禅にも色々と方法があると聞きます。
私が行っている禅は主に三通りのやり方があり、口伝による呼吸法も取り入れて行っている。
20年以上施術家として生かされているのですが・・・初めは技術ばかりを追い求め・・・施術テクニックの引き出しを多くしてゆくのですが、これだけではダメだということに気付くと次なる方法を取り入れる・・・そして根本に辿り着く・・・これが守破離の教えだと思うのですが、これは日々の生活にも役に立つ事だと思う。
小学生の頃から武道を少々たしなんでいる事もあり、呼吸法には早くから気付いていたものですが、正当な師から口伝を受けるのと受けないのとでは大きな差があるのも、これまた然りなのです。この呼吸法はかなり古くからインドの行者達の間で行われており日本に伝来したのも千年以上昔の事だと聞いている。今では殆ど忘れさられているのが現状でもあるようだ。
脈々と受け継がれている古武道の宗家や正統な陰陽師達、それに祈り人達によって口伝のみで伝えられているのです。
禅を行うにおいて大事なのはその形と心と呼吸が一つにならなければならないと口伝により伝えられております。
心技体と同じ事、又は三位一体です。
先ず立ったまま行う 立禅、これは武道家達が良く行うもので気を養う事もできます。円をイメージして体の形そのものを円形にします。気功師達も気を練る前に良くする訓練です。
次に座ったままで行う座禅、これは僧侶達が良く行うもので結跏趺坐(けっかふざ)を組み背筋を伸ばし首筋をやや張るようにします。ヨガをする方達も良く行いヒーリングをする方達も良く行う日本ではポピュラーな行いかたです。
次は口伝によってのみ伝えられている禅で動禅と言われている禅です。これは文章に表してしまうと間違って伝わることが多く書き表す事が出来ませんのであしからず!!
これらを行う事で自然と一体となり自分と向き合う事ができ気を養う事ができます。
施術家は最低でも一つでも行わなければ自身も体調を崩してしまいがちになるものです。又 私達は患者さんの回復をお手伝いさせていただいているのであり、決して私達が治しているのではありません!!治しているのはあくまでも患者さん本人なのですから、それは医者と呼ばれている方達も同じなのだと思います。
禅を重ねて行うようになると、気付くことも多くなり感じ取る事も多くなります。
そして禅を行っていると頭で考える癖がなくなり足の裏で感じる事が出来るようになります。
禅を行う事により常にリラックスしている自分がいる様になります。
平常心を養えるという事です。
ありがとうございます。