百舌鳥古市古墳群

　百舌鳥古市古墳群の世界遺産登録が決定される見越しだ。関西２府４件で唯一大阪府だけが登録が無かっただけに大阪府市の皆さんにとって喜ばしいことだ。Ｇ２０開催と大阪都構想の実現がほぼ見えてきた作今、大阪関西万博の決定などこのところ日本の話題を独占している大阪市である。そして今回百舌鳥古市古墳群の世界遺産登録と明るいニュースが持ち切りで日本中の目が大阪に集中しているのではないだろうか。消費性増税を目の前にしている政界は衆参同日選挙も視野に入ってきて先の統一地方選挙に続いてこれまた大阪がまたまた注目の選挙区にも上りそうな気配である。その表れが公明党の都構想賛成の意向を維新側に伝えていることだ。大きく公明党の自身の評価を落としてしまったことで同日選挙には反対の模様である。宗教団体の持つ本質的なものを白日のものにさらけ出した今回の大阪統一地方選挙だったと言ってよい。
　景気判断が下方修正されて６年ぶりの「悪化」とある。なにを今更だと思う。景気はすこしもよくなっていないのにアベノミクスだとか言って景気上昇と言いふらしてきた。定年退職者の増加で当然の結果人出不足になってしまい失業者は減少して景気上昇ということだが、ただそれだけであって国民の購買力の増加には繋がっていないのが現状である。国民の購買力を上げる方法は自民党の責任者はよくご存じであろう。
　米女優として世界中の人々から親しまれてきたドリス・デイさんがお亡くなりになった。９７歳。映画「知りすぎていた男」の挿入歌「ケ・セラ・セラ」はあまりにも有名である。

民放でも同じ”白旗”と放送。

　１３日の夕方の民放で公明党大阪と自民党大阪が”白旗”を挙げたと放送していた。今回の統一地方選挙での民意を素直に感じ採った結果であろう。選挙前はなんとかうまくごまかせるものと法定協議会をボイコットした公明党と自民党だが大阪府市民の皆さんの判断はそんなに甘くなかった。大阪から出ている公明党の副党首というか副委員長とかいうあの方がこのままでは次回の総選挙で落選する怖れ大なりと大阪維新の会にこれまで通り維新候補を立てないでくれと頼みこむように指示した模様だ。自民党も都構想賛成に靡くようである。
　来年秋には住民投票が行われる公算大となった。大阪維新の会と大阪公明党が揃って記者会見をするとのことだが、今度こそは騙されないように確約をきっちりと交わして万全の態勢で住民投票に臨んでもらいたい。

公明党が白旗を揚げた

　公明党が大阪都構想の是非を問う住民投票の実施に賛成の意向を固めたようである。今回の大阪ダブル選挙で大阪維新の大勝の結果この民意を無視できない状況と判断したようだが、このウラには次の国政選挙で維新とまともに戦うとどうも勝ち目が無くて公明党の存続が危ぶまれるとの危惧があるようだ。これから維新との調整が始まるだろうがおそらくこれまでのように公明選挙区に維新の対立候補を立てないでくれとの条件を付けてくるだろうことは想像できる。松井大阪市長と吉村大阪府知事はそんなことはもう十分承知のことでこれからいかに判断されるかだ。維新との約束を反故にして法定協議会であれほど難癖をつけて会議の妨害をし、法定協議会を潰そうとした公明党だから油断ならないとして今度こそははっきりとした確約書を締結して裏切りのないように万全の対策が図られよう。
　今回の大阪ダブル選挙は大きな教訓と選挙の重要さを広く国民に知らしめたのではないだろうか。国民一人ひとりが１票を投ずることで世の中が変わるものだということを改めて教わったのではないか。そして公明党のイメージが大幅にダウンしたのではないかと私は思う。クリーンな政党と自負していたが今回のあの大阪都構想の法定協議会における公明党の態度はクリーンな政党とはおよそかけ離れた醜い自己都合の汚い政党だということを広く国民に植え付けてしまった。そもそも宗教団体とは何者ぞということだ。ひとの弱みに付け込んでウラで密かにニンマリほくそ笑んでいる誰かがいるということだ。そして強いものにすり寄る寄生虫のように単体では生き残れない存在として生き続ける。自民党と組んでというより自民党の補完勢力として生き続けようとする態度はまさに寄生虫のようである。そして今回の大阪ダブル選挙である。もう勝ち目が無いと判断すると急に維新にすり寄るのである。本当ならば松井代表はこの際、公明党と決別して公明党壊滅に出たいのが本音であろうが、先方が白旗を揚げてすり寄ってくるというのだから辛抱強い代表だから受け入れる公算が強いと思われる。11日にも公明党が発表するがその内容を注視してみたい。これでほぼ都構想に実現が見えてきた。あとは住民投票の結果待ちでいかなる結果がでるか待ち遠しい。

他山の石

　大津市で痛ましい幼児２人の死者と多数の負傷者を出した交通事故が起った。保育園の散歩時間で交差点での青信号待ちをしていた幼児の列に車が突っ込んだ。直進してきた車と右折しようとしていた車が衝突したようだ。どちらも女のドライバーで現行犯逮捕としていたが直進してきた方のドライバーは釈放されたようだ。ということは右折車が過失の疑いを持たれている。交叉点で前に止まっていた車に続いて右折したが直進してきたと車と衝突して事故が起こったようだ。幼児をはねた車はこの直進してきた車だが、事故の発端は右折車にあるようである。
　右折する場合は特に前方の直進車に十分注意しなければならない。ちょっとした気のゆるみかどうか。尊い２人の幼児の命を奪った責任は重大である。つい最近、亀岡市でも歩道をゆく通学道路での痛ましい事故があったばかりである。私も右折車にはっとする時がある。信号が青だからと言って安全とは限らない。今回のように青信号での事故であるので注意をしたい。ましてや通学児童の列に突っ込むといった事故は絶対にあってはならない。

立夏

　なんだかんだ言っているうちにもう立夏を迎えた。夏である。大阪府市のダブル選挙で前半が過ぎた感の今年である。暑かった選挙の影響か今年の立夏は寒いというか異常天候である。関東東北は雹（ひょう）が降ったり竜巻に見舞われたりでかなり気温が低いようだ。１０連休も今日で終わりで高速道路はガラガラの自宅でゆっくり派が多いに違いない。
　明日からは仕事が始まる。会社は決算発表でその資料作成で多忙が始まるが連休中も仕事で会社に出かけた方もあったであろう。大阪府の吉村知事に松井大阪市長も法定協議会に向けての準備で多忙だったであろう。１０日間の休日で社会の動きのニュースが無かったのでダラダラの連続だったがこれからはまた引き締まる日々になると思う。
　北がまたミサイルらしきものを日本海に向けて飛ばしたようだ。ロシアとの対話が期待したほどのものでなくイライラが沸き起こったのかもしれない。高級車に乗り多くの護衛をつけて寸分のスキもあらじとばかりの国家元首の外国訪問があると思う一方、片や木造船で荒波の日本海へ向けての漁で多くの遭難者を出して知らん顔の態度。訪問時にこの様を問いただすとおそらく会談はブチ切れになるに違いないだろう。約束をホゴにしてカネをせびりとるこの半島国家は北はもちろん南の国も世界はあの国とはまともな付き合いはしないでほどほどにしようという思いが強いのではないだろうか。