LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

シボレー・コルベットC1(12)

2015年03月04日 11時58分47秒 | モデルカー製作記
完成直前で忙しくなって足踏みしちゃいましたが、半月ぶりの更新です。
どうも毎月後半は忙しくなっちゃっていけません。それに今年は2月が28日までしかなかったしね。

↑ヘッドライトとラジエーターグリルを取り付けました。
どちらもメッキされたメタルパーツでしたが、とにかく表面が汚いので、ペーパーかけてサフ吹いて下地ブラック吹いてメッキシルバーNEXT、というお馴染みの手順で仕上げてから取り付けています。バンパーと質感が揃っているので見た目の統一感も出て、上々な感じ。
ライトレンズはキットには入っていないので、ZモデルのメーターベースにUVクリアを盛りつけて、トロンあたりの別売パーツっぽいのを自作しました。



↑53年から55年までのC1は、ヘッドライトが最大の特徴ですよね。ヨーロッパのスポーツカーならここに透明なカバーを付けるところですが、当時のアメリカではヘッドライトにカバーを付けるのは禁止されていたので、ストーンガードという名目で金網が被せてあるんですね。
キットはこの部分は透明レジンの塊なんですが、それじゃあんまりなので、エッチングのメッシュを使いました。レーシング43のラリーカーに入っていたブッシュガードの残り物なんですが、これがまたちょうど良いサイズだったのです。
グリルの脇のウィンカーは、キットに入っていた透明パーツ。黄変も無く、意外にきれいなモールドだったので、そのまま使いました。



↑洋白線で自作したサイドモールは、ボディのミゾの中に透明エポキシをつけて、ハミ出しをエネメルシンナーで拭き取ってから、モールをハメ込んでマスキングテープでおさえておきました。



↑リア周りの小物パーツも取り付けました。
テールライトはキットのパーツですが、ちゃんとクリアレッドで着色成形されていたので、リムの部分にメッキシルバーを筆塗りして取り付けました。
ライセンスプレートホルダーはフロントグリルと同様、メッキ調塗装しています。
エクゾーストエンドはキット付属のメッキパーツではなく、1.4㎜径のアルミパイプに置き換えました。



↑遂に上下合体。ワイパーはキット付属のエッチングです。



↑フロントのグリルガードとライセンスプレートを取り付けました。プレートはキットには入っていなかったので、0.1㎜の洋白板で自作しました。プレートのデカールは年式によって色が違っているんですが、53年のプレートは黄色で、偶然ながらボディカラーとの相性が抜群でした。



リアのプレートは透明カバーがつきます。ジャンクのヒートプレスからカーブが合っているのを選んで切り抜きましたが、そのまま取り付けると接着痕が目立つので一考。
ホルダーの凹みの中にUVクリアを流し込み、ヒートプレスを被せて、周囲にあふれたクリアを吹き取ってから硬化させました。プレートは透明レジンの中に封入されて水中花状態(笑)ですが、案外と違和感はありません。小スケールじゃないと出来ないゴマカシですね。

以下、完成状態をご覧ください。











旧いキットで色々と大変でしたが、なかなか雰囲気の良いモデルに仕上がりました。ディティールパーツのダメっぷりに反して基本的なプロポーションが素晴らしいので、手をかける甲斐がありました。手間がかかっても、面倒臭いというよりは楽しい工作でした。
タイヤもヒートプレスも使えず、メッキパーツもガタガタというキットの状態は、完成しちゃうともはや信じられないですよね。これだから旧い青箱はやめられません(笑)
…ということで、プロバンス・ムラージュ1/43・コルベットC1製作記はこれにて終了です。


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