えー、ここんとこちょっと趣味の模型はサボってます。だって暑いんだもの。
昼間、うちの塗装ブースの気温は45~48度に達します。塗装してるとだんだん気が遠くなってきて、なんかこう気分がほわーんと良くなってきます。
ヤバいヤバい。熱中症一歩手前だ。しかも「症」の字が変換すげぇ先の方だ…。
夜になっても涼しくならないので、ついついダラリーンとテレビなんか見ちゃって、作業机に足が向きません。いかんなあ。
どうせ作らないのだったら、少しは有意義な事をしに行こうではないか。
つーことで「トランスフォーマー」であります。
たまにはハリウッドの特撮バカ映画もいいか。スカッとしそうな内容ではあるし。
同名のオモチャ方面には全く関心が無いんですが、しかしですね。クルマだのケータイだのラジカセだのが、ケテケテッとロボット形態に変身して暴れまくるというのは、私みたいなロートルのSFファンにはちょっとササるモノがあります。
昔読んだPKディックの小説で、殺人機械が要人の暗殺をやらかした後でテレビに化けてシレッと犯行現場にいるんですが、正体がバレるや、いきなり飛行機械に変身して大気圏離脱!みたいなのがあったんですよね。このガジェット感覚はまさしくディックの真骨頂。
「トランスフォーマー」はまさに映画全体がもうガジェット状態という点で、筋金入りのフィルディッキアンを自認する私としては、見ない訳にはいかない映画でした。
しかし、所詮はオツムからっぽなマイケル・ベイが監督ですから、見事なまでに毒にも薬にもならんというか、見終わって全く何も残らない。
ディックの小説みたいな、現実認識がユラーリユラリと不安定化する目眩感覚みたいな、高度な精神性なんざカケラもありません。
しかし、エンターテイメントとしてはかなり良く出来てます。熱帯夜の暇つぶしには最適。
ケナしているみたいですけど、実はけっこうホメてるつもり。面白かったですよ充分に。クルマからロボットに変身する機械生命体の特撮は、ホント素晴らしかった。前半のダサイ青春映画とSF戦場アクションが中盤でXファイル的に合体するところも、なかなか上手い。
あと、意外なことにこの映画、「ロボットの映画」というよりは、「クルマの映画」になっていました。
世間一般のクルマ好きの男の子は、誰しも少なからず、自分の愛車に対してフェティッシュな感情を抱いているものです。友だち?恋人?もしくは可愛いペット? そのへんを非常に美味しく、くすぐってきます。
感情があって言葉を話し、時にはロボットに変身してボクを守ってくれる、力持ちの頼れる友達みたいな、でもボクが一緒に居ないと走れない、君はクルマ。ボクはドライバー。
ほら、恥ずかしいけど、ウルウル来ませんか?(笑)
そして、そんなボクらをきっちり理解してくれる、超セクシーダイナマイトバディのクルマ大好き美少女まで登場。もう都合良すぎでしょうにアンタ。
というわけで、クルマフェチ少年の成れの果てとしては、見事に乗せられちゃってシボレー・カマロ2009が作りたくて作りたくて、しょうがない今日この頃。
AMTからわざわざコンセプトカーのキットが出てるのは、そういう事だったんですね。
あと、高速道路で悪いクルマロボット達が一般市民のクルマを蹴散らすシーンで、1台の190Eが路肩に蹴り出されて大破してたのは、うちのベンゾー君にはナイショです。
昼間、うちの塗装ブースの気温は45~48度に達します。塗装してるとだんだん気が遠くなってきて、なんかこう気分がほわーんと良くなってきます。
ヤバいヤバい。熱中症一歩手前だ。しかも「症」の字が変換すげぇ先の方だ…。
夜になっても涼しくならないので、ついついダラリーンとテレビなんか見ちゃって、作業机に足が向きません。いかんなあ。
どうせ作らないのだったら、少しは有意義な事をしに行こうではないか。
つーことで「トランスフォーマー」であります。
たまにはハリウッドの特撮バカ映画もいいか。スカッとしそうな内容ではあるし。
同名のオモチャ方面には全く関心が無いんですが、しかしですね。クルマだのケータイだのラジカセだのが、ケテケテッとロボット形態に変身して暴れまくるというのは、私みたいなロートルのSFファンにはちょっとササるモノがあります。
昔読んだPKディックの小説で、殺人機械が要人の暗殺をやらかした後でテレビに化けてシレッと犯行現場にいるんですが、正体がバレるや、いきなり飛行機械に変身して大気圏離脱!みたいなのがあったんですよね。このガジェット感覚はまさしくディックの真骨頂。
「トランスフォーマー」はまさに映画全体がもうガジェット状態という点で、筋金入りのフィルディッキアンを自認する私としては、見ない訳にはいかない映画でした。
しかし、所詮はオツムからっぽなマイケル・ベイが監督ですから、見事なまでに毒にも薬にもならんというか、見終わって全く何も残らない。
ディックの小説みたいな、現実認識がユラーリユラリと不安定化する目眩感覚みたいな、高度な精神性なんざカケラもありません。
しかし、エンターテイメントとしてはかなり良く出来てます。熱帯夜の暇つぶしには最適。
ケナしているみたいですけど、実はけっこうホメてるつもり。面白かったですよ充分に。クルマからロボットに変身する機械生命体の特撮は、ホント素晴らしかった。前半のダサイ青春映画とSF戦場アクションが中盤でXファイル的に合体するところも、なかなか上手い。
あと、意外なことにこの映画、「ロボットの映画」というよりは、「クルマの映画」になっていました。
世間一般のクルマ好きの男の子は、誰しも少なからず、自分の愛車に対してフェティッシュな感情を抱いているものです。友だち?恋人?もしくは可愛いペット? そのへんを非常に美味しく、くすぐってきます。
感情があって言葉を話し、時にはロボットに変身してボクを守ってくれる、力持ちの頼れる友達みたいな、でもボクが一緒に居ないと走れない、君はクルマ。ボクはドライバー。
ほら、恥ずかしいけど、ウルウル来ませんか?(笑)
そして、そんなボクらをきっちり理解してくれる、超セクシーダイナマイトバディのクルマ大好き美少女まで登場。もう都合良すぎでしょうにアンタ。
というわけで、クルマフェチ少年の成れの果てとしては、見事に乗せられちゃってシボレー・カマロ2009が作りたくて作りたくて、しょうがない今日この頃。
AMTからわざわざコンセプトカーのキットが出てるのは、そういう事だったんですね。
あと、高速道路で悪いクルマロボット達が一般市民のクルマを蹴散らすシーンで、1台の190Eが路肩に蹴り出されて大破してたのは、うちのベンゾー君にはナイショです。
メタモルフォーゼな機械っていうのは、SFではもう定番なわけで、同時に「ありえないだろ」っていうのもあるわけですが、最近のCGがそこを巧みに視覚化していて、ちょっとたまらないです。でもマイケル・ベイなんですよね…パール・ハーバーもアルマゲドンもほとんどお笑いの領域というか。
DVDを待とうかなあ(笑)。
クルマロボットの変型シーンは、コマ送りでじっくり見てみたいですね。かなり細かく動いているらしいんですが、よほど動態視力が良くないと目で追いきれない(笑)。DVDを待つのはイイかもしれません。
ちょっと不満だったのは、パンフにクルマの事が全く書いてないこと。配給会社はこの映画の本質を全く理解してないですね。
主人公がコ汚い中古車として手に入れるのが70年型カマロというのも微妙に渋い選択だし、その親父が乗ってるのがビッグヒーレーだったり、ポンティアック・ソルスティスやキャデラック・エスカレードも大活躍。
GMが協力してるので、フォード・マスタングはしっかり悪役だったりします。
実際は主人公の愛車はサイバトロンでギャグ要素もある映画と。
確かオレンジのカマロでしたよね。
個人的にはLinkin Parkのあのテーマ曲が好きです。
僕は17ですが小さい頃はよくビーストウォーズで遊びました。
ちなみにあれ、変形が複雑過ぎて戦闘シーンではどっちがどっちだかわからなくなり、観ていてちょっと疲れました。スターウォーズのEP3のオープニングと同じで、画面の情報量が多すぎだと思います(映画が原因じゃなく、私の歳のせい??)
ディックの作品も良いですよね、ハリウッドだけでなくヨーロッパの監督あたりがあえて低予算で作ったら結構面白いのができるんじゃないかな~と思います。NHKや英国BBCの短編ドラマの枠で作ってもいいんじゃないかな?
70年型カマロはこれまでそれほど好きじゃなかったんですが、情が移りました。カマロ・コンセプトは文句無しにカッコよかったですね。
捕らえられて主人公と引き離されるシーンでは、不覚にも少しウルッときました。
>田野中さん
そうそう。私もそうでした。ロボット形態になっちゃうとみんな同じに見えて区別がつかないんだな。最後の市街戦は凄い迫力だったけど、少し飽きました。
CGを多用した映画だといつも感じる事なんですが、脳が映像の情報を処理しきれないので疲れちゃうんですね。
ディックは短編に良い物がいっぱいあるので、「ヒッチコック劇場」みたいなノリでドラマ化されると面白くなりそうですね。英国か、もしくはカナダのテレビ局にお願いしたいなあ。
これまで映像化された中では、やはり「ブレードランナー」がダントツですね。原作の意図に最も忠実だったと思います。