芽室町議会議員 正村紀美子のブログ 「つぶやきをかたちに」

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集団研修施設「かっこう」は今年度で閉館

2021年11月04日 | 議会/委員会
集団研修施設「かっこう」は、廃校(旧美生小学校)となった施設を利用した研修施設。
わたしも小学校の学級行事やまちづくりのイベントでこの施設を利用したことがあり、
町民にとっては馴染みのある施設です。

「かっこう」は、平成3年に開館してから「青少年の生涯学習の場」として
多くの町民に利用されてきましたが、施設の老朽化、そのための維持管理費が増えたことから
令和3年3月をもって閉館する方向であることが厚生文教常任委員会で明らかになりました。


出典:第14回厚生文教委員会資料より


町が運営している施設は、明確な目的があります。
施設を閉館することは、施設が位置付けられている計画との関係、
もっと言えば施設を所管する町や教育委員会の大きな方針との関係にも影響を及ぼします。
「古くなったから閉館します」
町民にお知らせをして、終わりではないのです。

わたしがポイントだと考えるのは以下の3点。

①社会教育施設全体の今後のあり方を教育委員会として、
どのように整理したのか(しようとしているのか)が、今回の委員会調査では明確ではありませんでした。

②「かっこう」には、芽室町出身の力士・大乃国資料館も併設されています。
施設の閉館後はどこへ移設するのか、も決まっていません。

大乃国資料館を社会教育施設にどう位置づけ、活用していくのか、も大きな課題です。

③また、「かっこう」を閉館した後は「普通財産に戻して活用していく」との答弁もありました。
普通財産に戻して、売却するのか、貸付するのか、どのように活用していくのか、
明らかになっていません。

旧国立農業試験場芽室宿舎跡地も含め、町の土地利用全体構想がみえない。

「かっこう」の今後については、これからも所管する委員会や合同委員会でも調査を進めていきます。