切れ切れ爺さんの徒然撮影&日記

主に寺院や神社等を中心に、文化財の撮影と紹介。
時に世の中の不条理への思いを発言していく。

独居癌爺さんのつぶやき・・・またやって来た「腰痛」      2021年10月6日

2021-10-06 23:08:31 | つぶやき


 月曜日の朝目覚めたら、その時点で腰痛になっていた。久しぶり。というのも現役時代から腰痛は何度も経験している。定年退職後は腰痛から解放されるかと思っていたが、退職した1ヶ月後に強烈な腰痛に襲われ、一週間立つのがやっとという状態に陥った事があった。その後も中程度の腰痛は2年に1回くらいの割合でやってくる。今回もたぶん2年ぶりくらいだ。少し経てば治るだろうと思っていたが、三日目の今日の段階では全くその気配はない。今は座椅子に腰掛けてこのブログを書いているので少し楽だが、立ち上がる時にズキンとくる。たぶん一生をこの腰痛と付き合わなければならないと思う。

 腰痛には様々な原因があって色々調べてみると、80%以上は原因不明と言う。そしてその原因も千差万別。肉体的な要因もあれば年齢的なこともあれば、精神的なこともあると言う。現役時代は中学校等の教員だったので、毎日毎日が凄まじいほどのストレス。そして最初の強烈な腰痛は突然やってきた。もうすでに仕事に就いてから10年近くは経っていたと思うが、朝から痛みを覚え無理して教壇に立って授業を進めた。生徒たちには腰が痛いので時々座らせてもらう、なんてこと言いながら無理をしていたら、さっぱり良くならずむしろ悪化。

 仕事終わって急いで病院に行く。レントゲン撮って医者は、うーんと言ったママ分からないということで、痛み止めと貼付薬をもらってしばらく様子を見るということになった。それでも何とか10日もすれば治っていたのだ。しかしそれ以降2~3年に1回は腰痛に襲われることになる。病院に行っても同じようなパターンの繰り返し。ある時レントゲンの写真を目を近づけて見ていた医者が、脊髄の一部に尖った場所があって、それが神経に触れているのではないかなんて言っていた。それも本当にそうなのかどうかよくわからない。いつも対症療法ばかり。

 そして実は腰痛とは別に、私は大学生の時に初めての血尿を体験した。びっくり仰天で病院へ急行。症状を話すと医者は笑いながら尿管結石だと言う。痛いけど心配はいらない。そのうち石が出てくるだろう。手術して取り出す方法もあるが、レントゲンで見ると小さな石なので自然に排出される。痛み止めで頑張ろうということになった。この尿路結石はこの時から規則正しく、2年に1回起こすようになった。その度に七転八倒の超強烈な痛みに耐えなければならなかった。授業中に痛みが襲ってくると顔がゆがむ。またしても生徒たちにはちょっと待ってくれ、とか言いながら痛みが少しましになるのを待って授業をしたりしていた。

 こんなこともありながらの学校生活であり、教員生活だった。落ち着いて皆さんちゃんとしてくれるようなそんなご時世ではなかったので、授業中であろうが放課後であろうが、毎日毎日様々な事件が起こる。対教師暴力もしょっちゅうだった。生徒間のいじめ、暴力、盗み、タバコ・・・ありとあらゆる問題が起こる中での対処の多いことに、完全に疲れ果ててしまう。もちろん親との対応、迷惑かけた相手への謝罪。時には暴力団事務所にも行かざるを得ない。これでストレスがたまらない方がおかしい。

 そんなこんなで尿路結石はともかく、腰痛の方は確実に数年に一回襲ってくる。退職した後もこうして腰痛がやってくるというのは、やはり椎間板ヘルニアとかそういった肉体的な問題なのか。あるいは睡眠中に見る夢は当然、学校関係の事ばかりでしかも楽しいシーンは全く出てこず、何か追い詰められてるような場面ばかりを見る。やはりこういったことがストレスとして未だに脳裏に焼き付いているんだろうか。それが時として腰痛の原因の一つになっているのではないか、なんてことも考えたりしてしまう。

 現職中から腰痛になっても、病院に行くのは途中でやめてしまった。いつも言われることは同じで処方される内容も同じで何も前進しない。ひょっとして整体クリニックなどがいいのかもしれないが、それでよくなったなんていう話は周囲から聞いたこともないので、実際どうなのか分からないし、行ったこともない。そんなわけで個人的にできることは薬ストアで売っている貼付薬を貼るくらいのもの。要するに痛みを少しでも誤魔化すだけの話だ。

 貼付薬は少しストックがあったので、それを貼って凌いでいるがどうもほとんど効かない。袋見てみると2014年に賞味期限切れてた。でも今はそれしかないので貼ることによって、気分的に効いてると思うように自らを持って行かなければならない。何もしないよりはマシだろう。
 でも考えてみれば今更言っても仕方のないことだが、公立学校の教員なんて言うのは本当に理不尽・ブラックだらけの仕事だったように感じてしまう。先生は夏休みが長くていいね、なんて言われると世間は実態を何も知らないんだ、と若い時から思っていた。実際の仕事内容、超過勤務を考えると給料は明らかに安く抑えられている。第一勤務形態自体が労働基準法に違反しているのだ。1日8時間労働なんてほとんど経験したことない。午前中15分の休み、1時間の昼休み、午後15分の休み。こんなの誰が考えたって不可能だ。勤務時間が終わって帰っても誰も文句は言えないはずだ。しかし実態として帰ることなんてとてもできないということで、残業手当も何もないので、国は教員に対して特殊勤務手当みたいな形で給料の4%を上乗せしている。月額に直すと若い時では1万円にもならないだろう。年齢がいって給料が上がっても2万円にもならない。これで月100時間以上の残業代の代わりにしているのだ。
 ストレスで長期休暇に入る先生も何人も見てきたし、重大な病気の発見が遅れて癌で亡くなった先生も何人も知っている。脳溢血で倒れてほとんど即死だった先生もいる。まさに命がけの職業と言っても大げさではない。そういう実態から腰痛持ちの先生は実に多かった。日本では3000万人の腰痛患者がいると言われるが、国民全体のパーセンテージから見ると、学校教員の場合はその比率はもっと高いはずだ。

 話が広がってしまったが、ともかくただ座っていても何も変わらないので、軽くウォーキングしたり運動は続けるつもり。買い物等も必要なので、車の運転はシートの角度がちょうどよく痛みは感じない。ただし乗り降りはズキンズキンとくる。今週は学生時代の友人達と久しぶりに会うことになっている。来週も中学時代の友人達と1年8ヶ月ぶりのカラオケだ。なんとかそれまでに頑張ってと言うのも変だが、治るように持っていかないと困るのだが。


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