こんばんは!!
かっぱです。
唐突の事なんですが・・・
ヤギの事について・・・
あまり興味のない方はスルーしてくださいまし~
最近ヤギの病気の事で妻がいろいろと相談を受けておりました。まぁ~私は一度だけアドバイスをして後は自分達で経験してもらっていました。
所でヤギって…家畜です。野生動物ではありません。ウシ科の動物で胃袋が4つある偶蹄目の草食動物です。メスは生後半年ぐらいから繁殖能力がありオスは生後8か月ぐらいから繁殖能力があります。今日本で最も多いのはシバ山羊やトカラ山羊、ピグミー山羊、ザーネンと言った品種の雑種のヤギさん達が多いです。ヤギは繁殖能力がとても高くてあっという間に増えて行きます。近親交配が増えているのも現状です。多頭飼いで近親交配を避ける為にオス山羊を複数頭飼育する場合はそれなりの覚悟が必要となります。メスが発情するとオス山羊も発情をして余程気をつけていないと怪我をさせられる可能性が高いので、その時期には間接飼育が望ましいと思われます。土の地面で飼育する場合は定期的に削蹄も必要になり放置すると足の病気になる可能性が高くなるので注意が必要になります。
飼育するうえ特に気をつけた方が良い事は飼料の事や飼育環境です。
先ず環境ですが一年中ジメジメとしている所や日当たりの悪い場所では必ず何かしらの皮膚病や食欲減退になり寿命が短くなります。因みにヤギの寿命は約15年位です。我が家のヤギさんは♂♀で17歳のヤギさんがいますが今でも元気です。それは次にお話しする飼料の与え方に関係がある様に思われます。
ヤギは粗食で十分に生きていける草食動物です。同じ家畜の牛の様に濃厚飼料を与えていると病気になる可能性がとても高くなります。良く草を食べて貰うためだけにヤギを飼育されている方もいますが、冬場はやはり牧草を購入してあげなければなりません。
又草も食べて良い草と余り食べてはならない草がありますので飼育者が見極めなければ、お腹を減らしているヤギは毒草も食べてしまいます。酷ければそのまま死んでしまう事もあります。
牧草の種類ですが数種類あります。
先ず馬の乾燥牧草となったチモシー・・・イタリアングラス・・・スーダン・・・フェスキュ―・・・この辺りが一般的に手に入る乾燥牧草でイネ科です。後マメ科の植物でアルファルファと言う牧草がありますが栄養価が高くて反芻する草食動物が食べ過ぎると誇張症と言う病気になりますので与えない方が良いです。栄養価のバランス的にはチモシー乾燥牧草が最も好ましく嗜好性もあります。チモシー乾燥の中でも一番刈りから3番刈りまであり栄養があるのは一番刈りですが茎が硬くて食べ残しが多い。出来れば二番刈りがトータル的に良いように思われます。
良くある病気が去勢をしたヤギに多いのですが尿道結石です。これはギシギシや硝酸を多く含む植物を毎日の様に食べているとなります。一度なりますと根気よく薬を飲ませなければならない。(基本的には薬はリスクがあるのですが必要な時もあります。)
後 ヤギ達はメンタル的な部分が弱い時もあるためにショックを受けて死亡してしまう事も多々あります。
メス山羊を飼育するうえで気をつけなければなら無い事は出産した後の乳房炎です。
発情期の時の泣き叫ぶ声も可成りの音量ですのでご近所迷惑にならないようにしなければなりません。
初めてヤギを飼育するのであれば去勢ヤギが飼いやすいと思われます。
良くヤギの事を商業動物とか産業動物と言う方もおりますが、私はそうは思いません。仲間と思っております。またもし病気やケガ等をしてしまった場合ですが・・・基本的に町の獣医さんでは無理な場合が多くお近くに家畜獣医さんがおられればラッキーです。
私は殆どを自分で判断し自分で治療をしております。それよりも病気やケガを出来るだけしないように日々観察をしてお互いに理解出来るように楽しんでおります。それが家畜を飼育するという自己責任でもあるからです。過去にそれなりに辛い経験も多々ありましたので同じ事を繰り返えさないように思考し実践しております。
野生動物の飼育から家畜の飼育まで含めますと略30年の経験・・・色んな体験もしてきましたし色んな経験もしました。それらを生かして今があるのだと感じております。
知識だけではダメなんですね。
知識も必要なのですが、一番大切なのは愛情です。
飼い主さんの愛情が一番なんです。
何の動物でも言える事なんですが・・・病気やケガを治すのは獣医さんではありません。。。寧ろ逆効果になる場合も多々あります。(特にヤギは・・・)
難しく神経質になりすぎてもヤギさんに伝染して神経質なヤギさんになります。
まだまだあるのですが・・・今日はこの辺りで・・・
ありがとうございます。