LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ダットサン240Z(21)

2009年06月09日 23時43分01秒 | モデルカー製作記
いよいよ梅雨入りですね。この季節、晴れ間は非常に貴重なので、ここ数日、雨の合間をぬって仕事の方の塗装にいそしんでいました。
そのせいで、趣味の模型の進展はおあずけ状態でしたが…

バタバタしているうちにオーバーコートが完全に乾いたので、コンパウンド磨きを決行。
Zは意外に磨きにくいクルマです。凹凸がわりと多いんですよ。フロントフードにはバルジがあるし、フェンダーアーチにはリップがあるし、サイドシルにも段差があります。大昔、某ショップの下請けモデラーをやっていた頃、プロバンスのZはずいぶん作りましたが、当時は表面を直接ペーパーで研いでコンパウンドでツヤを戻していたので、磨くのが大変だった記憶があります。こういうクルマこそ中研ぎオーバーコート向きなんですね。

磨きのメニューは全くマンネリと言うか、いつもの通り。ソフト99細目でユズ目を除去、タミヤ青蓋でツヤを出し、ユニコンFMCで仕上げ。その後、ぬるま湯の中で中性洗剤を付けて洗いながら磨きます。スジ彫りの中に残ったコンパウンドを除去するとともに、表面の光沢も一段アップ。乾いたらもう一度ユニコンで軽く磨いて、終了です。
もうこの数年ずーっとこのやりかたで変化無し。これ以上、改良の余地もない感じですね。

というか、今さら変えたくないんですよ。これで満足いく結果が出ちゃってるので。
新しいコンパウンドが色々出てるんで、模型ブログ的には色々試して皆さんの噛ませ犬になってみるというのがイイんでしょうけど、ワタシ的には全然必要ないので、当分やりません。

フードのツヤ消しコートは、ガイアのフラットクリアーを使用。これ、白くならないので気に入ってます。今回は気持ち濃いめに希釈して、ザラっぽく仕上げてみました。ラリー車ならではの荒々しい感じを出したいな、と。
ノーズのライセンス・プレートとラリー・プレート、それにダットサンのエンブレムがある赤くぬり残されている部分は、マスキングしてツヤを残します。
写真だとちょっとわかりにくいんですが、実物はこの3つだけがテカテカしていて非常に目立ちます。

今気が付いたんですが、ラリー・プレートのパネルラインにかかっている所に切り込みを入れちゃったのは、考証的にはミス、ですね。モンテのプレートはステッカーじゃなくて、たしか硬いプレートでしたっけ。デカールの乗る部分だけ、スジ彫りを埋めておくべきでした。でも、そもそも実物はプレートはフードの方で収まってて、パネルラインにはかからない筈なんです。要するにデカールが少々大きいんですね。
まあ、今になってはいじれませんから、このまま行っちゃいます。「自分の」なので、細かい事は気にしない。

お次はボディ細部の色さしです。これがいちいちマスキングだから、結構手間がかかるんだよね。
面倒?いやいや。楽しいんですよ。道楽ですから。


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