4日目 (5/17)
*悠久のロマンに感動*
朝、目覚めて直ぐカーテンを開けると
「わぁ~、すてき~
ホテルの部屋の窓から見えるのは
朝日に照らされる神々しいまでの山々。
その下のルイーズ湖は未だ白く氷り
山々を写し出す事はないけれど
その充分な美しさに感動し見とれてしまった。
旅も中盤、
今のところ4人とも元気そのもの
お口もまだまだなめらかですよ(笑)
今日はこの旅のハイライト
コロンビア大氷原にこの足で立ちます。
バスの中から
天気も上々
大氷原へ向けハイウェイをはひた走る。
行けど行けど窓外は
雪を頂いた3000メートル級の山並みが続き
これがロッキー山脈かぁ~!!
壮大なカナダを実感する。
アサバスカ氷河
ここではさすがにダウンジャケットをはおり
雪上車に乗り換えて5分
世界中で唯一、人が立てる氷原はここだけ。
「やったー!!」
氷原というのでツルツルかと思いきや
表面はざくざくした、ザラメのような感触だ。
今私達が散策している所は
アサバスカ氷河といい、
コロンビア大氷原のほんの一部なんだって、
とてつもなく永い年月をかけて
創造された大自然の芸術品に
ひとりひとりがそれぞれの感慨をもって
氷を踏みしめている。
所々ブルーにみえる氷原から
いく筋かの小川(30cm幅くらい)が流れている。
このところの暖かさで
3日前から溶け出したのだとか。
この小さな流れはやがて大河となり
太平洋、大西洋に注ぎ込む。
「ラッキー!!わぁー、これが氷河期のお水よ~」
rちゃんが用意してきた紙コップで飲んだ。
ウン、おいしいネ
水の原点を見る様な甘くて深い味わいがする。
悠久のロマンを感じるひとときだった。
雪上車
この雪上車に乗る時もずいぶん待たされた。
見ると数人の車椅子の観光客はここでも優先、
大事な物を扱う様に丁寧に対応している。
バスにも雪上車にも
車椅子乗降の設備が整っていた。
「この国では障害を持つ人もひとりで
どこでも自由に行け楽しめるのねぇ」
と改めて感動してしまった。
感動覚めやらぬままバンフへの帰路に着く。
帰りには野生の動物を見つけては
陽気なドライバーのふとっちょおじさんが
「ヘェーイ」とバスを止めてくれる。
岩場を軽々と飛び交う大型のゴットシープ
親子連れの熊、鹿の群れ、しっぽの可愛いリス
その度にバスから
「かっわいい!!」の歓声があがり
どの顔も童のような顔になる。
バンフ・スプリングス
今宵の宿も最高級ホテル、770室もある。
ボウ川のほとりにたたずむお城のような建物で
世界中の人の憧れのホテルらしい。
(↑HPよりお借りしました)
ロビーや廊下に配される家具は
気品にあふれ優雅そのもの。
部屋はさほど広くはないが
窓からの景色はロッキーの山並み
これ以上の贅沢は無い様に思われ
ふと、うちで1人で待つ夫が目にうかんだ。
いかん、いかん、
明日はナイヤガラが待っている~~~~