LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ポルシェ911スピードスター(3)

2015年06月10日 09時46分30秒 | モデルカー製作記
今回もいつもと同じく、ボディのスジ彫りは0.2㎜のBMCタガネで彫り込んで深くしました。
これをやっておくとスミがシャープに入るので、完成した時キリリと引き締まった感じになって良いのです。

↑ターボのボディはフードが切り離し可能で、スジの裏側が薄くなっています。うっかり彫り過ぎると貫通しちゃうので要注意。ちなみに、スピードスターのボディはフード裏は薄くなっていませんでした。エンスージャストモデルのスピードスターもあったと思うんですが、あれはまたボディは別物なんだろうか?



↑ドアのスジ彫りも深くしておきます。911のボディは面構成が単純なので、スジ彫りもしやすいですね。



↑バンパーの後側には黒いゴムのカバーがついています。5マイルバンパーなので、カバーの下には隙間があって、衝突時に収縮して衝撃を吸収するんですね。ところがキットのバンパーにはこの部分のモールドがありません。そこで、スジ彫りを追加することにしました。
まず、ボディとバンパーの境目にマスキングテープを貼ってデザインナイフで切り出して、フード前端部のラインを写し取ります。



↑一旦剥がしたマスキングテープを黒いカバーの分だけ前方にズラして貼り、デザインナイフでなぞるように切り込みます。Rが変わる両端部は、フリーハンドで側面に繋がるラインを出しました。



↑そのままだと見にくいので、切り込みにエナメルのスミを流し込みます。



↑デザインナイフの切り込みに彫刻刀を入れて彫り込みます。彫刻刀の刃のカドをキッチリ出して研いでおくと、すーっと軽く彫り込むことが出来ます。



↑彫刻刀で彫ったスジは太さが一定していないので、Pカッターで彫り込んで太さを一定に整えます。



↑最後にBMCタガネでスジを深く彫り込み、整えます。



↑スジ彫りの出来上がり。これで塗り分けの時のマスキングが楽になりました。



↑リアバンパーのゴムのプロテクター(四角く出っぱった部分)とバンパーの境目にもスジ彫りを追加して、別体感を強調します。外側のカドはちょっと失敗してますが、あとで修正します。



↑ターボのリアフェンダーには黒いストーンガードがありますが、ボディにそのモールドは無く、デカールを貼るだけになっています。
それでは物足りないので、ここにもスジ彫りを追加することにしました。デカールを元に、0.3㎜のプラバンからストーンガードの型紙を切り出しました。



↑型紙を両面テープでリアフェンダーに貼り付けて、BMCタガネでその輪郭をなぞります。





↑左右共通の型紙を使って彫ったので、ほぼ同じ形のスジ彫りが出来ました。これも塗り分けの時にマスキングのガイドになります。
ストーンガードの下の方に丸いスジ彫りが一部見えていますが、これはフレームとボディの接続部を隠しているカバーで、実車にもありますから、消しちゃイケマセン。

次は、ほとんど接着シロのないウィンドシールドの取り付けをどうするか、ですね。これはちょっと意外な方法で解決しましたよ。



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