毎日更新!中谷比佐子のきもの365日 Part2

きものの話題を毎日書きます。

薔薇が咲き始めました

2013年05月08日 | 日記
薔薇の柄は平安時代からあるのですよ
ヨシダが大学の論文で書いていましたね
ずいぶんずいぶん調べて本当に良い論文でした

薔薇と言えば何か洋物という印象が強いです
イギリスで見た薔薇は直系20センチもあり牡丹の様相でしたね
薔薇の木と呼んでいましたよ
日本の薔薇も最近は種類が多くイギリスの薔薇ような大輪にもなるみたいです

大正時代に薔薇の柄は多く使われていたようです
繻子地に薔薇の手描きという帯を数本見たことがあります
私も一本持っていました姉が使っていた物です

当時まだ売れていない日本画の先生達が盛んに帯に絵を描いて下さったよう
其れもかなり大胆に
友禅の薔薇は品が良いのですが
日本画の先生達の薔薇は大胆で躍動的
そのとき薔薇のような洋風の雰囲気を持つ物は
直接の手描きの方が面白いと思いました
私が持っていたのは黒繻子地赤い満開の薔薇とつぼみ其れに薔薇の葉っぱが
なんと油絵で描かれていました

この力強さは若い背中でないと収まりません
塩沢絣のきものに良く合わせていましたが
どこかへ行ってしまった!

今だったらアクリルの染料で描くと
あのような大胆で豪快な絵になることでしょう


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