何時に帰宅するのか?
節度と時間プロデュースの石川観光
3月20日(水・祝)
今日は春分の日でもあります。
ええ、季節は「春」なのです。
だが、しかし!
天候は再び崩れ、石川県は雪模様です。
朝7時に朝食を取り、後は各自、自由に帰るだけです。
11人のメンバーも、市内(県内?)観光をしつつ散財を狙う者、お土産購入後、途中の京都・大阪で観光する者、疲れ果てて早々に帰宅する者と様々です。
俺はできれば時間一杯まで観光したいのですが、帰宅時間を人事課に報告しなければいけないので、そこは節度を持って15時台の列車に乗ることとし、それまでの間はレンタカーで、いしかわ動物園、できればブナオ山を目指したいと思います。
俺も結構、心が疲れていて、ナニで心を癒やそうかと考えていたところ、あるモノを思い出します。
バイカルアザラシ
考えるだけでワクワクです。
9時少々前
旅館をチェックアウトしすぐ近くのレンタカー屋さんへ。
ここからいしかわ動物園は40分程です。
朝から降り出した雨はやがて氷雨になり、一時は雹(ヒョウ)も・・・
大抵は傘を差さない主義なのですが、さすがに痛い・・・
いしかわ動物園に入園した頃には、少し小雨(小雹?)になって、少し安心です。
早速バイカルアザラシの元へ。
泳いでます、浮かんでます。
30分程、堪能です。
堪能している時って、写真なんか撮りませんから・・・
さて、巡回しますか。
レッサーパンダ
寄ってきます。ガチ、興味津々のようです。
試しに「立って」ってお願いしたら、「おぅ!!」ってことで立ち上がってくれます。
あっ、具体的な方法は「企業秘密」です(笑)
先に進みます、アムールトラ。
元気そうです。
ライオン。
こちらもサービス満点!
近くに駆け寄ってきたり、見て見てっ、って感じで木に駆け上ったり。
楽しませて、いえ、楽しんでいるのを見られて大満足です。
ユキヒョウのヒメル
昨年生まれた子供です。
なかなか撮りにくい位置でステイです。
南米の森
フタユビナマケモノが地面を歩いていたり。
凄いの見た気がする。
その後、オニオオハシのご飯タイムを見たり、飼育員さんからアカハナグマのお話を聞いたり、充実の時間を過ごします。
ここからなんか、神がかってた感じがします。
動物たちに話しかけると、みんな寄ってきて挨拶してくれます。
なぜ?
なぜなぜ?
ニシキヘビがスリスリしてきたり、ニホンライチョウが寄ってきてガラスつついて、コビトカバに見つめられて、アジアゾウのサニーは鼻を掲げて挨拶してくれて、泣きそうなぐらい嬉しくて。
11時30分に動物園を離脱します。
次に目指すはブナオ山自然観察舎。
動物園からは小一時間です。
途中、一向一揆があった場所の側にある「一揆そば長助」というお店で蕎麦を食べます。
猪そばとごはん(中)
ソバも美味しいんですが、石川のご飯がドはまりでめちゃくちゃ美味いんです。
正直、山口米が軽自動車で鳥越米はフェラーリぐらいの、圧倒的な差を見せつけられます。
店を出て、再びレンタカーでブナオ山を目指しますが、道の駅瀬名を過ぎる頃から、雨は完全に雪へと変わり、トンネルを過ぎた辺りから路面にも積もった状態です。
これは、なんだ・・・
ヤバイ状況では??
いい加減何個か目のトンネルを過ぎた所で、冷静に考え、潔くUターンです。
ここで、事故って怪我でもした日にゃ、上司になんとお詫びしたものか??
雪の積もる、結構な下り坂をビビリながら安全に降りてゆき、このまま金沢駅に向かいます。
14時にレンタカーを返却し、お土産を物色して、予定より1便早い新幹線に乗り込みます。
実は・・・
北陸新幹線が敦賀まで延伸され、帰りは北陸新幹線-サンダーバード-東海道・山陽新幹線のルートです。
これで関西圏からのアクセスが一気に便利になって・・・
って思うでしょ?
実は、サンダーバードと北陸新幹線の乗り換えが上手くリンクしておらず、待ち合わせ時間を考えれば以前の金沢からサンダーバードの方が早かったりします。
しかもしかも、本日、湖西線が強風で運休しており、米原経由で京都・大阪に向かう事に加え、京都駅で人身事故があったため、最低でも約30分の遅延が起こることが確定しています。
計算だと新大阪での待ち時間3分!!
ノーミスで走ってギリギリです。
ですから車内でのビールも控えめです(笑)
そして新大阪駅
超ダッシュが功を奏し、なんとか、なんとか予定ののぞみ47号に搭乗成功です。
後は安心して広島過ぎるまで爆睡し、20時35分頃に新山口到着です。
最後に今回の災害派遣で感じた雑感を少々。
◆震源地から距離が120㎞離れているので、金沢市は「ほぼ被害がない」
◆むしろ「地震のせいで観光客が減った」とのスタンスが見え見えで、被災した地域については「他人事」感がにじみ出ている
◆一方、派遣先の輪島市には他県の自治体が入っているが、県内各自治体からの応援は見えず、どこか「他力本願」感を感じる
◆熊本地震の時と大きく違うのは、調査チームに市町職員が同行せず(できず?)、地元住民との調整・連絡まで他県からの派遣職員が行っている
◆これは被害が甚大すぎて市職員の多くも被災し、避難していることが容易に想像が付く
◆ボランティアの姿を街中で見かけない。早期の「ご遠慮願います」のアナウンスが継続している気がする
◆ただし、現時点で一番必要なのは「人手」ではなく「重機」と見て取れる。
◆水。水を復旧させれば、一気にQOL(Quality of Life)が上がり、経済が動き出す。
◆それまでは、まだまだまだまだ、長~~~~い道のり
◆復興の道筋が見えた頃、再び訪れ、次こそは「能登牛」を食う
◆それまで、がんばれ、能登半島。がんばれ、石川県。