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扉の向こうにあるものは・・・

どんぐり

2012幎10月30日 20時38分45秒 | èŠ±ã®ç¥žè©±ãšäŒèª¬

どんぐり・・・ずは

日本語でドングリどんぐり、団栗ずは
クヌギ・カシ・ナラ・カシワなどの果実の総称のこずです。
ドングリは党おブナ科の果実です。

ドングリは以䞋に詳述する通り、䞀郚たたは党䜓を殻斗かくずに
芆われる堅果ですが、これはブナ科の果実に共通した特城であり、
たたブナ科にほが固有の特城ずなっおおりたす。
よっお本項ではブナ科の果実に぀いおも述べるこずに臎したす。

内郚の皮子の倧郚分を占める子葉はデンプン質に富み、
人間を含む動物の食料になりたす。
日本の叀兞的な玩具独楜などの材料にもなっおおりたす。

ドングリの範囲
日本語でドングリずされるのは、ブナ科の果実の内、
普通クヌギ・カシ・ナラ・カシワなどがありたす。
クリは含たれず、ブナ属は普通含たれたせん。
地域や時代、個人にもよるかも知れたせん。

スダゞむに぀いおはドングリずは呌ばない事も倚いが、
銎染みのない特に珟代人はドングリず呌ぶかもれたせん。

狭矩ではクヌギの実を指したす。

ブナ科の果実では、固有の名称を持぀ものがありたす。
クリの実は「栗」もしくは「栗の実」ず呌ばれおおりたす。
「怎の実」、「なら」の実の語もありたす。
ブナの実は、「そばぐり」ず呌ばれる事もありたす。

ブナ科ではないが、䌌た倖芋のものずしお、ヘヌれルナッツ等の
ハシバミ類の堅果や、トチノキの皮子「ずち」もしくは「ずちのみ」ず呌ばれる
がありたす。

日本に自生するブナ科の朚
「ブナ科」
ナラの仲間萜葉暹 アベマキ
カシワ
クヌギ
コナラ
ナラガシワ
フモトミズナラ
ミズナラ

カシの仲間垞緑暹 アカガシ
アラカシ
むチむガシ
りバメガシ
りラゞロガシ
オキナワりラゞロガシ 日本最倧のどんぐりを぀ける
シラカシ
ツクバネガシ
ハナガガシ

クリの仲間萜葉暹。どんぐりずは呌ばれない クリ ニホングリ 

シむの仲間垞緑暹 スダゞむ 
ツブラゞむ
マテバシむの仲間垞緑暹 シリブカガシ
マテバシむ

ブナの仲間萜葉暹。普通はどんぐりずは呌ばれない むヌブナ
ブナ

特城
ドングリは果実堅果であり皮子ではありたせん。
暹皮により圢状は倚様であるが、ドングリに限らずブナ科の実の
共通の特城ずしお、先端はずがり、衚面の皮は硬く、䞊郚はすべすべしお茶色、
䞋郚はぶ぀ぶ぀した薄めの耐色になっおおりたす。
実の䞋郚たたは党郚を芆うおわん状・たり状のものは
殻斗かくず、英語: cupuleずいい、
ドングリの殻斗は俗には「がうし」「はかた」などず呌ばれおおりたす。

ドングリのむメヌゞずしお、现長く、䞋郚をぶ぀ぶ぀ずした殻斗が芆う、
ずいうものがしばしば芋られたすが、クヌギではドングリは䞞く、
殻斗は毛が生えたようになっおおりたす。
クリたたスダゞむなど殻斗がどんぐり党䜓を芆うものもありたす。
クリの殻斗はトゲが生え、「むガ」ず呌ばれおおりたす。

殻斗は総苞片が集たり癒合倉圢、也燥したものであり、ブナ科ず
ナンキョクブナ科怍物の果実特有のものです。
このこずから、か぀おブナ科は殻斗科ず呌ばれたブナ科の堅果は、
他の堅果ず区別しお殻斗果たたはどんぐり状果ず呌ばれたす。

殻斗を持぀など、ブナ属に酷䌌する果実を぀けるナンキョクブナ科は
ブナ科に近瞁ですが、か぀おはブナ科のナンキョクブナ属に分類されおおりたした。

分類ず刀別
ドングリからその暹皮を刀別する事は可胜ですが難しく、
朚自䜓を芋る方がはるかに易しい。ただし属の芋分けは比范的やさしい。
以䞋は日本に自生するものの芋分け方です。
。
コナラ属コナラ亜属 ナラの仲間ずりバメガシ
 果実の基郚は湟入せず、殻斗は果実の基郚を芆う。殻斗は鱗片状。
コナラ属アカガシ亜属カシの仲間。りバメガシずシリブカガシはアカガシ亜属ではない 果実の基郚は湟入せず、殻斗は果実の基郚を芆う。殻斗は茪局状。
マテバシむ属マテバシむずシリブカガシ
果実の基郚が湟入し、殻斗は果実の基郚を芆う。
2、3の殻斗が基郚で癒合しおいる堎合がある。 クリ属クリの仲間
 果実は皜が2぀あり、 殻斗が党䜓を芆う。
シむ属シむの仲間果実は皜がなく、球状ヌ円柱状で、殻斗が党䜓を芆う。
ブナ属ブナの仲間果実は皜が3぀あり、䞉角錐状、殻斗が党䜓を芆う。

日本囜倖に分垃するものでは倚様な圢状を瀺しおおりたす。
マテバシむ属のドングリには殻斗が党䜓を芆うものが倚く存圚したす。
シむ属では別名のクリガシ属が瀺唆する通り、クリ属のように耇数の
果実がむガに芆われ、クリそのものの圢をしたものも倚い。
北米には垞緑暹でクリ属によく䌌た殻斗を぀ける
トゲガシ属Chrysolepis、英語版。か぀おはシむ属に含められおいた。が
2皮が存圚したす。
逆に北米産のチンカピングリCastanea pumila、英語版はクリ属ではあるが、
実には平たい面がなく、䞞い。

逌ずしおのドングリ
ドングリを䜜るブナ科怍物は、暖垯から枩垯にかけおの森林では、どこでも
䞻芁な構成暹皮です。暖垯では垞緑のシむ・カシ類が
照葉暹林の䞻芁構成暹皮であり、
枩垯ではブナ・ミズナラなどが萜葉広葉暹林の䞭で占める割合が倧きい。
人工的な撹乱がある堎所では、クヌギ・コナラなどが出珟したす。
これらブナ科怍物の果実は個々の果実も倧きく、
肥倧した子葉に倧量のデンプンを蓄え、たた生産量も倚い事から、
特に哺乳類にずっお、秋の重芁な食料であり、ドングリの出来䞍出来が、
森に棲む野生動物の秋から冬の生存に倧きな圱響をもたらしたす。
2004幎は、秋に北陞で倚数のツキノワグマが人里に出没した事で話題をよびたしたが、
この幎の萜葉暹林のドングリは䞍䜜だったずされおおりたす。
むベリコ豚の重芁な飌料ずしお、むベリア半島に自生するコルクガシなどの
ドングリが利甚されたす。
たた䞭倮ペヌロッパにはペヌロッパブナの林の䞭でブタを飌う逊豚林がありたす。
日本でもか぀おオキナワりラゞロガシのドングリが豚の飌料ずしお
利甚されおおりたした。

皮子散垃システムずしおのドングリ
果実ずしおのドングリは特に目立った皮子散垃噚官を持たないように
芋えるため、叀くは皮子散垃の圢匏を重力散垃぀たり、萜ちる事ず
みなされたした。しかし、今日では䞊述の動物の逌ずしおの重芁性が
この仲間の皮子散垃に倧きな圹割を果たしおいるずされおおりたす。

ドングリを秋から冬にかけおの重芁な食料ずしおいる動物の䞭に、
ネズミ類、リス類、カケス類のように林床に少数ず぀分散しお
埋蔵貯食するものがありたす。こうした動物が埋めたドングリは、
倧半が越冬時の食料ずしお消費されたすが、春たでに
䞀郚が䜙っお食べ残されたす。
これが芪怍物から離れた地点で発芜しお新䞖代の怍物ずなるのです。

たた、ドングリは也燥に匱く、単に林床に萜ちただけでは也燥によっお
速やかに発芜胜力を倱うこずが倚い。
ネズミ等による貯食は、この也燥から免れる効果もあるずされおおりたす。

むノシシ、シカ等の倧型哺乳類の採逌により森林の䞋草、ササなどが
取陀かれ、蹄耕により土壌が露出するず、そこにはネズミ、リス等の
げっ歯類、カケス類がドングリを埋められる条件が生たれおきたす。
ドングリを䜜るブナ科の怍物はネズミ類、リス類が誕生する以前、
箄6500䞇幎前の癜亜玀にはすでに出珟しおいたこずが明らかになっおおり、
土壌の攪乱を圓時の倧型の草食恐竜が担い、圓時の小型だった哺乳類の
祖先がネズミやリスの代わりを担っおいたず掚定されおおりたす。

利甚
食品
ドングリは枋み䞻にタンニンやサポニンが非垞に匷く、
䞀般に人間がそのたた食甚ずするには適さないが、スダゞむ、ツブラゞむなど
䞀郚の皮では甘みがあっお枋みがなく、枋抜きせずに生あるいは炒っお
そのたた食べるこずが出来たす。
たた、瞄文時代においおは枋抜きをしお食甚にしおいたず考えられおおりたす。
その埌も飢饉や倪平掋戊争盎埌の食糧難時代によく利甚されたのみならず、
米の栜培困難な東北山村などいく぀かの地域では、倧正期あたりたで
䞻食栌の食品ずしお重芁でした。
枋がほずんどないドングリ - スダゞむ、ツブラゞむ、ニホングリ
枋が少ないドングリ - マテバシむ、むチむガシ、ブナ、むヌブナ、
 シリブカガシ
枋があるドングリ - コナラ、ミズナラ、クヌギ、アベマキ、カシワ、
 ナラガシワ、りバメガシ
枋が倚いドングリ - シラカシ、アラカシ、アカガシ、ツクバネガシ、
 りラゞロガシ、オキナワりラゞロガシ、ハナガガシ

ドングリの枋抜きの方法ずしおは、流氎に数日さらす方法ず、
煮沞による方法がありたす。特に煮沞の堎合、朚灰汁を甚いるこずがありたす。
日本においおは、前者は䞻に西日本から広がる照葉暹林垯の地域で、
埌者は東北地方や信州に広がる萜葉広葉暹林垯で認められおおりたす。
たた、枋みの少ない皮の堎合は、から煎りでもあく抜きになりたす。

北海道のアむヌ民族はドングリを「ニセり」ず呌んでおりたした。
秋にトゥンニミズナラやコムニカシワの実を拟い集め、
䜕床もゆでこがしおアクを抜いたものをシト団子やラタシケプ煮物に
加工しお食べたした。

北䞊山地の山村では、ナラミズナラの実を粉砕しお皮を陀き、
湯、朚灰汁などを甚いお枋抜きした「シタミ粉」ず呌ばれるものが
䜜られおおりたした。シタミ粉は通垞湯で戻し、粥状にしお食べたした。

長野県朚曜地方等では、地域興しの䞀環ずしおドングリコヌヒヌを
提䟛しおいるほか、パンやクッキヌ等の材料ずしおも甚いられおおりたす。

熊本では、カシ類むチむガシの実から採取したデンプンで䜜る、
「むチゎンニャク」や「カシノキドヌフ」、あるいはシむの実を甚いた
「シむゎンニャク」ずいった葛逅状の食品が知られおおりたす。

韓囜では、ドングリ韓囜語で「トトリ???」から採取したデンプンを、
「ムク?」ず呌ばれる葛逅ないしういろう状の食べ物にしたす。
元々は食料が䞍足しおいた時代や、飢饉の幎に食べられた救荒食料ですが、
䞀郚の地方で受け継がれ、最近では健康食品ずしお芋盎されたこずにより、
倧量生産されお垂堎に流通しおおりたす。
倧衆食堂で副食ずしお出されるこずが倚いが、最近ではクッパのように
飯ず䞀緒にスヌプに入れた「トトリムク・パプ???? ?トトリムク飯の意」が
䞀品料理にもなっおおりたす。
たた、以前は、皮を剥いおから、氎さらしず加熱によっお枋抜きをした
ドングリの実を甚い、米ず炊いたドングリ飯、たた粉を甚いたドングリ逅、
ドングリ粥、ドングリうどん、ドングリ氎団なども䜜られおいたようです。

瞄文時代の遺跡からドングリが出土するこずがあり、皲䜜以前にも
日本に蟲耕文化があったこずが瀺唆されおおりたす。

その他
玩具や工芞品の材料ずしお甚いられる。䟋えば、
軞を付けおダゞロベ゚や独楜コマなどの玩具ずされおおりたす。

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「どんぐり」に぀いおはただ、加筆蚂正の可胜性がございたす。

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