つれづれなるままに

今、もっとも関心のある出来事を備忘録としてつづります。2005年から。

記録タイマーに変わるもの 2

2009-04-23 | 理科教育
かれこれもう15年ほど前になるか
大阪にある教育センターへ派遣されてITの講習会に参加したことがある。
そこで触ったパソコンソフトに
斜面を下る台車をビデオに撮り,それをパソコンに取り込み,
ちょうどストロボ発光装置を使った連続写真のようなものが,
パソコン画面上に描かれ,
マウスで台車の同一部分をクリックしていくと
連続写真の横にあるグラフに
座標としてドットが出てくるというものであった。
なかなかおもしろかったが,
まだビデオがアナログであり,パソコンに取り込むのが大変であったり,
解像度が悪く,台車の同一部分をクリックしたつもりだが,誤差が大きかったり,
勝手にグラフができたので,
そのグラフの意味が理解できないだろうなと感じたりした。

最近は,ビデオの解像度も上がり,同様なソフトはきっとあると思う。
しかし,もっと簡単な方法は,テレビ画面に透明なシートを貼って
台車の一部分をマークしたシートから,移動距離を出すという方法。
これは子どもたちは結構簡単に一定時間における移動距離を導いていた。
パソコンを無理に使わなくても結果が出るので,
いろいろなところで紹介されている。
たとえば
http://kjd.edu-ctr.pref.kanagawa.jp/it2007/H19itkatuyou05-06.pdf

パソコンを使った計測システムで,計測自体をパソコンにやらせ
グラフ化までしてしまうシステムも実用化されている。
たとえば
http://www.mars.dti.ne.jp/~stamio/motion.pdf

いろいろある中で,記録タイマーに変わる手軽なものは,
ビデオでとり,テレビ画面にシートを貼るタイプだろうな。
これと手一人がテレビ画面を占有している時間を考えると,
10班あれば,大変な数のテレビ画面が必要だ。
今のように液晶になっていれば,強く押しつけて書くことができないし。
ガラスを液晶の前に置くなど手間がいるな-。

こういうことを考えると,単純な記録タイマーは素晴らしいな。

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