LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ポルシェ911スピードスター(2)

2015年06月07日 10時42分14秒 | モデルカー製作記
ターボボディのスピードスター化に成功したので、あとは外装細部の手当をどんどん進めていきます。

↑ウィンドシールドを取付けるスカットルのフチの部分は、ピラーを除去するだけではなく、形状の変更が必要でした。
スピードスターのウィンドシールドはカブリオレとは異なり、ピラー無しで透明部品を直接ボディに接着するようになっているので、ボディ側に位置決めのための細かいモールドがあるんですね。ここはスピードスターから移植するわけにはいかないので、窓枠のモールドを削り取って、真ん中に位置決めの切り欠きを入れました。
透明パーツとの擦り合わせを繰り返し、隙間無く取付けられるように整えましたが、透明部品の厚みだけで接着するようになるので、強度不足の心配が…



↑エンスージャストモデルと共通のボディなので、エンジンフードは別体ですが、今回はリアルスポーツカーのシャシーを使うのでエンジンは無し。ターボルックはNAエンジンなので、スピードスターのウィング無しのフードを使います。ターボのウィングを付けている個体も結構あるみたいですが、ツルンとした猫背のリアエンドにはウィングはない方がカッコ良いと思います。
フードを接着して合わせ目にポリエステルパテを詰め、パテが柔らかいうちに爪楊枝でスジを彫りなおしました。



↑バンパーとボディの合わせ目にもパテを詰めて整えておきます。オーバーフェンダーからバンパーにかけての面がキレイに繋がらず、かなりペーパーで削り込みました。こういうところに手間がかかるのは、ちょっと古いフジミ製キットのお約束ですね。



↑サイドシルのカバーも塗装前に一体化し、継ぎ目をパテ埋め。リアカウルと「棚」のフチの間の隙間もパテ埋めしました。すべて元々一体モールドだったかのように仕上げておきます。



↑フロントバンパーも接着し、ホイールアーチの形がキレイに繋がるように、ペーパー削り込んで整えました。アーチの形がぎこちないとすごくカッコ悪いですからね。



↑ヘッドライトベゼルも接着、一体化。バンパーのプロテクターは、正面は一体ですが、両サイドはなぜか別パーツなんですね。これも接着&パテ埋め。
バンパーはターボのキットからそのまま流用したので、エプロン状のチンスポイラーが側面まで回り込んだモールドになっています。実車のスピードスター・ターボルックでは、黒いチンスポはついていないのが標準的な仕様ですが、ノーマルボディからバンパーを持ってくると、フェンダーアーチの幅が合わないんですね。実車はオプションでターボ顔も選べたようなので、このままいくことにしました。

まだまだあちこちに要加工な箇所が残っています。次回も下拵えの続きです。




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