たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

2023年ツシマヤマネコを探す旅vol.3

2023年08月24日 19時02分41秒 | 自然観察のススメ

最後の一流しの奇跡

 

18時30分

いよいよツシマヤマネコ探索に向かいます。

場所はツシマヤマネコ米認定田を観に行った佐護地区です。

(詳細な場所は秘密です、はい・・・)

車で移動しつつ、畦道を一本一本探すという作戦です。

ポジションは、一番高い(=髙感度)レンズを持った方が助手席、バードウォッチングが趣味の親子が運転手後ろの窓が開くポジション、動物園マニアのご夫婦が最後列(左右)、そして俺は中段で正面及び左側の探索担当です。

まっ、「レンズの価格差は明るさの差」

F5.6ではピントを迷う時も、f2.8ならバッチリ撮れるんですよ。

まっ、最悪、「写真ちょうだい」とお願いする気満々で、トップポジションをお願います。

 

「途中、席替えしましょう」という話でしたが、このポジションが全体の戦力を考えたうえでベストな選択です。

 

薄暗くなりつつある田園の中をワンボックスで進みます。

 

「何か茶色いもの見つけたら教えて」とのことです。

 

そうこうしている内、第1ネコさん発見!!

 

しかし、残念ながら「ツシマイエネコ」です。

その後も度々発見の報はあるものの、ことごとく「イエネコ」です。

 

対馬ではイエネコを飼っている方も比較的自由に外に出すようで、それが元でノネコが増えているご様子です。

また、「地域ネコ」のように、遊びに来るネコにエサをあげている家庭もあるようで、それがさらなるノネコの増加につながっています。

以前、奄美大島でノネコ論争があったのですが、俺個人の意見としては、

 

ノネコは全頭駆逐すべし

(↑駆除も含む)

 

と感じています。

今回も当然、同意見ですね。

反対派の方は「命の重さは一緒」的な理論も見受けられますが、国指定の天然記念物と人間の怠慢で増えたノネコでは、残念ながらその重さは違います。

本当にヤマネコを保護したいのなら、住民の意識改革を行った上で、その辺の割切をはっきりすべきかと考えます。

 

さて、見つけても見つけてもノネコ状況はしばらく続き、いよいよ終了時間も迫ってきます。

 

そして、「時間的に最後の一流し」を告げられ、気合が入ったその時、ガイドさんが第1ヤマネコ発見です。

えっと、至近距離ですが、ほぼほぼ稲穂に隠れております。

位置を確認し、一応、シャッターを押しては見ますが、姿を捉えることはできません。

しかし、スコープでみると確かにそこにいます。

 

正に「ステルスヤマネコ」!!

 

とりあえず、「観た」ということで、満足して宿に向かいます。

 

21時前

今回の宿は「対馬ヤマネコ工房」

佐護地区にあり、元々は対馬の材木を使った木工品の工房です。

部屋は6畳ほどでベッドもありますが、「エアコンがなくてごめんね」とのこと。

別に扇風機があれば問題ないということで、シャワーを浴び、カメラとモバイルバッテリー、スマホの充電をし、早々に睡眠体制に入ります。

明日は6時過ぎから、徒歩でヤマネコ探索に出かけることとします。


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