毎日更新!中谷比佐子のきもの365日 Part2

きものの話題を毎日書きます。

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きもの365日今日で終わり

2013年05月17日 | 日記
二回続けたきもの365日二回目も今日で最後です
730回も良く書くことがあったと我ながら驚いています
なによりもきものが雄弁なのですね
きものの持っている日本人の叡智これはまだまだ掘り尽くせません
多分一生かかっても

吉田簑助さんは「生まれ変わっても人形師をやりたい」
といつも仰って居るのですが
生まれ変わってもわたしは此のきものの追究をするのかしら
多分もうしない
というよりもう生まれ変わらない
そのために今一生懸命きものと関わっていきます

ある日
「私は生まれ変わりません」
と宇宙に誓ったら
まあまあ学びが多いこと
次から次へと難題読出その解決は
きものからえられることばかりですがーー

きものに何気なく近づいてしまってから50年になりますね
その間たくさんのことを教えていただきました
日本人であるというのを意識したのもきもののお陰

基本的にめんどくさがり屋ですので
きちんとした取材ノートものこしていません
しかし記憶を呼び起こしてきものを語っていきたいと思います

きもの365日は暫くお休みます
チャコちゃん日記でお目にかかりましょう

電子図書の夏バージョンまもなく出版です

読んでいただいてありがとう♪ d(⌒o⌒)b♪
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単衣と袷の狭間

2013年05月16日 | 日記
昨日は文楽観賞でした
簑助のお初勘十郎の徳兵衛の形式美にはもううっとりです
ここのところ杉本文楽や3Dの撮影でお二人はずっと曽根先心中をなさっているので
抜群の息の合ったコンビです
27日まで是非ご覧になると良い
きものの所作もスバラシイ着付けも品が良い

さて文楽観賞ではお着物の方が多いのですね
歌舞伎鑑賞者と違って普段の様子でさりげない着方の方にお目にかかります
昨日は東京は25度湿度が高く私はむろん単衣です
そして顔を垣根に隠した白百合の花の帯で素材は絽縮緬

仲間はお召しの単衣に塩瀬の牡丹の帯
紋綸子の単衣に摺ぼかしのきもの紗袋の帯
白大島の単衣に蝶々の帯

簑助夫人
「桜の花びらを紋所に散らしたのよ」
と乾いた桜色の一越の単衣に綴れの銀の帯
「単衣にしたわ」
いつも此の5月の公演の時お悩みで
関西と関東の方の衣替えが違うので迷っていらっしゃる

ヨシダは
「今日単衣の人は格好いいですよ」
ご本人は実家で単衣を保管していて間に合わないので白大島の袷
「一枚くらい手元に置いておきなさい」

いらしている方も袷、単衣とそれぞれお好み
出も何となく袷をお召しの方は片身が狭そうでした
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半衿を代える

2013年05月15日 | 日記
今日から私は単衣にしたので半衿も絽縮緬に代えました
やや薄い塩瀬でも良いと思うのですがーー
単衣の時にはこのほかに楊柳があります
業界では「絹地」キンチと呼んでいますね
業界言葉は余り美しくなく
更に心のこもっていない呼び名が多いので私は余り使いません

最近は
長襦袢を作るとき広衿仕立てにするのは勿論ですが
その中に三河心を縫い込んでいただきます
そうするとその長襦袢の衿に直接半衿を付ける事が出来て
更に程よい堅さ柔らかさが首にやさしいのですね

長襦袢の衿にスナップがついていますのでそこで止めてしまえば
広衿の良さが重文に実力発揮です
襟肩あきまでくけてしまうのでちょっと衿が固くなるのですが
若いときはその方がカッコいいと思っていましたが
胸の肉が落ちてくると
今私がやっている方法がおすすめ
胸元がふっくらします

人様に会ってまず目が行くのが襟元ですのでやはりここに工夫がある方がいいですよね

単衣のきものにしたと同時に
やや厚めの生地がしっかりした平絽の長襦袢にしました
この平絽は単衣に着ようと思って色を濃く染めています
そうすると単衣の長襦袢のように見えるのですね
色も工夫
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染色家・田中文子先生

2013年05月14日 | 日記
久し振り本当に久し振りに京都の宝ヶ池に工房を持つ
染色家の田中文子先生のアトリエを訪問してきました
私が「秋櫻」という雑誌を作っていたとき
多くの染織家に表紙を秋櫻の染織で飾って頂きました
田中先生も勿論すてきな秋櫻を描いて下さいました
そのご縁でお付き合いが続いてはいたのですが

なかなかアトリエまではうかがえず
また長年コンビを組んでいた問屋さんも廃業
さらにご病気で手術
と聞いていて何となく疎遠になっていってしまっていました

でもお手紙では元気のご様子は分かっていたのですがーー

アトリエまでの道は新緑が美しくこぼれるばかりの緑色
そして玄関を開けると
華やかなお顔は変わらないのですが歩行器の中から「しばらくーーー」でした
お聞きすると股関節の手術をして歩くことが不自由になられたとか

しかし
自作の美しい色のお着物をお召しで
それが肌に映えてとても健康そう

「美しい色は相変わらずですねお綺麗ですよ」
「幸い手と口は達者ですからね」
と7年分の作品をアレコレ見せて下さいました

「ああやはり美しい、日本の女が光り輝く色ですね」
今は80歳当時芸大出の染色家は田中先生お一人でした
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再び布海苔

2013年05月13日 | 日記
さとうめぐみさんが先日の私のブログを読み
早速紅絹の裾よけを布海苔で洗ったところ
「全く色落ちしませんでしたよ」
と写真を見せて下さいました

そうなのです
色落ちしません
母は此の布海苔で髪の毛も洗っていて
「カミの質が良くなるからあなたも使いなさい」
といわれていたのですがいつも「シャンプー」を使っていた親不孝

母を尊敬していた中の姉はなくなるまで白髪が一本もありませんでしたね
今姪がまた自分の母親を敬愛していますので布海苔で髪を洗っていますが
全く白髪はありません

そうなのです
年数が経つと必ず結果が出るのですね
布海苔で洗うと毛穴が開き毛根が元気になって髪が根元から立つ感じ
今更と思うのですが
やはりやってみる価値はあります

布海苔とセリシン石けんさえあれば絹の下着はこれで充分
充分所か布が生き帰ります

衿垢を落とす「えりのもと」というベンジンを購入してきました
ベンジンを使うとき絹のきものには真綿にベンジンをしみこませて拭くと
わ染みはできません
これも昔の人の知恵です

いたずらに反抗ばかりしていたことが今更悔やまれます
きものを着る生活が私に来るとは思わなかったのです


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