LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

シボレー・コルベットC1(8)

2015年01月16日 10時23分39秒 | モデルカー製作記
中研ぎ&オーバーコートをやったあと、猛烈に忙しくなってしまって、1ヶ月以上放置したままになっていたコルベット。
塗装の落ち着きを考えると、それくらいのインターバルがあった方が、むしろ良いのではないかという気もしますが…ともかく、コンパウンド磨きです。

いつものことですが、オーバーコートで充分にツヤが出ているので、もうペーパーは一切当てず、直接コンパウンドで軽く磨くだけにします。

↑ソフト99細目で軽く磨いたところ。表面のユズ目はほぼ除去出来ましたが、ツヤはもう一歩って感じです。写真だとなかなか表面の状態は判りにくいですね。



↑スジボリ堂のシステム・コンパウンド、粗目と細目で磨いたところ。フロントフード中央の反射が少し立ってきたかと…



↑スジボリ堂の極細目で磨いたところ。肉眼だとかなりイイ感じになってるんですが、写真だとあんまり変わらなく見えるなぁ。ウーム説得力のない写真だ(笑)

このあと、ぬるま湯の中で中性洗剤をつけて、柔らかい布で擦り洗いをしました。スジの中に詰まったコンパウンドはそれで完全に洗い落とせますし、ツヤもさらにアップします。

ツヤが出た、ツヤが出たと毎度書いていますが、実をいうと私は、最近はもう「完全液体光沢!」みたいなツヤはあまり求めなくなりました。
モデルカーの表面のツヤについては、人によっていろいろな考え方があるかと思います。私もかつてはツヤ至上主義者で、キトキトになるまで磨き倒し、結果、やりすぎて下地が出ちゃってシオシオしたりしてたもんです。
でもここ数年は「キレイだけどいかにも塗装してある風」でイイのではないか、と考えるようになりました。少しくらいエアブラシの粒立ちが残っていても構わない。
ただ問題は「「キレイだけど」の部分なんですよね。何をもって「キレイ」というのか。見る人によっては、今の私の塗り方は「手抜き」に思えるかもしれません。

結局のところ、絶対唯一の正しい答なんて存在しないのだろうと思います。自分がイイと思えればそれで良いのです。どういう塗り方をしても、見る人によって好き嫌いはあるわけだし。
液体の光沢に肉薄するようなツヤが出ても「お茶碗みたいで何の風情もない」と言われちゃうこともある。それはそれでその人個人の感じ方だから、仕方がない。

まぁそんなワケで、今回も自分としてはけっこうイイ線いったかな、と思っています。キレイで自然な感じのツヤが出たのではないかな。
次回はディティールのメッキ塗装です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿