何て素敵だっただろう…
Bunkamuraシアターコクーン「元禄港歌-千年の恋の森-」 スポット動画
東京公演の千穐楽
どうしてもこの日しか行けない!
なのにチケットが完売…
どうしても行きたい一念で色々なチケット会社を覗き、何とかチケットをGet
そこまでした甲斐があったぁ~
とても懐かしい、情緒のある空間に身を置く事が出来たことに先ず感謝。
演出 : 蜷川幸雄(シアターコクーン芸術監督)
糸栄 : 市川猿之助
初音 : 宮沢りえ
万次郎: 高橋一生
歌春 : 鈴木杏
信助 : 段田安則
舞台の演出だけで懐かしい郷愁の思いに掻き立てられ、その幻想的な空間・・・絶えず変わりなく時を刻むような椿の音。
闇の中を生きるとは、音と触感・・・そして、人のこころ なのだろか?
そんなことを、ぼんやりと思い馳せながらオペラグラスを覗いた。
舞台というより、人が生きてる一つの空間が切り取られ目の前にクローズUpされている
夢と現実が完全に融合している状態に似てる感覚…
盲目である糸栄、初音は、今目の前で息づく人であるかのような錯覚さえ抱くほど
猿之助丈と、宮沢りえさんの所作、表情・・・
歌春の若さゆえの儚さは涙をそそられました。
カーテンコールの最中も、役者さんがそこに勢ぞろいしているのに
先程まで見ていた空間から抜け出せず・・・ 心の内側から満たされてくるような満たされていくような
満足と云う言葉が下世話に感じられるほどの感動でした。
素敵な時間に感謝です。