コンサートホール、社寺、博物館の歴史講座などで歴史トーク&演奏している珍し~い「歴女ピアニスト」のブログ。
岐阜市役所のランチタイムコンサートが
終わって次の日、岐阜まで来ることが
できなかったピアノ仲間に、名古屋の
駅ピアノで演奏を聞いてもらいました。
名古屋駅ゲートモールタワーには以前、
駅ピアノが設置されていました。
騒音トラブルがあったらしく、残念ながら
ここにあったピアノは撤去されました。
そのピアノが同じ名古屋駅のセントラル
タワー2階に移されたと聞きました。
仲間から、「岐阜までいけなかったから、
ここで弾いてよ」と頼まれました。
さっそく行って弾いてみました。
名古屋駅セントラルタワーの2階の片隅に
前と同じピアノが設置されていました。
ちょうど誰も演奏していなかったので、
岐阜市役所で弾いた曲を演奏しました。
「なんだか、響きがマイルドだなぁ。」
このピアノ、騒音で問題になったので、
音の響きを抑えているみたいですね。
「確かにこのピアノ、”癒しの音色”ね~。
でもちょっと響きが物足りないかなぁ~。」
と仲間が言うので、もう1か所、
地下鉄の駅ピアノで弾き比べします。
地下鉄本陣駅の「本陣ギャラリー」にある
駅ピアノです。ペインティングされた
古いアップライトピアノでした。
さっそくこのピアノ、弾いてみました。
「今度はちょっと響きすぎる!
ガラス張りの小さな部屋の中だから
ピアノの音が反響しすぎみたい。
弾いているとちょっと混乱しそう。」
私にとっては弾きにくいピアノだったかも。
学校帰りの高校生の方や通りがかった
方々も集まって聞いて下さいました。
響かないピアノ、響きすぎのピアノ、
駅ピアノにもいろいろあるのですね。
いい経験になりました。
2024年2月13日、岐阜市庁舎の
市民交流スペースで開催されるピアノ
ランチタイムコンサートに出演しました。
12:05分から12:45分までの
ミニコンサートです。市庁舎を訪れる方に
音楽に親しんでもらう目的で、年に4回の
ピアノコンサートが開催されています。
演奏するのは1回に2組。公募です。
岐阜市広報を見て応募してみました。
応募者多数の場合は抽選となります。
「岐阜で抽選」というと、キムタクの
「信長まつり観覧」を連想します。
キムタクが岐阜祭りで信長に扮して
パレードに参加する。そのパレード参観の
抽選が大きな話題になりました。
あの時は本当にすごかったですね。
周囲で当選した方はいませんでした。
当選する確率はどのくらいだったか?
そんなイメージがあったので、
「信長まつり観覧」に応募する感覚で
ダメもとで、気楽に応募してみました。
ところが今回、抽選に当たりました。
とてもラッキーなことです。
持ち時間20分の範囲で選曲しました。
曲はやはり、みんなのよく知っている、
どこかで聞いたことがあるクラシックの
名曲がいいかなと思いました。
レパートリーの中から、有名な曲を3曲
選んでみました。でも1曲ぐらい、
ほとんど演奏される機会のない曲を
入れるのいいかなと思い、1曲だけ、
「無名な曲」を選んでみました。
ちょっとだけ遊び心をプラスして!
ドリーブのバレエ曲「海賊」の中の
第3幕の「花園の踊り」です。
ドリーブというと、「コッペリアの
ワルツ」がよく知られています。
それに比べ、「海賊のワルツ」は
ほとんど知られていないようです。
たくさんのバレリーナが舞台に登場して、
花輪を持って軽やかに踊るシーンの曲で
とてもきれいなメロディです。
まったく無名な曲をここで弾いていいのか、
「どうする家康」にすればよかったか、
ちょっと迷いましたが、弾いちゃいました。
ドリーブ、とても楽しく演奏できました。
一番私らしく演奏できたと思えました。
ほとんど知られていない曲をこういった場で
演奏する時は、「興味をもって聞いて
いただけるだろうか」、とても躊躇します。
でも、私のレパートリーの一つとして
大切に育てていきたい、改めて思いました。
またどこかで弾いちゃいましょうか!
もう1組の方のピアノ連弾もパワフルで
とても素敵な演奏でした。
仲間が何人か聞きに来てくれました。
みんなきっと私は、「どうする家康」を
弾くだろうとと思っていたようです。
そういえば、そろそろ「光る君へ」の
テーマ音楽が耳になじんだ頃です。
冬が終わる頃、ピアノ楽譜が発売される?
では、また今日から次の曲の練習です。
一宮名鉄百貨店の閉店に伴い、一宮市
観光協会の管理になった一宮駅ピアノ、
弾きに行ってきました。
管理する団体が変わってもピアノは
以前と同じ場所にありました。
ただ、名鉄百貨店にシャッターが降りて、
閉店セールで賑わっていた周辺は、
ひっそり静まり返っていました。
今月からピアノの演奏できる時間帯が
30分早くなり、12時30分からに
変わりました。では行ってみます。
開始時間の12時30分になると、
一宮の駅ピアノの「常連さん」みたいな
人達が集まって順番に演奏していました。
私はたまにしかここに弾きにいかないけど、
私が行った時にはよく見かける人たちです。
集まった人たちは1曲交代で演奏します。
今日初めて「常連さん」メンバーと
会話しました。「その曲は題名は?」
なるほど、ここで情報交換ができるのです。
寒い時期の駅ピアノは、なかなか大変です。
ピアノのある場所は寒くて、弾いている間に
だんだん手が冷えてくるのはもちろん、
演奏を聴いて待っている間も寒いです。
コンサート本番は1週間後になりました。
今日はコンサートで演奏する曲の1部を
演奏します。落ち着いて演奏できました。
これから仕上げの段階に入りました。
以前演奏した時の録画を見なおしたり、
レッスンでの先生の書き込みをもう一度
見直したり…。
こういった駅ピアノでの演奏も、とても
いい練習になりました。
2024年1月31日、愛知県一宮市
名鉄デパート一宮店の閉店に伴って、
2024年2月1日から、一宮駅ピアノは
一宮市観光協会の管理に変わりました。
今のところ、場所も変わることなく
今までと同じところに設置されています。
ただ、ピアノの演奏可能な時間帯が
少しだけ変わりました。
12時30分から17時30分となり、
今までより30分ずつ早くなりました。
一宮駅ピアノは、とても珍しいピアノだ
ということで、人気を集めています。
一宮市観光協会によって、駅ピアノが
継続されると聞いて、ほっとした方も
多いのではないでしょうか。
名鉄デパートの管理のもとで演奏できる
最終日は、閉店の1日前の1月30日でした。
この日も次々ピアノを演奏される方々が現れ、
1曲交代でいろいろな曲を演奏していました。
ピアノを演奏した後、よくこのデパートで
買い物をしました。お店がなくなるのは
ちょっと寂しい気持ちになります。
2月1日からも今まで通り演奏できますが、
みんな、名鉄デパートとお別れの挨拶を
するような気持ちで演奏したのでしょうね。
私も久しぶりに”ナイラワルツ”を演奏しました。
寒い冬の時期でしたが、手の冷えも感じなく
楽しく演奏させていただきました。