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釣船草(つりふねそう)

2012年10月02日 08時44分21秒 | 花の神話と伝説
〈別 名〉  「紫釣船(むらさきつりふね)」


〈花言葉〉  「心を休める」「安楽」「期待」「詩的な愛」
       「私に触らないで」

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ツリフネソウ(釣船草、吊舟草、学名: Impatiens textori)
ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草。

分布
東アジア(日本、朝鮮半島、中国、ロシア東南部)
日本では北海道・本州・四国・九州の低山から山地にかけて分布し、
水辺などのやや湿った薄暗い場所に自生します。
キツリフネとともに群生していることも多く、
日本には同属では、ハガクレツリフネも生育しております。

特徴
草丈は、40-80 cmほどに生長する[5]。葉は鋸歯(縁がギザギザになる)で、
楕円形から広披針形、キツリフネより広披針形に近い傾向があります。
花期は夏から秋(山地では 8月頃から、低地では 9-10月)。
茎の先端部から細長い花序が伸び、
そこに赤紫色で3-4 cmほどの横長の花が釣り下がるように多数咲きます。
稀に白い色の花があります。
花弁状の3個の萼と唇形の3個の花弁をもち、距が長く筒状になって咲きます。
下の花弁の2個が大きく、雄しべが5個。
その花が帆掛け船を釣り下げたような形をしていることや
花器の釣舟に似ていることなどが名前の由来と考えられている。

花の形はキツリフネに似るが、色が赤紫色であることと、
花の後ろに伸びる距の先端が渦巻き状に巻くこと本種の特徴である。
なお一般にツリフネソウ属の花は葉の下に咲くが、本種はその例外である。

大きく深い花がたくさん咲き距の部分に蜜がたまり、
主にマルハナバチなど大型のハナバチや、ツリアブ類などが好んで集まり、
花粉を媒介する。

種子が熟すと、ホウセンカなどと同様に弾けて飛び散るように拡がる

種の保全状況評価
日本の各都道府県で、以下のレッドリストの指定を受けている。
環境省としての、レッドリストの指定はない。
絶滅危惧I類(CR+EN) - 徳島県
準絶滅危惧 - 東京都、愛媛県、鹿児島県

近縁種
エンシュウツリフネソウ(Impatiens hypophylla Makino var. microhypophylla (Nakai) Hara) - 東海地方北部と九州の一部に分布し、
環境省のレッドリストの危急種の指定を受けている。
長野県・福岡県・熊本県で絶滅寸前、静岡県・愛知県・
大分県で危急種、岐阜県で準絶滅危惧の指定を受けている。

その他
和歌では晩夏から秋にかけての季語として詠まれる。

八木裕子が、2009年4月にシングルCD(ASIN: B001QL36QW)で
『釣舟草~ツリフネソウ~』の楽曲を発売している。




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