ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて17年を過ぎました。今でも一番の読者は私です。

リニア・鉄道館

2012-09-01 07:46:46 | PiTaPaより遠くへ

 今日の目的地です。リニア・鉄道館はあおなみ線の金城ふ頭駅のすぐそばにあります。埠頭のすぐそばにあるというのが、鉄道関連の施設としては不思議な気もしますが、大きな鉄道車両を運んでこようと思えば、船を横付けにして運び込める方が便利かもしれません。それより不思議なことは、リニア・鉄道館の隣に結婚式場があること。なにしろ殺伐とした埠頭ですし、駅の側から見ると、海(運河?)の向こうに見えるのは製鉄所です。周辺の風景とは違和感があります。この風景の中をパーティーが終わったあと、引き出物の袋を提げた略礼服や和服が歩いているのを想像してしまいました。


 リニア・鉄道館に入ります。JR東日本には鉄道博物館、JR西日本には交通科学博物館があります。JR東海も「負けじ」と作ったのがこのリニア・鉄道館というわけですね。正式名称は、「リニア・鉄道館~夢と想い出のミュージアム~」というらしい。


 先達と差別化するために、リニアモーターカーや新幹線などJR東海の得意分野である高速鉄道にかなりウエイトが置かれています。ホンマモンの車両が多く展示されていて、車両の中に入れるところも鉄道博物館と同じ印象。


 懐かしかったのは、スハ43形式という旧型の客車。子供のころによく乗った車両とまったく同じかどうかは分からないのですが、車内の雰囲気がとても懐かしい。小さなテーブルの下についていたセンヌキ。そしてその下のJNRのロゴのついた灰皿。窓のツマミ。壁に取り付けられた扇風機のスイッチ。洗面所の水と湯のボタン。車内にいた私より先輩であろうおじさんと「懐かしいですね」と話してしまいました。


 車両の説明板はよくできています。ポイントを押さえた説明に好感がもちます。また視覚障害者用の案内も横に添えられていますが、車両の形を指で確認できるようになっていて、親切だなと思います。
  シミュレータも人気のようですが、私のような者が気になるのは鉄道ジオラマです。これがよくできています。名古屋駅を中心として東京から大阪までが詰め込まれているそうです(というのは、人の多さでその場から動けず、全面を確認できなかったから)。書き割には富士山らしき山、御岳ではないかと思われる山も書かれています。名古屋城や長島スパーランドのようなテーマパークもありました。上演時間の20分間で、1日(24時間)を表現してあるらしい。夜になると、保線用の車両が走る…


 もちろん、リニア・鉄道館も作ってあります。驚くべきはリニア・鉄道館の横で屋外ロックコンサートが開かれていて、ステージの上ではバンドメンバーが踊っている(動くのですよ)こと、さらに会場後方では、熱射病らしき症状で倒れた人がいて、それを取り囲む人たちがいること。ジオラマのあちらこちらに、気付いた人だけがうれしいクスグリが相当はめ込まれているはずだと想像しました。YouTubeで見てみると、リニア・鉄道館自身がこのジオラマの動画を公開していますが、その中にもクスグリを発見できます。小学校の遠足などで来たら、子供たちにクスグリがいくつ見つかったかを、みんなで探してみるのも楽しいでしょうねぇ。

(つづく)


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