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雪割草 (ゆきわりそう)

2014年03月23日 03時56分02秒 | 花の神話と伝説
別 名  「三角草(みすみそう)」「洲浜草(すはまそう)」
     「洲浜細辛」「洲浜菊」(Liver leaf)



花言葉  「あなたを信じます」「信頼」「期待」「内緒」「優雅」
     「高貴」「自信」「和解」
季 語  初春

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科・属名: サクラソウ科・サクラソウ(プリムラ)属
原産地 :東地中海・小アジア原産
状態 :多年草

ユキワリソウは日本原産のサクラソウ科プリムラ属の落葉宿根草です。
日本各地の山地に自生する花で、サクラソウに似た紅紫色の5弁花(写真右上)を開きます。
1~2cmの可憐な花を健気に咲かせます。
葉は3~8cmのへら形で裏面に淡黄粉を密につけます。
草丈は10~15cm、開花期は2~4月頃です。

属名の「プリムラ(Primula)」は、ラテン語の『primus「プリムス(最初)」』のという意が語源とされます。
和名は春まだ浅い時期に雪を割るような姿で現れるため、
「ユキワリソウ(雪割草)」と素敵な名前がついています。

またユキワリソウの名で呼ばれているのは、葉の先が三角に分かれているキンポウゲ科の『ミスミソウ「三角草(ヘパティカ・ノビリスの変種)」』、あるいはミスミソウの仲間で、洲浜台(弧状になった砂浜のこと)に似るので「スハマソウ(洲浜草)」があります。

花に見えるのは6~9枚の萼で、2~5月頃にピンクや薄紫、紅紫、白などの可憐な花を咲かせ、根茎は這うように伸び、冬も枯れません。

庭の下草や路地植えとして楽しめます。

英名はハート形の葉から「Liver Leaf(肝臓の葉)」とも呼ばれます。
ただ、植物分類上においてはサクラソウ属のユキワリソウが正式のユキワリソウで、ミスミソウをユキワリソウと呼ぶことは誤用だとされます。

キンポウゲ科の多年草。
本州から四国の早春の低山地で、雪解け を待って茎の先端に、白や淡紅、紅紫、青紫の花を一つつける。
葉の形が婚礼の儀式などに用いられる洲浜台、また浜辺の洲浜のようであることから洲浜草とも呼ばれる。
ユキワリソウ(雪割草 学名:Primula farinosa subsp. modesta)は、
サクラソウ科サクラソウ属の多年草。高山植物で日本全土の亜高山帯から高山帯に自生する。

特徴
山地の湿った岩場に生育します。
高さは10cmほどになります。
葉はだ円形で根生し、幅1-1.5cm、長さ3-10cm、表面は緑色でしわが多く、ふちには波状のゆるい鋸歯があり、やや裏側に曲がる。また、葉の裏面は淡黄の粉があります。
花茎は高さ7-15cmになり、その先に3-20個の淡い紅紫色の花をつけます。
花の径は10-14mm。苞は線形になり、基部は袋状に膨らみません。

花期は5-6月。
変種
ユキワリソウ(基変種) Primula farinosa L. subsp. modesta (Bisset et S.Moore) Pax var. modesta (Bisset et S.Moore) Makino ex T.Yamaz.
ユキワリコザクラ Primula farinosa L. subsp. modesta (Bisset et S.Moore) Pax var. fauriei (Franch.) Miyabe
葉が小卵形であり、鋸歯がはっきりしない。細長い葉柄がつく。
本州(奥羽地方)、北海道、千島、樺太、済州島に分布します。

レブンコザクラ Primula farinosa L. subsp. modesta (Bisset et S.Moore) Pax var. matsumurae (Petitm.) T.Yamaz. 
絶滅危惧II類(環境省レッドリスト)。
北海道の礼文島に自生する。千島、朝鮮半島、アジア寒帯に分布します。
苞の基部が、やや膨らみます。

サマニユキワリ Primula farinosa L. subsp. modesta (Bisset et S.Moore) Pax var. samanimontana (Tatew.) T.Yamaz.
北海道のアポイ岳周辺の日高地方南部に分布しております。
葉が細く、縁が強く内側に巻き込みます。

雪割草はキンポウゲ科のミスミソウ、スハマソウの別名でもあります。
また、イチリンソウ、ニリンソウ、アズマイチゲ、ショウジョウバカマ、ハシリドコロなども雪割草、雪割花とよぶ地方もあります。

名前の由来
・雪の残っているころに雪を割るようにして咲き出すのが名の由来。
 別名「三角草(みすみそう)」
   葉が三裂するところから。これの別名を雪割草と呼ばれております。
 「洲浜草(すはまそう)」
   葉の形が、祝いの席に飾る島台の ”州浜”に
   似ているところから。これも別名を雪割草と呼ばれております。
・ハート型の葉っぱの形から、英語で「Liver leaf(肝臓の葉)」
 とも呼ばれております。

《基本情報まとめ》
・金鳳花(きんぽうげ)科。
・学名
  Hepatica nobilis
    var. japonica
    form. variegata(洲浜草)
  Hepatica nobilis
    var. japonica(三角草)
   Hepatica : ミスミソウ属
   nobilis :気品のある、立派な
   japonica : 日本の
   variegata :斑紋のある、雑食の
 Hepatica(ヘパティカ)は、ラテン語の「hepaticus(肝臓)」が語源。
 葉の形に由来。
 (Primula(サクラソウ属)に属する、とする説もあり)
 
早春に開花。

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ウィキペディア その他より掲載
必要に応じ加筆・訂正致します。






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