妙蓮寺 ・ 行願寺・・・共に有名寺院と同名 京都市南区

　　妙蓮寺　　2024.7.27 訪問

　　　

　妙蓮寺は近鉄京都線 上鳥羽口駅から西へ 約1km のところにある。本来このお寺の名前は 様々な資料を調べても京都市上京区にある「本門法華宗 大本山 妙蓮寺」が圧倒的に有名だ。従ってそちらの方ばかりが紹介されている。 同名ということでこちらの妙蓮寺も日蓮宗ということになる。

　元々は天台宗のお寺であり、鎌倉時代初期に日像上人の話を聞いた尼僧が改宗して、日蓮宗の寺院に改められている。曼荼羅は日像上人が直筆で描いたものであり、寺宝となっている。山門の入り口手前には大きな石柱が立っており、大きな文字で「南妙法蓮華経」と彫られていた。

　　　　


行願寺　　2024.7.29 訪問

　

　このお寺の由緒その他については色々調べても、全く情報が皆無であり、分かったことは 西山浄土宗のお寺であるということだけだ。ただ名前の 行願寺というのは京都市中京区にある「革堂行願寺」があまりにも有名で、参拝者も非常に多く様々な資料にも数多くの内容が記されている。私自身も以前訪れてブログにもアップしている。

　お寺そのものはかなり立派な造りであり、本堂は鉄筋コンクリートのかなり堂々たる構えをしている。境内は見事な松の木を中心に多くの木々が複雑な枝をあちこちに伸ばし、非常に見応えがある。そういった意味ではこの行願寺そのものも、訪れて参拝してみるのがいいだろうと思われる。