たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

石川県輪島市災害派遣で、どきどきキャンプvol.7

2024年04月05日 05時52分12秒 | 日記

何時に帰宅するのか?

節度と時間プロデュースの石川観光

 

3月20日(水・祝)

今日は春分の日でもあります。

ええ、季節は「春」なのです。

 

だが、しかし!

 

天候は再び崩れ、石川県は雪模様です。

朝7時に朝食を取り、後は各自、自由に帰るだけです。

 

11人のメンバーも、市内(県内?)観光をしつつ散財を狙う者、お土産購入後、途中の京都・大阪で観光する者、疲れ果てて早々に帰宅する者と様々です。

俺はできれば時間一杯まで観光したいのですが、帰宅時間を人事課に報告しなければいけないので、そこは節度を持って15時台の列車に乗ることとし、それまでの間はレンタカーで、いしかわ動物園、できればブナオ山を目指したいと思います。

俺も結構、心が疲れていて、ナニで心を癒やそうかと考えていたところ、あるモノを思い出します。

 

バイカルアザラシ

 

考えるだけでワクワクです。

 

 

9時少々前

旅館をチェックアウトしすぐ近くのレンタカー屋さんへ。

ここからいしかわ動物園は40分程です。

 

朝から降り出した雨はやがて氷雨になり、一時は雹(ヒョウ)も・・・

 

大抵は傘を差さない主義なのですが、さすがに痛い・・・

 

いしかわ動物園に入園した頃には、少し小雨(小雹?)になって、少し安心です。

 

早速バイカルアザラシの元へ。

 

泳いでます、浮かんでます。

30分程、堪能です。

 

堪能している時って、写真なんか撮りませんから・・・

 

さて、巡回しますか。

レッサーパンダ

寄ってきます。ガチ、興味津々のようです。

試しに「立って」ってお願いしたら、「おぅ!!」ってことで立ち上がってくれます。

あっ、具体的な方法は「企業秘密」です(笑)

 

先に進みます、アムールトラ。

 

元気そうです。

 

ライオン。

こちらもサービス満点!

近くに駆け寄ってきたり、見て見てっ、って感じで木に駆け上ったり。

楽しませて、いえ、楽しんでいるのを見られて大満足です。

 

ユキヒョウのヒメル

 

昨年生まれた子供です。

なかなか撮りにくい位置でステイです。

 

南米の森

フタユビナマケモノが地面を歩いていたり。

 

凄いの見た気がする。

その後、オニオオハシのご飯タイムを見たり、飼育員さんからアカハナグマのお話を聞いたり、充実の時間を過ごします。

ここからなんか、神がかってた感じがします。

動物たちに話しかけると、みんな寄ってきて挨拶してくれます。

 

なぜ?

なぜなぜ?

 

ニシキヘビがスリスリしてきたり、ニホンライチョウが寄ってきてガラスつついて、コビトカバに見つめられて、アジアゾウのサニーは鼻を掲げて挨拶してくれて、泣きそうなぐらい嬉しくて。

 

 

11時30分に動物園を離脱します。

次に目指すはブナオ山自然観察舎。

動物園からは小一時間です。

 

途中、一向一揆があった場所の側にある「一揆そば長助」というお店で蕎麦を食べます。

 

猪そばとごはん(中)

ソバも美味しいんですが、石川のご飯がドはまりでめちゃくちゃ美味いんです。

正直、山口米が軽自動車で鳥越米はフェラーリぐらいの、圧倒的な差を見せつけられます。

 

店を出て、再びレンタカーでブナオ山を目指しますが、道の駅瀬名を過ぎる頃から、雨は完全に雪へと変わり、トンネルを過ぎた辺りから路面にも積もった状態です。

これは、なんだ・・・

ヤバイ状況では??

 

いい加減何個か目のトンネルを過ぎた所で、冷静に考え、潔くUターンです。

ここで、事故って怪我でもした日にゃ、上司になんとお詫びしたものか??

 

雪の積もる、結構な下り坂をビビリながら安全に降りてゆき、このまま金沢駅に向かいます。

14時にレンタカーを返却し、お土産を物色して、予定より1便早い新幹線に乗り込みます。

 

実は・・・

北陸新幹線が敦賀まで延伸され、帰りは北陸新幹線-サンダーバード-東海道・山陽新幹線のルートです。

 

これで関西圏からのアクセスが一気に便利になって・・・

って思うでしょ?

実は、サンダーバードと北陸新幹線の乗り換えが上手くリンクしておらず、待ち合わせ時間を考えれば以前の金沢からサンダーバードの方が早かったりします。

しかもしかも、本日、湖西線が強風で運休しており、米原経由で京都・大阪に向かう事に加え、京都駅で人身事故があったため、最低でも約30分の遅延が起こることが確定しています。

 

計算だと新大阪での待ち時間3分!!

ノーミスで走ってギリギリです。

ですから車内でのビールも控えめです(笑)

 

そして新大阪駅

超ダッシュが功を奏し、なんとか、なんとか予定ののぞみ47号に搭乗成功です。

後は安心して広島過ぎるまで爆睡し、20時35分頃に新山口到着です。

 

 

最後に今回の災害派遣で感じた雑感を少々。

◆震源地から距離が120㎞離れているので、金沢市は「ほぼ被害がない」

◆むしろ「地震のせいで観光客が減った」とのスタンスが見え見えで、被災した地域については「他人事」感がにじみ出ている

◆一方、派遣先の輪島市には他県の自治体が入っているが、県内各自治体からの応援は見えず、どこか「他力本願」感を感じる

◆熊本地震の時と大きく違うのは、調査チームに市町職員が同行せず(できず?)、地元住民との調整・連絡まで他県からの派遣職員が行っている

◆これは被害が甚大すぎて市職員の多くも被災し、避難していることが容易に想像が付く

◆ボランティアの姿を街中で見かけない。早期の「ご遠慮願います」のアナウンスが継続している気がする

◆ただし、現時点で一番必要なのは「人手」ではなく「重機」と見て取れる。

◆水。水を復旧させれば、一気にQOL(Quality of Life)が上がり、経済が動き出す。

◆それまでは、まだまだまだまだ、長~~~~い道のり

◆復興の道筋が見えた頃、再び訪れ、次こそは「能登牛」を食う

◆それまで、がんばれ、能登半島。がんばれ、石川県。


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