毎日更新!中谷比佐子のきもの365日 Part2

きものの話題を毎日書きます。

男の子の卒業衣装

2013年03月17日 | 日記
女子が袴スタイルだと男の子もそうしたいと思ってもフシギはありませんね
一般的には制服と言うことでしょうが
もしきもので卒業式に出席となると
羽織は欠かせません

あの成人式の時のような「バカ【殿】」スタイルのキンキラキンではなく
黒羽織五つ紋付きと生きたいところ
黒でも将軍吉宗が好きだった濃紺の羽織もいいかも
これには一つ紋でも悪くはありません

袴は縞の袴そして中のきものはお召しの無地と行きたいですね
濃紺だったら同じ色か少し薄い色
其れも紋が附いていると結構です

足下は雪駄でも靴でもいいのでは
制帽を被るというのは昭和初期までの学生スタイル
きものに制帽もなかなか悪くありません

これに我が中島さん仕立ての「とんび」等羽織ると完璧
トンビは二重回しとかマントとも呼ばれて明治時代は
文豪と書生や学生のはやりコートだったようですよ

角袖というコートは商人や官吏よう
此の格好良いトンビは知的職業の男のお印だったのですね

最近中島さんは久々横綱白鵬のトンビを作ったとのこと
朝日新聞の「人」の覽に記事が載っていました
来年でも卒業式に和服の正装で参列したいという男が現れないかしら