LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

シボレー・コルベットC1(11)

2015年02月13日 10時09分02秒 | モデルカー製作記
ここ一週間ほど、CATVの撮影やら「オートモデラーの集い」やらで非常に忙しく、お待たせしちゃいましたが、ようやく時間が出来ました。
今回はシャシー&インテリアの塗装と組立てについて。

↑シャシーにインテリアのほとんどが一体でくっついているのは、初期プロバンスのお約束。このキットの場合はダッシュボードは別部品でボディ側につくようになっているので、その分、塗装は多少楽ですね。
屋根付きの場合はドア内張りは省略されている場合が多いんですが、コイツはなぜか中途半端にドアトリムの下半分だけがモールドされています。



↑シートのモールドは縦スジがヘニョヘニョしているのでイマイチな上、気泡も結構あってアチャーな感じです。
スジを彫りなおし、パテで気泡を埋めて、なんとか見られる程度には修正しました。



↑シートの間のパネルは実はボディパネルの一部なんですが、成型の都合上こちらにモールドされています。削り取ってボディ側に作り直すという手もありますが、今回は、まあそこまでしなくても、と思いました。ボディと同じく、メタリックブルーを吹いて、クリアーコートしました。
実車のディティールに近づけるのは大事ですが、あまり手を入れ過ぎて旧いキットならではの空気感を損なうのもイヤなんですよね私は。



↑インテリアの色はしぼれーのカタログで言うところの「ベージュ」。Mr.カラーのタンにウッドブラウンを少々混ぜたものです。
C1初期型は赤いインテリアのイメージが強いですが、54年のペナントブルーのボディにはベージュのインテリアが組み合わされます。ちなみにペナントブルー以外のボディカラーの場合、インテリアは全て赤です。



運転席の足元にある小さなレバーは、虫ピンの頭を小さく削ってエポキシボンドを盛ったもの。ペダルのモールドには黒を乗せておきました。外観に出ない部分は全てフラットブラックで塗りつぶしておきました。



↑ドアトリムの上半分が無いのもおかしいので、0.3㎜のプラバンでトリムを延長しました。ボディの内側にピッタリと沿うようにしてあります。



↑いつもはタイヤ/ホイールはボディとシャシーを合体させてから取り付けるんですが、今回は前後ともタイヤの上部がホイールアーチに少し隠れる感じなので、あとから取り付けるのは不可能です。シャシーの軸穴はゆるゆるで、タイヤがホイールアーチの奥に当って位置が出るようにしてあるので、ボディと仮組みしながら軸を接着しました。



↑前回いきなり取り付けちゃったダッシュボードですが、詳細をまだ書いていなかったので、ここで振り返っておきます。
コルベットの象徴とも言うべき左右対称なダッシュ形状。モールドはあまりきれいじゃないですが。これでもさんざんパテ埋めしたあとです。



↑上面はボディと同色。真ん中の穴はバックミラーの取付け穴です。



↑正面は内装色と同じベージュ。メーターデカールはキットのものですが、下の方の小メーターは貼ってみたら形がイマイチ合ってないことに気付きました。しかしデカールはかなりパリパリになっていて、下手に切り離したりするとバラバラになりそうです。これで妥協するしかないなぁ。とりあえず全体にフラットクリアーを吹いて落ち着かせました。
ドライバー正面の扇形メーターには、デカールの上にUVクリアーを薄く流し込んでおきました。



↑ステアリングはキットの部品が歪んでいて、全く使い物にならないので、そっくり自作することにしました。
まず、0.8㎜の洋白線をデザインナイフの軸に巻きつけて丸いリムを作り…



↑リムの下側でハンダ付けして表面をペーパーで削って整えましたが、そのせいで平らな形になっちゃいました。このへんは次回の課題ですね。中央の丸い部分は余りエッチングにハンダを持って作ったものです。
同じようにしてホーンリングも作り、スポークをハンダで取り付けて…



↑全体を白く塗装し、ホーンリングの塗装を拭き取れば出来上がり。まぁちょっといびつですし、リムの正面が平たいのもイマイチですが、まぁチッチャイのでね。



↑取り付けてしまえば、細部は意外に気になりません。

これで上下合体の準備完了! 次回、いよいよ完成です。
リアルの方ではすでに完成していて「オートモデラーの集いin横浜」に持っていきましたので、ご覧くださった方も多いと思います。「こんなにちっちゃかったのか!」と驚かれた方が結構おられました。1/43ですから、全長は10センチほどと手のひらサイズなんですが、ブログの写真だと大きく見えるので、実際のサイズがピンと来ない方が多いみたいですね。





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