毎日更新!中谷比佐子のきもの365日 Part2

きものの話題を毎日書きます。

再び胸当て締め

2013年05月09日 | 日記
先日乳がんで手術をした後の友人のお話をしました
その後のお問い合わせで
Ekappu、Fカップの方はドウなの?
勿論大丈夫

昔はそう言う方は晒しを巻いてバストをつぶしていたのですね
戦前は乳房の存在を表に見せないという常識がありましたので
きゅっきゅっと晒を巻いてあたかもAカップのように見せていたのです

その晒の巻き方もこつがあって「茗荷巻」という巻き方が基本です
兵隊さんのゲートル巻や看護婦さん達がまく包帯の巻き方と似ています
そういえば腹帯も茗荷巻コルセットやブラジャーとは全く感触が違います

そうまでしてきものは着たくないわ
という方のために考案したのが胸当締めです
勿論素材は絹
中に芯を入れたのと入れないのとで試してみたのですがこれは微妙
好みですね
形がよく見えるのは芯が入っていない方ですが
安心感としては芯が入っている方が良い

これ湯文字と同じように付け方にこつがあるのです
乳房の丸みを上手に生かした付け方が最高に美しくなります
それも人それぞれ体型が違いますのでコツの伝授は現場でーー

基本的に「鳩胸」になると衿元が動かず
帯の上にバストがのっかる事はありません

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