Über den Bergen

山のあなたの空遠く
「幸さいはひ」住むと人のいふ。

郡上おどり「松阪」

2014年08月05日 | 

 鵜舟の篝火赤々と
 世にも名高き長良川

 その水上の越美線
 郡上八幡名にしおう

 三百年の昔より
 士農工商おしなべて

 泰平祝う夏祭り
 音頭手拍子面白く


郡上おどり「松阪」

曲の解説によると…φ(..)メモメモ

「まつさか」は必ず最後に踊る曲になっている。これは、「まつさか」は拍子木と歌のみを伴奏にして踊る曲で終わった後は拍子木を懐に入れて帰って行くことができ、片付けの手間がないために「まつさか」が最後に踊る曲となっている。

郡上の「まつさか踊り」の囃子詞にある「ア、ヨイヤナ、ヤートセ」は伊勢音頭の「ヤートコセ、ヨーイヤナ」の変化したものです。踊りの手振りや足の運びかたが比較的単調であるのに、長い伝統をもっているということは、その歌詞が諸種の語り物から、地元の名所案内や、郷土の伝説などにつながる口説節になっていて、多くの人々から愛着をもって迎えられているからでしょう。


郡上おどり「郡上甚句」

2014年08月04日 | 

 やぐら太鼓に 
 ふと目を覚まし
 明日はどの手で 投げてやろ

 嫁をおくれよ 戒仏薬師
 小駄良三里に ない嫁を

 盆じゃ盆じゃと
 待つ内ゃ盆よ
 盆がすんだら 何を待つ

 

郡上おどり「郡上甚句」

曲の解説によると…φ(..)メモメモ

江戸時代末期に流行した相撲甚句が地相撲の盛んであった郡上に伝わり盛んに謡われまし­た。土俵入りの動きが曲にうまく納まるというおもしろい特徴ももっている。

甚句という盆踊歌は、地の句が鈍ったものといわれ各地の歌詞にもその地方で唄いつがれたものが多い。詩形は、ほとんど七・七・七・五調からなるもので囃子詞や節回しは、それぞれに異っており郡内でもまちまちです。


郡上おどり「さわぎ」

2014年08月03日 | 

 呑めよ騒げよ一寸先ゃ闇よ
 今朝も裸の下戸が来た

 花が蝶々か蝶々が花か
 来てはちらちら迷わせる

 若い娘と新木の船は
 人が見たがる乗るたがる

 一夜寝てみて寝肌がよけりゃ
 妻となされよいつまでも


郡上おどり「さわぎ」

 

曲の解説によると…φ(..)メモメモ

元禄時代に流行した騒歌は、遊里で三味線や太鼓を用いて賑やかに唄ったもので、地方での騒ぎは、酒宴などで賑わしく唄い踊ったことをいったものです。また、江戸中期以降には、他所からの出入りを許された旅芸人などによって伝えられたものらしい。郡上では、この踊りに三味線も太鼓も入れないが、派手な手拍子と、ことさらに踏み鳴らす履物の音が勢いよく響いて見物衆を興奮させる。歌詞には、男女の情緒を唄ったものが多いのだとか。


郡上おどり「猫の子」

2014年08月02日 | 

 猫の子がよかろ
 猫でしやわせ
 ねずみょ取る 

 猫がねずみ取りゃ
 いたちが笑う
 いたち笑うな われも取る 

 てっかりてっかりてっかりと
 金のようらく
 下げた様な


郡上おどり「猫の子」

曲の解説によると…φ(..)メモメモ

郡上の民謡は、特定の作者が作詞したものでなく、文字を知らない民衆が生活のまにまに踊の和楽の中に口をついて出る即興のもので、それが民間に伝承され作業唄となり、盆踊り唄となり、お座敷唄となって時代の変遷に沿いながら成長を遂げたものであって文字の詩でなく音の詩であり農民の声調にのって初めて詩になったものだそう。

かつて養蚕農家では蚕を食い荒らすネズミ退治に猫が大切に飼われていました。子猫の愛­らしい所作をまねして動きに取り入れ奔放におどる愉快なおどりです。