。レンタルさんはそれに要した交通費の実費を頂くだけである。

世の中には無報酬で何かをやることがあり、それらの行為をボランティア活動と言っている。

レンタルさんの行為はボランティア活動に似ているが、自らは自身が行っていることをボランティアとは思っていない。どうやら「職業」と思っているようである。

「何もしないこと」が職業になるという、不思議なことが今は起こっている、と理解するほかはないようである。

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