キタジマ式酵素健康法

食べ物だけで如何にして生涯を健康で生きていくかを検証する。

癌を消す食べ物?有るはず無い

2012年10月22日 00時11分31秒 | 食事療法
癌を消すレシピ
一番売れる本は癌の本と聞いたことがあります。今日の広告にまたして癌に関する本が出版されていました。
 この本には二つの問題があります。一つは、薬事法に違反するのではないかということです。「癌を消す」との表現は直接的に「治る」とは書いてはいないが消すことは、治ることとなんら変わりがないからです。効能効果を書けば薬事法違反になるという官僚たちの解釈からすれば立派な違反が成り立ちます。「癌を消す」ではなく「癌にならない」。と書けば初めから癌はないのだから効能効果とはなりません。効能効果と言うのは病気と言うものを治す力があるということです。
 問題の二つ目は、説明の文章の中に、限りなく食塩ゼロの記事。でも美味しく食べられる! 野菜果物を中心に、癌に有効な栄養分を損なわない調理法! 野菜ジュースのレシピも収録! と書いてあることです。
「無双原理」の陰陽を知らない人が見れば、「癌を消す」というタイトルに飛びつくでしょうが私の目から見れば何の根拠もない、ただ売らんがための本にしか見えません。
 食塩ゼロや、果物、野菜ジュースなどを積極的に摂ることは、癌を消すどころか限りなく癌をつくるのに関係のある食品である事になります。ここで問題なのは官僚たちの法の解釈の仕方です。
 立法は国会がするように三権分立の原理になってはいますが、その原案は(下書きは)専門分野の(所管)官僚によって作られており、国会議員はそれに従っているだけのものがほとんどなのです。
 国民の奉仕者たる公務員が実はその権力の下に国民に多大な不自由を与えつづけてきました。民主党が政権を取って少しは官僚の行為を排除しようとする形も見えてきましたが抜本的にすべての法律を見直してほしいものです。
 効能効果があるものは薬であるという解釈の仕方には、何を守ろうとしているのか疑問です。効能と効果があるのが薬だとするのなら、どうして病気を治すはずの薬の効き目が無くて病が治らないのでしょう。何の効果も効能も無い粕が食事と言うのでしょうか。病気を改善することよりも、健康で病気しない効能効果の有る食事の仕方で人生を生き抜くことが重要です。 
悪法も法だと甘んじることは見えない鎖につながれた奴隷的生き方のように感じます。法律を守りさえすれば善人だという考えでは世の中は変わらないでしょう。しかし社会制度と言うのは少数の意見を頭から押さえつけてしまっています。