歴女ピアニスト:ピアノコンサート&イベント日記

コンサートホール、社寺、博物館の歴史講座などで歴史トーク&演奏している珍し~い「歴女ピアニスト」のブログ。

2022秋の豊明コンサートのお知らせ

2022-09-29 10:35:45 | コンサートのお知らせ
2022年10月10日(祝・月)
愛知県豊明市、豊明文化会館
リハーサル室でのピアノコンサートに
出演する予定です。

開場時間は、14:20分
開演時間は、14:30分です。




どなたでもご自由に、無料で入場して
いただくことができます。

出演者一同、皆様のおいでを心から
お待ちしております。


先日、小学校高学年、中学生メンバーに
ベートーヴェン作曲、32の変奏曲の
演奏を聞いて頂き、ベートーヴェンの生きた
時代について、お話させていただきました。

演奏10分、お話10分にまとめて、とのこと。
ベートーヴェンにまつわる話はたくさんあって、
何をお話したらいいか、迷うところです。





ベートーヴェンは耳が聞こえなくなった
苦しみと戦いながら作曲したこと、
そうした彼の類まれな才能を称賛し、
彼を支援する多くの貴族の人たちに支えられ
才能を開花させていったこと。

みんな知っているありきたりの情報ですが、
まずこれから話していきました。主な
参考資料は、手元にあった講談社から
出ている伝記文庫、”ベートーヴェン”
小中学生向きの読みやすい本です。

子供の頃、読んだベートーヴェンの伝記では、
ベートーベンが幼いころ、酔っぱらいの父に
なぐられながら深夜、ピアノの練習に向かった
かわいそうな姿が一番印象に残っていました。

今読み返すと、「ベートーヴェンの時代は
戦争が繰り返され、その度、物の値段が高騰し、
彼を支援する貴族も街を離れ、ベートーヴェンは
戦争により、生活を脅かされた。」
との言葉が印象に残ります。

ベートーベンも耳が聞こえなくなること
とともに、戦争の恐怖や物価高とも
戦っていたようですね。
これは今も、ベートーヴェンの時代も、
ちっとも変っていないようです。
ベートーベンも、そんな環境の中ですばらしい
作品を残した!それでは、私たちも!








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今回はジャンルを問わずピアノコンサート

2022-09-25 11:46:19 | ピアノコンサート
前回に引き続き、小さな会場での
プライベートなピアノミニコンサートの
話題です。また今週も出演しました。

9月は、「大人の会」です。
お客様は大人に限定し、1回の
コンサートにつき3組、10名まで。
ピアノ演奏者は3名です。





先週は、「クラシックの日」でした。
ショパンのソナタをメインに3人の
演奏者がクラシックの名曲を演奏しました。

今週は、「ジャンルを問わずの日」です。
懐メロあり、朝ドラのテーマ曲あり、
いろいろなジャンルのピアノ曲です。

お客さまだけでなく、出演者メンバーも
お互いの演奏を聞いて楽しめる
素敵なプログラムになりました。

ちなみに私はディズニーの曲を演奏。
そして、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の
メインテーマも演奏しました。





コンサート終わって出演者とお客さまの
おしゃべりタイムがありました。
話題は「鎌倉殿の13人」になりました。

「先週の大河ドラマ、面白かったですね。
畠山重忠と北条義時の一騎打ち、まるで
野良猫のけんかみたいな取っ組み合い。
すごかったです!大河であそこまで?」

「鎌倉時代の戦いって、実はこんな風だったの
でしょうか?いや、このドラマの演出?
今年の大河、戦闘シーンが充実してますね。」





「ところで、鎌倉殿の13人、
あと12話で終了だそうですよ。」
「思えば、この曲を演奏できるのも、
あと少しなのですね?やっと曲らしくなって
きたところ。もっと演奏したいです。」

「なら、アンコール!」という流れになり
1回のコンサートで2度「鎌倉殿」を演奏。





1回目はノリノリで、2回目はクラシック風に
ちょっと落ち着いた感じで演奏しました。
皆さんに違いを感じていただきました。

「鎌倉殿の13人」を演奏するのもあと少し。
これからいろいろなところで演奏したいです。
招き猫に演奏の場を招いてもらいましょう。





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2022年9月もピアノミニニコンサートに出演

2022-09-20 12:14:55 | ピアノコンサート
一般家庭の小さな会場で開催されるピアノ
ミニコンサートに出演しました。
会場は一般家庭ですが、ピアノはセミコンです。

コロナ禍でずっと完全予約制での開催。
お客さまは3組10名まで限定でした。
出演者は3名のミニコンサートです。
ちょっと贅沢なコンサートです。





このコンサートシリーズ、夏休みは
ずっと子供さん対象に開催していました。
子供さんにも楽しんでいただける
クラシックの名曲中心のプログラム。

1曲が3、4分の短い曲で子供さん向けの
解説付きです。アンコールでは私も
アニメの曲やディズニーの曲を演奏しました。





秋になって、ぐっと落ち着いた雰囲気で
9月はお客様を大人に限定した「大人の会」。
今回は「クラシックのピアノ曲の日」です。

プログラムは、
1.ベートーヴェン:自作主題による
  32の変奏曲
2.ショパン:英雄ポロネーズ
3.ショパン:ソナタ第2番

短時間のピアノコンサートでしたが、
とても充実した音楽会だったようです。





私はベートーヴェン32の変奏曲を演奏。
この曲は、初めて公開の場で演奏します。
学生時代に試験で演奏して以来、
久しぶりの演奏となりました。

初めてにしてはまずまずの出来でしたが、
コンサート本番の録画を見てみると
まだまだ細かいところはいろいろと
研究する余地があるようです。





仲間の先生からプレゼントがありました。
キラキラの猫ちゃんの模様の
マスクです。使うのがもったいない!

また「大人の会」に出演予定です。
次は、クラシックのピアノ曲だけではなく
「ジャンルを問わずなんでもありの
ピアノコンサート」です。それなら!
「鎌倉殿の13人」のメインテーマも
演奏しましょうか。



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滋賀県「えきまちテラス長浜」の碧いピアノ

2022-09-16 19:00:25 | ストリートピアノ
前回に引き続きストリートピアノです。
滋賀県にある「えきまちテラス長浜」の
碧いピアノ、弾いてきました。

JR長浜駅に隣接する「えきまちテラス長浜」
駅直結スポットのストリートピアノです。
この場所にストリートピアノが設置されて
今年の10月で1年になるそうです。





ピアノは青くペインティングされ、
碧いピアノ「フォーレル1」と
名付けられています。

湖の水色調査に用いる”フォーレル水色計”
という装置の1番の色で塗装されています。

ピアノを置く木製の台には青い
琵琶湖のモティーフがありました。
湖面のさざなみを感じさせる
照明が情緒あふれる感じです。





ピアノは音楽関係者から寄贈されたもの。
碧くペインティングされたピアノは、
琵琶湖を思わせる、独特のものですね。

ピアノを取り囲むように椅子がおかれ
だれでもピアノのそばの椅子で
休憩できるようになっていました。





椅子があるためでしょうか、
今日もたくさんの方に演奏を
聞いて頂くことができました。

この場所で弾く曲は、静かで
優しい感じの曲が似合うかも。
そんな曲を2曲ほど演奏しました。
聞いて下さった方々から
暖かい拍手をいただきました。





演奏が終わって、お隣のカフェへ。
滋賀県の特産品もいろいろあります。
お土産はここでゲットですね。

「琵琶湖カルピス」を注文しました。
こちらは「碧」ではなく、美しいパープル。
涼しげなソーダ味の飲み物でした。





駅ピアノって、本当にいろいろですね。
場所によって、それぞれ違いがあって
音色も雰囲気も、個性豊かなのですね。

先日、今までに40か所以上のストリート
ピアノを弾いたという方と話をしました。





「どこが一番印象的でしたか?」
と聞いてみたら、
「どこのピアノもみんな個性的で
それぞれ印象的です。
”ここが一番”と決めることは、
とても難しいですね。」
と言ってみえました。同感でした。












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ストリートピアノ演奏の魅力は何?

2022-09-12 11:58:22 | ストリートピアノ
愛知県犬山市、名鉄犬山駅の近くに
ストリートピアノが設置されています。
ショッピングのついでに立ち寄りました。

旧イトーヨーカドーだった建物が、
現在ヨシズヤ、犬山キャスタに変わり
1階フロアの片隅にアップライトの
ピアノが置かれていました。





ピアノはYAMAHAのピアノです。
ピアノのコーナーにはショッピングの
お客さんが自由に休憩できるベンチが
置かれています。「座って聞ける
ストリートピアノ」とてもいいですね。

たくさん置かれたベンチは、
ピアノを聴いて下さる方を
集めてくれるような感じもします。

しかもショッピングセンターの建物なので
涼しいところ、暖かいところで弾ける、
そして、聞けるところがいいですね。

さっそく弾いてみました。
まず、ただ今練習中の”鎌倉殿の13人”、
そして、レパートリーの中からは
”ショパンのノクターンOp9-2”
ウィーン原典版の異稿の2曲です。





弾きだしたらすぐに、大きな音量で
ショッピングセンターの館内放送が
聞こえました。わぁ、予想外…!
ちょっと集中するのが難しかったです。

2曲目で放送が終わって静かになりました。
落ち着いてマイペースで演奏できました。

思いがけず、たくさんの方々に
聞いていただくことができました。
演奏が終わったら、演奏した
曲について、聴いて下さった方から
質問をいただきました。

「1曲目、聞いたことのある曲ですが、
何というタイトルの曲でしたか?」
「大河ドラマの”鎌倉殿の13人です。」





「えっ~?そうなのですか。
毎週聞いているハズなのに、
全く気が付きませんでした。
TVではオーケストラの演奏なので
わからなかったのでしょうか。」
「ピアノに編曲されるとかなり、
印象も変わりますよね。」

「2曲目はショパンのノクターンですが、
よく聴くものとちょっと違っていましたよね。
ご自分で編曲されたのですか?」
「これは、ウィーン原典版の楽譜による
演奏です。でもピアノの状態や
その時の気分によって、少し変えたり
しています。ショパンもそうやって
演奏していたと聞いています。」

このように演奏を聴いて下さった方との
いろいろな会話が楽しめるところが、
ストリートピアノの魅力の一つですね。





さて、先週演奏した一宮駅にある
ストリートピアノの件です。
どこのメーカーのものかしら?
…と思っていたら
メーカーの名前や、リメイクに関して
ピアノの前に情報が表示が出ていました。


製造メーカー名は、シュバイツァスタイン。
メーカー名からすると輸入品みたいですが、
実は国産本格的手工芸ピアノだそうです。





”ピアノの楽園”という会社の職人さんにより
このように作り直しされました。

beforeの写真もありました。
へぇ~、もとは猫足の黒っぽいピアノ
だったようです。随分印象変わりましたね。





古いピアノも職人さんの手で、
ピアノの音色だけでなく、姿かたちも
美しく再生されるのですね。
ちょっと驚きでした。

このように普段出会えないような
いろいろなピアノに出会えることも
ストリートピアノの魅力の一つですね。







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