中旬を過ぎるころから本格的な夏到来で嬉しかったが猛暑の連続で多少閉口している。高齢者はこの猛暑がかなり身体に堪えるのではなかろうか。熱中症など余り気にしていなかったがいやいや水分補給はこまめにやるべきだと心に決めてそれを実行している。
このところの猛暑でクマゼミの激しい鳴き声が朝から続いている。これぞ夏だとこの今の景色を十分堪能すべきだと思う。もうすぐ立秋が来るがこの猛暑の夏を存分に身体に染み込ませておくべきだ。台風が南の海から接近中とのことで一気に秋を呼び込むかもしれない。
日銀が長期金利の引き上げを0.5％かた1％へ容認して事実上の引き上げを決定した。この引き上げの為に諸物価の価格を改定してその地均しをしてきた訳で市場はこれをすでに織り込んでいたわけだ。市中銀行が一般の預金者に広くこれを行き渡らせるのはもう少し時間がかかりそうだがそれを多くの国民が待っていることだろう。銀行の窓口の行員さんと話す機会があるが、銀行の行員さえも早く金利を上げて欲しいと願っている姿をあちこちで体験することができる。失われた10年といわれて久しいが、今ではそれが10年ではなくて失われた30年といわれるほどのゼロ金利の状態が継続している。
団塊ジュニアといわれる世代は今定年を迎える年代に入っている。この世代は預金ということを知らないしていない世代で日々の生活費は会社から勤め先からの収入だけという生活になっている。つまり、サラリーの一部を貯金して預金金利や株式配当で運用しようという意識が乏しい世代だからいわゆる人生の活気に乏しくなってはいないかだ。よく言われるように日本は今どんどん世界中から取り残されていてドンドン振興勢力のある国に追い抜かれているのである。金利を引き上げ活気ある日本を取り戻してゆかねばなるまい。
大阪日日新聞が7月末でもって休刊するというニュースをNHKで知った。新聞の購読者が急減少している。近所の新聞購読者さえ先の値上げで取りやめた方が急増しているのである。ただでさえネットの普及でパソコンスマフォで紙新聞は少なくなっているのにこれに追い打ちをかける状況だ。サラリーマン時代、帰りの電車の駅のゴモ箱に捨ててある新聞を拾いあげて読んだのがこの大阪日日新聞だった。大スポとか日日新聞の広告欄をみるのが目的で私はこれらの新聞におカネを出すのもったいないという信念があったからだ。
毎日我が家は朝日新聞で世の中の状況を少しでも取り入れたいとなんとか頭の脳を柔らかくしている。今日は日銀の長期金利上限1％容認という記事を見て身体の中から何となくエネルギーが沸いてくるのを覚えた。
高校野球の地方予選のゲームがネットで放送されていて面白い。関東地区での試合が多く出されていて甲子園でのそれよりも面白いものがあってニヤニヤしながら見ている。振り逃げやベースを踏んでいないでセーフになったりで普通甲子園での勝負には見られないものがあって知識を新たにする。真夏の天候のもとで今日も各地で熱戦が繰り広げられている。
このところ猛暑の連続で本格的な夏を味わわせてくれている。拙宅の庭の桜の木にはクマゼミが元気よくそれこそこの猛暑を待っていたという如くにしっぽを激しくゆすって啼いている姿が誠にその夏本番を象徴しているように見える。
クマゼミの啼く時間は午前11時ころまででそれからはアブラセミの出番のようだ。時間帯によって変わるのは種類による住み分けをしているとのことだ。
夏休みになるとＮＨＫラジオが全国の子供たちを相手にしての「夏休み子供科学電話相談」という番組があったが最近これが無くなったのは何故だろうか。視聴者からの要望が減ったのかそれとも疑問難問が出尽くしてしまったのか。
今日の朝刊で東京都を含めて全国都道府県すべてで人口減が発表された。今年１月１日現在の人口は1億2242万3038人で前年よりも800,523人の減少だった。人口が増えていた沖縄県も減少に転じ初の全国都道府県で人口が減った。
昨年1年間に生まれた子供は771,801人で（前年比40,235人減少）で死亡者は1,565,125人（前年比123,386人増加）で過去最多となっている。
毎日4,288人が死亡している勘定になるが火葬に掛かる費用はいったいどれくらいなものになるのだろうか。火葬による油代に棺桶をそれだけ燃やしてしまうわけだからもったいないというとかなり語弊があるが私たちはそのことをよく頭においておかなければならない。
拙宅の庭の桜の木に止まって元気よくクマゼミがはしゃいでいる。これでいつもの本格的な夏を身体で感じる。このクマゼミを聴かないと夏が来たように思えないのだ。ランニングシャツ1枚とステテコ姿で気軽にパソコンに向かって清々しい朝の気分を味わえるのは誠に幸せといえないだろうか。