歴史マニアさんの集まるイベントに呼ばれて
ピアノ演奏することが度々ありました。
だいたいポピュラーなクラシックの名曲
演奏時間5分以内の曲を2,3曲演奏して
その年のNHK大河ドラマのテーマ曲を
演奏することが多かったです。
また時には、唱歌など、季節の曲を
数曲ピアノ連弾で演奏することもありました。
さて、イベント終了後には関係者一同で
「打ち上げ」が行われるものでした。
そこでは主催者さんと出演メンバー、
歴史イベント常連参加者さんとで、
イベントを上回るぐらいの(?)
熱~い歴史トークが繰り広げられます。
夏の夜、といえば、「怖い話」です。
夏のイベントの後の「打ち上げ」で、
「怖い話」で盛り上がったことがあります。
その中で、特に記憶にあるのが
歴史イベント参加者さんの話です。
10年ほど前のことです。その方は
どことなく体調不良に悩まされ、
医者めぐりをしてたそうです。
いろいろ検査しても原因がわからない。
困っていたら、仕事先の方から
霊能力者だという方を紹介され、
一度、その方に霊視してもらいました。
「なんで霊能力者に?」
その方は半信半疑だったそうです。
すると、霊能力者は言いました。
「あなたの背後に、戦国武将と
大勢の家来たちが見えます。
みんな武具をもっていて、今にも
襲いかかろうしている気配です。
これは非常に危ない!」
「心当たりはありますか?
とにかく、しっかり供養しましょう。
本気で供養していくと、
あなたの体調不良はだんだんと
解消されることでしょう。」
供養するだけで? 本当に?
半信半疑だったそうですが、
藁にもしがみつきたくなる気持ちです。
自分でも何となく納得して、
霊能力者に言われた通りに、
本気で供養したそうです。
だまされたと思ってやっていましたが、
そのうち体調不良は段々とよくなり
今は、すっかり元気になったそうです。
夏の夜の「打ち上げ」怖い話でした。
話を聞いているだけで、戦国武将と
その家来に襲われそうな、リアルな
イメージが沸き上がりました。
歴史の会「打ち上げ」は、夜遅くまで
続きました。会が終わった後、
1人、自分の車で深夜の高速道路を
ぶっ飛ばして家に帰りました。
その時、深夜のドライブが本当に
怖かったです。なんだか助手席に、
戦闘モードの戦国武将を一人
乗せてきちゃったような気がしました。
多分気のせいでしょうけど、今までに
体験したことがないほどの怖さでした。
やっと家に着いてほっとしました。
で、その武将、家まで付いてきた後
どうしたかって?住みついちゃった?
私を送り届けたら、そのまま
自宅に帰ったような気がしました。
朝になったら、昨夜の武将の気配が
全く感じられないのです。
ほっとしました。
戦国武将、なぜ帰っちゃったのでしょうか?
我が家、汚かったからでしょうかね。
それとも、怖い話を聞いちゃった後、
一人で帰る私を心配して、家まで
一緒についてきてくれたのかな?
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