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木瓜(ぼけ)

2014年04月24日 21時03分07秒 | 花の神話と伝説
別 名 「寒木瓜(かんぼけ)」「放春花」(Japanese quince)
和 名 「木瓜(もけ,ぼっくわ)の花

花言葉 「熱情」「魅感的な恋」「平凡」「妖精の輝き」 「先駆者」「指導者」
季 語 「晩春」
     緋木瓜/白ぼけ/更紗木瓜/蜀木瓜/花木瓜/唐木瓜/広東木瓜

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名前の由来
・中国原産の樹木ですが、かなり古い時代に日本に導入され、
平安時代にはすでにあったとされています。
・11月頃から咲き出す花は「寒木瓜(かんぼけ)」と呼ばれ、
これと春に開花するものとに分けられます。
・ボケを漢字で書くと「木瓜」。
瓜のような形と色をした果実(実は直径7cmくらいに大きくなるのもあります。)
が木の枝にくっついているところからつけられたものでしょう。
・読みの由来は、中国語の「木瓜」(モッカ)が訛ったもので、
「モッカ」が「もっけ」となり、次第に「もけ」→「ぼけ」になったようです。
ボケ(木瓜、学名: Chaenomeles speciosa)は、
バラ科ボケ属の落葉低木。
果実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものが
「ぼけ」に転訛(てんか)したとも、
「木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」に転訛したとも言われております。
学名の speciosa は、「美しい」、「華やか」、
Chaenomeles は「chaino(開ける)+ melon(リンゴ)」が語源。
日本に自生するボケは、クサボケといわれる同属の植物です。
形態・生態
樹高は1 - 2m。若枝は褐色の毛があり、古くなると灰黒色。
樹皮は縦に浅く裂け、小枝は刺となっております。
葉は長楕円形・楕円形。
長さ5 - 9cmで、鋭頭でまれに鈍頭。
基部はくさび形で細鋭鋸歯縁。
花は3 - 4月に葉よりも先に開きます。
短枝の脇に数個つき、径2.5 - 3.5cm。
色は基本的に淡紅、緋紅。
白と紅の斑、白などがあります。
分布・生育地
原産地は中国大陸。
日本では帰化植物(平安時代)。
本州から四国、九州にかけて植栽、または自生。
温暖地でよく育ち、北海道南部では種類が限定されます。
人間との関わり
庭園樹としてよく利用され、添景樹として花を観賞する目的で植栽されます。
盆栽にも用いられます。
好陽性で土壌を選ばず、移植は容易ですが、大気汚染・潮害には
さほど強くありません。
果実を果実酒などにすることもあります。
特徴
木瓜は、別名を春を呼ぶ花「放春花」と呼ばれ、日本に自生するクサボケと
中国原産のボケを交配して、様々な園芸品種が作り出され、
現在では200種を超えます。
枝がよく分枝し、トゲのある小枝が鋭く伸び、奔放に広がる枝に特徴があります。
紅や淡紅、白、ぼかしや咲き分けのふっくらとした美しい花を付けます。
変化のある枝ぶりを生かし、様々な生け花に用いられます。
池坊では、トゲがあるので祝儀の席では禁花としていましたが、
現代ではその伝承が変化し、場合によっては配慮して用いられます。
独特の枝の鋭い形や、交差する枝のラインにユニークさを見つけ、
造形的に扱ったりします。
クサボケ
クサボケ(草木瓜、学名: Chaenomeles japonica、英: Japanese quince)は、
バラ科ボケ属の一つ。
50cmほど。
実や枝も小振り。
本州や四国の日当たりの良い斜面などに分布。
シドミ、ジナシとも呼ばれております。
花は朱赤色ですが、白い花のものを白花草ボケと呼ぶ場合もあります。
果実はボケやカリン同様に良い香りを放ち、果実酒の材料として人気があります。
減少傾向にあります。
《基本情報まとめ》
・薔薇(ばら)科。
・学名
  Chaenomeles speciosa
   Chaenomeles : ボケ属
   speciosa :美しい、華やかな
 Chaenomeles(カエノメレス)はギリシャ語の
 「chaino(開ける)+ melon(リンゴ)」が語源で、
 ”裂けたリンゴ”の意味。
・開花時期は、11/25 ~ 翌 4/15頃。
 11月頃から咲き出す花は春に開花するものと区別するために
 「寒木瓜(かんぼけ)」と呼ばれることがあります。
・中国原産。
・実が瓜のような形であるところから「木瓜」。
 「木瓜」を「もっけ」と呼んでいたのが次第に
 「もけ」→「ぼけ」になりました。
 (「ぼっくわ」→「ぼけ」の説もあります)
・花の色は赤、白、ピンクなど。
・枝にトゲがある場合とない場合があります。
<木瓜と草木瓜のちがい>
【木瓜(ぼけ)】
  ・背が高い。
  ・枝のトゲはあまり目立たない。
  ・実は草木瓜の実よりも
   大きくて、色は黄色。
   縦に「彫り」が入っている。
【草木瓜(くさぼけ)】
  ・背は木瓜より低い。
  ・枝にトゲがいっぱいある。
  ・実はボケよりは小さく、
   色は黄色。
   縦に「彫り」は入っておらず、
   表面はつるつる。
・1月21日、2月19日の誕生花。

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必要に応じ、加筆・訂正致します。

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