LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

「日本沈没」見てきました

2006年09月14日 11時18分00秒 | 映画&小説関連
今頃かよ?という感じですが、涼しくなってようやく映画館に行く気力が出てきました。

この夏は全然、映画見なかったですねえ。初夏にクルマの電気系統が壊れて乗れなくなり、7月にようやく部品が来て修理出来たと思ったら、今度はエアコンのガスが抜けて冷えなくなり、忙しくてガス補充にも行けず。
その後は夏風邪をこじらせてずーっと体調不良。もう映画なんてどーでもイイって気分でした。
一度行かなくなると、今度はヒマがあって体調も良くても、映画館に足をのばすこと自体がかったるくなりますね。

昨日はいろいろと買い物をする用事があったので、その帰りに映画館に行ってみたワケ。時間も何も調べないで出かけたので、一番見たかった「ゲド戦記」(これも今さらという感じか…)は時間が合わず、成りゆきで「日本沈没」となりました。
平成ガメラ・シリーズの特撮や「ローレライ」の監督の作品ですから、まあハズレはないだろうと思って見たんですが、なかなか面白かったですね。けっこう感動しちゃいました。

主演の2人もとても良かったけど、むしろトヨエツと大地真央、それに石坂浩二が印象に残りましたね。
トヨエツの田所博士は旧作の雰囲気とはずいぶん違っていて、「インディペンデンス・デイ」のジェフ・ゴールドブラムみたいでカッコ良かったですね。
大地真央はもともと好きな女優さんなんですが、彼女の演じた鷹森文部大臣は、政治家としてのスケールの大きさや重厚さと、女性閣僚ならではの繊細な雰囲気を、よく表現していたんではないかな。
石坂浩二はやはり名優ですね。出てくるだけで映画の空気感が引きしまります。前半であっさりいなくなっちゃうのが惜しい。でも、山本首相が最後まで頑張ってしまうと、映画の中で突出したヒーローになってしまったでしょう。それはこの映画にはかえって良くなかったかも。

ま、しかし、この映画の主役は何と言っても破壊される大地や都市であり、逃げまどう群集です。それを象徴する登場人物がいました。
映画の冒頭、山本首相がレセプションホールの前で偶然見かけた、無名の新婚夫婦です。
彼らは次には空港で飛行機に乗れずに取り残されるフェンス越しの群集の中に、赤ん坊連れで登場します。そして最後は妻の方だけが、廃虚の中をさまよう避難民として、主人公の小野寺と遭遇します。
この演出は目立たないけど、上手い!

というわけで、ひさしぶりの映画鑑賞は大いに楽しめました。この秋は億劫がらず、映画館に行かないとね。





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