まほろばジャーナル。

趣味と道楽のみちくさ話し

第73号:黒潮温泉元湯なかむら館へ行く。

2007年01月23日 | ■旅行・温泉/静岡県


久しぶりに焼津の「なかむら館」に行ってきた。焼津の温泉といえば焼津駅前健康センターが有名ですが、ここなかむら館は地元の人が銭湯がわりに利用している温泉施設です。この日は駐車場も満車。施設のおばさんに聞くと「温泉も人が多すぎて入れないみたいだから30分くらい時間をつぶして来て」とのこと。いつも地元の人で混み合うが(といっても4、5人)入れなかったのは今回が初めて。



ということですぐ近くの焼津漁港にやってきた。早朝は賑わうであろう漁港も今日は休日のためひっそりとしている。その昔、築地市場のすぐ近くの会社に勤めていたことがありその頃のことをいろいろと思い出す。築地は本当に面白い街でターレットと言われる魚などを運搬する立ち乗りの車両がブンブンと走り廻り、徹夜明けでボ~と歩いていようもんならいつ轢かれてもおかしくないくらい“暴走”しています。場内では轢かれるほうが悪いなんて噂もまことしやかに囁かれていました。



トコトコと歩いて行くと船員相談所なるものを発見。焼津の船員はどんな悩みを抱えているのでしょう?そしてさらに歩くと「焼津漁業資料館」につきました。ところが本日休刊の貼り紙が。。残念。「先人の活躍ぶりや往時港無き荒浜から現在のこの焼津港に成長してきた過程の品々を陳列」しているそうです。そうこうしているうちに時間もたち漁港散歩はここで終了。



再びなかむら館へ戻ってきました。ここの温泉は建物のすぐ隣に有る高草50号井と200メートルほど離れた場所にある高草1号井の混合泉で海水のように塩辛い熱めのお湯です。掛け流しですが飲泉はできないとのこと。ガラゴロとうがいをする人はよく見かけます。浴室はいたって普通のタイルの壁と4、5人でいっぱいの小さな浴槽、一段高くなっている場所もあり半身浴も楽しめます。熱めの温泉のため5分も浸かっていると汗が吹き出てきます。お客さん同士のほとんどは顔見知りらしく互いに挨拶を交わしているので私も入る時と出る時、挨拶だけはするようにしています。この兄ちゃんどこのせがれだったかな?っという顔をされますがよしとします。ネイティブ?の浜言葉も聞いていて楽しいもんです。泉質といい雰囲気といいもう少し近所にあれば毎日でも行きたい温泉です。

黒潮温泉元湯なかむら館
住所:静岡県焼津市駅北1-14-7
電話:054-628-4397
料金:400円(入浴のみ)
泉質:カルシウム・ナトリウム-塩化物泉
訪問:07.1月下旬

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