LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

メルセデスベンツ300SLロードスター(11)

2011年11月03日 23時30分48秒 | モデルカー製作記
今回はインテリア取り付け篇。
なにしろパーツ少ないので、↑↓いきなり出来上がっちゃってます。



シートまで床から一体のバスタブ状で、ペダルのモールドも無いし…というか、そもそもインテリア前側が詰まっちゃっててフットスペース自体が無いんですね。ドアトリムも一体で、グリップも窓のレギュレーターも省略のノッペラボー。パーツはダッシュとステアリングとシフトレバーだけだし、シフトレバーの根元の形状も実物とはちょっと違ってる。

まあしかし、キットの設計年代を考えたら上げ底水没ドライバーじゃないだけマシです。こういうキットを細かく作り込むってのも、ちょっとヤボな気がするし。ってことでストレートに塗装して組立てちゃいました。
ただ、インパネはけっこう細かくモールドされているので、丁寧に塗装してます。ボディカラー部分を塗り分け、メーターやスイッチ類のモールドにドライブラシでシルバーをのせて、メーターと時計の部分には透明エポキシでレンズの表現も。ステアリングがでかいのでイマイチ目立ちませんけどね。

↓続いて、ボディ内側を黒く塗り潰しました。マスキングはこれだけ。外側から窓の開口部にマスキングテープをベタ貼りして、ボディの内側にブラシを突っ込むようにしてフラットブラックを吹きます。



お次はメッキトリム。今回はいつものクロームマスター貼り込みではなく、全てスーパーミラー2でやることにしました。その方がキットの性格に合っているような気がしてね。
黒い窓枠やモールの場合は、部分ごとにマスキング→塗装→剥がす→マスキングと繰り返していきますが、メッキ塗装の塗膜は弱いので、その上にマスキングテープを貼ることは出来るだけ避けたいわけです。

↓そこで、全部一気にマスキングして、窓枠もサイドモールもヘッドライトのリフレクターも一度に吹くことにしました。



↓大きなハミ出しや吹き込みも無く、ほぼ成功です。スーパーミラー2は下地に同メーカーのクリアーを推奨されていますが、私はいつもEXクリアーの上に直接吹いちゃってます。定着には別段問題は無いようで、すぐに剥がれたり取れちゃったりということは起きていません。まあ、あんまり触らないようにはしていますけどね、



↓写真だとなんかあんまりメッキ感が出ていない感じですが、肉眼ではけっこうイイ感じになってます。クロームマスターみたいなキランキランの光り方じゃありませんが、磨いたホワイトメタルっぽい重厚な光りかたで、やはりこのキットの雰囲気にはピッタリかな、と。



↓窓ガラスはかなり曇っていたので、2000番のフィニッシングペーパーでよく研いで、コンパウンドで磨いて透明度を上げました。旧い金型のキットにはこれはもう必須ですね。ガラスの取付けは内側からマスキングテープで固定して、エクセルエポを流してます。塗装前にガラスの合わせをキッチリやっておいたので、無理に引っ張って合わせる必要は無し。
インテリアも下からパコッとハメるだけですが、リアガラスとトノーカバーがちょっと干渉して、なかなか所定の位置に納まらず。どうりで、説明書にはトノーカバーとハードトップどちらか一方だけ取り付けるように書いてあるワケです。両方を少しずつ削って、なんとか辻褄を合わせました。



内装色をタンにしたのは正解だったようです。内外のコントラストが実にイイ感じ。ドア窓はガラ空きですが、ノッペラボーのドアトリムは意外に目立たず。
ダッシュ上のバックミラーは厚みが目立ちますが、これはウッカリではなく、判っててあえてそのまま残してます。こういうところをシャープにしちゃうと、全体のまったりムードが崩れちゃいそうなのでね。

お次はついに上下合体。いよいよ完成が見えてきましたよ。


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