原発マネー

　福井県高浜町の元助役が関西電力の幹部２０人に3億２千万円の賄賂を贈っていたことが明るみになっている。金沢国税局の話では贈った元助役は原発関連土木建築会社から約３億円を受け取りそれを感電の役員ら６人に1億８千万円を渡したという内容である。新聞で報道されているのはほんの表面の出来事で別段不思議なことではない。ゼネコンにある出来事のストーリそのものであって珍しいことではない。関電も高浜町も土木関連下請け企業もどこも損失などしていないのだ。原発マネーとしてそれを織り込んだものとして工事が出発しているのである。特に原発に関しては巨額の不明朗な資金の動きが起きるのである。それはとりもなおさず原発立地が原子力発電が”うさんくさいもの”であることなのだ。この場合、関西電力から福井県高浜町に巨額の資金が流れて原発の立地が決定した結果で起こったものだから今回は関電が明るみにでただけで他の電力会社は同じことをしているが明るみに出てこないだけである。
　賄賂に使われた資金はいったいどこから出たのか。それは我々電力の消費者なのだ。毎月支払っている電気代に原子力発電協力金として上乗せされている。私たち日本人は世界一高い電気代を支払っているのである。新聞は不明朗な原発マネーと大きな見出しの記事を出しているが、この胡散臭い原発だからこそ不明朗な資金が必要なのだ。安心して立地できるものなら少々の不明朗な資金つまり使途不明の交際費は必要だが巨額の不明朗な資金は原発だからこそ発生する。
　吉村大阪府知事は福島原発爆発事故で生じた汚染水の受け入れを大阪府としても真剣に考えなければならないと表明した。福島に寄り添うという言葉だけでは済まされないという趣旨である。東電の旧３人の経営者は一応無罪の判決を受けたが、３人の個人的な資産などは東電の企業の救済の一部として提供されるべきであろう。それがせめてもの償いというものである。今回の関電の役員に渡ったとされる黒いおカネは当たり前だが個人の懐には入れられないだろう。電気量金に還元して消費者のもとに返すべきものである。
　今日の新聞の川柳である。関電のトップよ「よくもそんなこと」である。まあどこの電力会社も同じことをしているであろう。もうひとつ。剥げかけたメッキ気にして帰国する　は安倍総理のことだろう。国民はよく知っている。安倍さんはWinWinというがトランプさんに丸め込まれての帰国に違いない。

秋分の日

　暑さ寒さも彼岸までといわれるお彼岸の中日の秋分の日、今日は近畿地方に台風１７号が最接近して朝から強い風が舞っている。南からの温かい風を呼び込んで今日は日中は31度ほどの真夏日になるという予報だ。
　女子プロゴルフで渋野日向子選手が前日までの８打差をはねのけての逆転優勝を飾った。獲得賞金が１億円を突破した。お見事である。大きな優勝トロフィーは全英選手権での優勝トロフィーよりも大きく立派である。渋野選手も嬉しかったに違いない。次は賞金女王とそれを狙っているとか。是非目標を貫徹してもらいたい。トップテンまでに韓国の選手が４人もいる。日本選手はもっと頑張ってもらいたい。韓国選手は日本で稼ごうと必死になっている姿が読み取れる。あれだけ自身の国で日本商品をボイコットしようと叫んでいながら日本で稼ごうとするその姿。選手が獲得した賞金は全額本人の手取りになるのかどうか。いくらかを国がピンハネするのではないのかとふと疑問が沸き起こる。慰安婦と徴用工問題で我が国は日本と未解決の状態にあるのでゴルフ選手権には参加しないといわないのはどうしてか。ホワイト国指定を除名されたからゴルフ選手権のは参加しないといえばよいのにそれはどうしてか。などなどいろいろ思いつく。なんだかんだいいながら、稼ぎの場所は日本だとする韓国で所詮日本なしにはやってゆけない韓国と知りながら盾をつくお国柄。しばらく様子をみようと日本はそんな思いであるに違いない。

セ・リーグ Ｇさん優勝

　プロ野球セ・リーグは読売ジャイアンツが優勝した。今季はジャイアンツが優勝すると初めから私は思っていた。その理由は簡単、東京オリンピックを見越しての東京に本拠を置くチームを勝たせようとする指示がどこぞからあったのだ。ＮＨＫもオリンピック、オリンピックと躍起になってその関連番組を放送している。その盛り上げに必死のことのようだ。
　ラグビーワールドカップ日本大会が開幕して初戦日本はロシアに快勝した。大いに盛り上がったが、プロ野球のほうはそれほどの湧き上がりが見られない。みんな賢くなってきて試合の内容を知り始めてきている。あの巨人９連覇の時代、巨人は強いなーのため息を漏らしたがそれはどうもおかしいのではないかと疑いを持つようになってきた。ビデオ判定のない時代、審判の判断でどうにでもなる試合だからこそ９連覇という偉業？ができたのだ。またプロ野球しか試合の楽しみのない時代、巨人を勝たせることで盛り上げようとした意図がウラに隠されている。
　時代が進みサッカーにラグビーに、ゴルフにと楽しみが広がりその対戦相手が世界に代わってきて勝負の面白さが格段に違ってくる。本当の試合を見たいという多くのファンが増えてくる。野球もあのイチローの対韓国戦の決勝の2ランヒットは思い出のシーンで何度見ても面白いというファンもいるだろう。ラグビーも４年前の南アフリカ戦の決勝のトライも同じだ。セ・リーグ巨人優勝というニュースは果たしてどれだけの熱狂感を与えるだろうか。おそらく無に等しいのではなかろうか。大相撲も同じ。本当の格闘技をやっているのであろうか。足には大きなばんそうこを貼っているのは確かに力がかかるからだが、顔面や上半身にキズ一つないのどうしてか。真の格闘技ではないのではと思えてくる。
　千葉県の皆さん、台風１５号の被害は本当に本当にお見舞い申し上げますの一言につきる。思って以上に大きな被害で家屋の損壊に屋根瓦の飛散で雨漏りによる二次的な被害だ。その上関東地方にある雨降りの日の多さだ。関西地方や西日本は晴天でも関東地方は雨といった天候が大きく災いをしている。そして停電だ。東電の意外な弱点がここでまた新たに付け加わった。電柱の倒壊は関東ローム層の地盤にあるようだ。原発事故は全国民が何がしかの負担を強要されているが、今回の電柱倒壊被害はこれは東電自身で償ってもらいたい。

日本、快勝

　ラグビー対ロシア戦、快勝だ。９：３６、あと５分。

東電旧経営陣3被告の無罪

　東電の旧経営陣の３人の被告に無罪の判決に多くの国民が納得していない。就中福島県人はそうであろう。福島県人とて過去において原発誘致で東電と国から多くのカネを貰いそれなりの利益を受けていた関係上複雑な思いでもあるに違いない。甘い誘いのウラには隠された鬼が潜んでいるという教訓を知っておくべきである。幼いころのオオカミと少女の童話は決して童話で済ましてはならない。生きた教訓なのである。この判決がこれからどうなるのか。まだ最終的に決定したわけではない。世論がそれを判断する。