神田え邸にて。
足元でたてものを
少しずつ持ち上げている間、
大工は屋上で
壊し終えた塔屋部分に
新たに屋根を作る作業を
始めました。
写真を見ると、
屋根のうえに屋根を
作っているように見えますが、
ここは改修を重ねた結果、
屋根の半面が
元々の屋根のうえに
さらに載せているようなかたちで
作っているので、
残り半面も、
元々の屋根のうえに
さらに載せるようなかたちで
作ります。
神田え邸にて。
今日から数日間、
現場はにぎやかになります。
と申しますのも、
たてものの歪みを直すために、
たくさんの作業員が
現場に来られました。
小さなジャッキを
二人で回して
少しずつたてものを持ち上げつつ、
一回一回
階の上に行っては
レベルを確認したりと、
なかなか骨の折れる作業だな、
と思いました。
peaceful daysにて。
空間がヒノキで
包まれ始めました。
ヒノキの板は
白っぽいので、
部屋が明るい
印象となりました。
鎌倉台て邸にて。
瓦2枚分延ばした垂木と
貼り直した杉の野地板。
ベニヤに白いペンキで塗った
軒天井に比べたら、
玄関の印象が
だいぶ変わりました。
それだけではなく、
いい感じで
経年変化していきそうです。
鎌倉台て邸にて。
先週瓦屋さんが来て
一時的に瓦を下ろした後、
垂木を延ばし、
野地板を貼り直して、
今日また瓦屋さんが来て
瓦を葺き戻しました。
瓦って一枚一枚
小さく分割した部品なので、
部分的な補修が
割と容易なんだな、
と改めて思いました。
補修しやすいという点も、
たてものが長生きするうえで
大事なことです。