歴女ピアニスト:ピアノコンサート&イベント日記

コンサートホール、社寺、博物館の歴史講座などで歴史トーク&演奏している珍し~い「歴女ピアニスト」のブログ。

春休みのピアノコンサート、無観客で開催しました。

2020-03-29 13:32:12 | ピアノコンサート
2020年3月28日、土曜日、愛知県一宮市尾西にある墨会館にて、ピアノコンサートに出演しました。


毎年この時期に、地元の子供さんたちを交えて開催している春休みのコンサートです。子供さんたちには、コンサートを聞いていただくだけでなく、希望者には演奏していただくコーナーもありました。





子供さんは、コンクールで演奏した曲あり、発表会で演奏する曲あり、グレードテストの曲あり、カワイくて元気いっぱい、そして大人顔負けの見事な演奏…。
いつも大きく盛り上がっていました。


主催者さんが昨年同様、子供さんと一緒の春休み企画として、今年も開催するつもりで会場を予約しました。
会場を予約した時点ではコロナウイルスのことは全く話題になっていませんでした。
私たち出演者メンバーも昨年同様に開催できるものとばかり思っていました。


ところがコロナウイルス蔓延で、大変な騒ぎになってしまいました。
急遽、感染リスクを減らすため、大人だけで、無観客で開催することに変更。
今年は、子供さんの参加は呼びかけないようにしようということになりました。


会場の墨会館は登録有形文化財になっているホールです。
丹下健三さんにより昭和32年に建てられた建物で、以前は繊維会社の建物でした。
今は一部改修され、一宮市の公民館となっています。


会場は、繊維会社の式典、パーティーなどイベントの行われたホールです。
建てられた当時、繊維業界はとても繁栄していました。
まさにその”繁栄のシンボル”のような建物なのです。
ホールには古いYAMAHAのフルコンがあります。


音楽専用に作られたものではありませんが、音がよく響きます。
少し響きすぎるくらいなので、無観客のコンサートではピアノの蓋を半開にしました。
弾きやすいピアノで、気持ちよく演奏できました。






会場の建物は、丹下健三さんの初期の作品として、特徴がよく表されているものだそうです。
建物見学の人たちもよく訪れるスポットです。
ボランティアガイドさんも建物の見どころを説明しながら、見学の人たちと一緒に回っていました。


今回のコンサートも本番中に建物見学の方がありました。
コンサート中だったので、ガイドさんも建物の説明は遠慮されたようです。
見学の方は、中に入って写真だけちょっと撮影していかれました。


本当は今回、コンサートにおいで下さった子供さんたちに、私、”歴女ピアニスト”が墨会館の建物の歴史や、見どころを説明しながらご案内しようと考えていたのですが、子供さんたちの参加ができなくて、ちょっと残念でした。


ちょっと前、「全部、妖怪のせいなのね。」という言葉がはやりましたが、
今は、「全部、コロナのせいなのね。」ですね。
コロナウイルス蔓延が一日も早く収束するよう祈っています。
”歴女ピアニスト"による墨会館のご案内は、来年の春に延期といたしましょう。




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3月14日、シークレット・ピアノコンサート(?)に出演しました。

2020-03-15 12:11:26 | ピアノコンサート
春のシーズンのコンサートが次々中止、延期になっている今日この頃です。

3月14日、土曜日、愛知県、一宮市墨会館での春のシーズン最初のコンサートに出演しました。

コロナウイルスの関係で、開催されるか心配しました。
ちょうど開催日の前日、会場になっている愛知県一宮市に、コロナウイルスの感染者が出たとニュースになり驚きました。

1月下旬の時点で、主催者さんがこんな判断をしました。会場が使用をストップしない限り、自分たちの研鑽の場として開催する方針で進めよう。

シークレット・コンサートとして、チラシ、チケットは配布せず、出演者が直接、コンサートのPRをしない会になりました。

当日、出演者の控室は使用せず、出演者は、客席に間隔をあけて座り、自分の出番になると客席から直接ステージへ。

出演者5名、Am.11時からの60分程度のピアノコンサートになりました。

MCやトークもなく、ひっそりとしたコンサートでしたが、出演者全員、気合の入った演奏でした。

歴女ピアニストを名乗るからには、歴史トークも入れたいところでしたが、今回は封印です。

ちょっと物足りなさもありましたが、それ以上に収穫がありました。
まずトークのための準備がなかったので、ピアノ演奏に集中できました。

そして、リハーサルからずっとコンサート中、客席にいたので、出演者はお互いの演奏もじっくり聞けたのです。

あらためて、Aさんは本当にクラシック正統派らしい風格があるなぁ~とか、Bさんは実に間の撮り方や音色の変化など巧み。自分の音楽をアピールすることがうまいなぁ~とか、いろいろ感じるものがありました。

コンサートにはピアノレッスンの生徒たちを呼ぶことはできませんでしたが、生徒たちから花が届けられました。

そして、春の訪れを感じさせる花が、ちょっぴり幸せ気分を運んでくれました。




コロナウイルスの影響でなんとなく閉塞感のある毎日ですが、無観客でもコンサートが予定通り開催できたことに感謝しました。

一日も早くこの騒ぎが収束するよう祈っています。

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3月14日、土曜日、愛知県一宮市墨会館でのピアノコンサート

2020-03-10 18:53:56 | ピアノコンサート
コロナウイルスの関係で、開催予定が心配だった3月14日のコンサート、
愛知県一宮市、墨会館で予定通り開催することになりました。

ただし、ウイルス感染リスクがあるため、お客さんを呼ばない内輪だけのコンサートとなります。

出演者だけの勉強会のような形で行うことになりました。



せっかくのコンサート、お客さんを呼ばないのはどうなのかなという意見もありましたが、
中止、中止、すべて中止では、この時期、出演者のモチベーションが下がってしまうとのこと。

発表の場は1回でも多くあったほうがいいです。
1つの発表の場として、次のコンサートのために備えることになりました。

戦国武将が戦になった時に備えて、戦いのない時は鷹狩りをするようなものです。
日ごろから鷹狩りをして、戦のカンを鍛えておかないと、戦になった時、活躍できない。まぁ、そんな感じですね。

コンサート、ドレス着ないで普段着でいいかな~。あっ、でも普段着だと、演奏も普段着っぽくなっちゃうかもしれないですね~。

そういえば、昔、出演者は普段着で演奏するきまりのコンサートがあったように思います。そんな趣向も面白いですね。今回は普段着で演奏しましょうか。





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大河ドラマのテーマ曲”麒麟が来る”楽譜をゲットしました。

2020-03-07 11:42:41 | 日記
歴女ピアニストを名乗るからには、
NHK大河ドラマのテーマ曲も
レパートリーに入れなくっちゃね。


ということで、今年の大河ドラマ”麒麟が来る”の
ピアノ楽譜をゲットしました。




主人公は明智光秀です。その他に
激動の戦国期に世が平和になることを目指して、
勇ましく戦った武将の群像を描く
と、いうドラマなんだそうです。

テーマ音楽は初めて聴いた時は、
特に強い印象は受けませんでしたが、
何回も聞いているうちに、
「いかにも大河ドラマの曲だ!」
と、いった貫禄のようなものを感じました。

さて、岐阜県可児市に大河ドラマ館が
オープンしています。行ってみました。
可児市は主人公、明智光秀が誕生したという
伝承のあるところです。
花フェスタ記念公園の一角に
大河ドラマ館がありました。




大河ドラマ館には、ドラマに出演する役者さんの
プロフィール写真やサイン、撮影の衣装
登場人物の紹介など展示されていました。
ドラマの制作の裏側を語る映像も
とても興味深かったです。

カフェには「明智光秀の裏切りカレー」
もメニューに登場しています。
「期待を裏切るほどのおいしさだ。」
と、いうことらしいです。

このカフェでちょっと休憩、
コーヒーを注文しました。
コーヒーは、麒麟のもようのカップで登場。
明智家の家紋、桔梗の焼き印のある
お菓子が半分、添えられていました。




館内にテーマ音楽がずっと流れていました。
館内をぐるっと回っているうち、
テーマ音楽がとても馴染んできました。
ずっと聞いていると、もう楽譜がなくても、
だいたい演奏できるわぁ~。

ところで、コロナウイルスの影響で
いくつかのコンサートが中止、延期となりました。

”麒麟が来る”を演奏する日は、今のところ未定です。
今はお家でおとなしくお留守番(?)状態ですが、
声がかかったら、いつでも演奏できるよう、
レパートリーに育てていくつもりです。


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