まほろばジャーナル。

趣味と道楽のみちくさ話し

第300号:ブロンディへ行く。

2009年04月19日 | ◎洋食
静岡空港を見学した帰り(第299号)に藤枝のブロンディという洋食屋さんに寄ってみた。

お店に近づくにつれ、なかなか車が進まない。後から知ったが蓮華寺池公園へと続く渋滞らしい。ちょうど藤の花が見頃らしい。お世辞にも賑わっているとは言えない街道筋の商店街の一角にその店はあった。



昭和の雰囲気漂う店構え。なんだかとてもいい感じだ。



大正15年生まれ(には見えないが)のご主人が一人でやっているという。店内はL字型のカウンターのみで7~8席ほど。後から知ったが奥に座敷もあるようだ。

私はハヤシライス、ワイフはオムハヤシをお願いする。店内の張り紙で、オムハヤシはプラス200円で「ワンダフルふわふわ」にグレードアップできると知り、お願いする。

私たちが入った時点では、子ども2人連れの女性客だけだったが、あれよと言う間に満席に。先にも書いたがご主人は接客から調理まで一人でやっている。この満席状態(どの席にもまだ料理は出ていない)で大丈夫かな?と一瞬不安になったが、ご主人は焦るでもなく店に流れるアンニュイなBGMにリズムをとるかのように、小気味よく仕事を進めていく。そしてキッチンを囲むすべての客が、ご主人の動きに引きこまれ、見惚れている。なんだかとてもいい感じだ。



味噌汁の具はかぶとインゲン。お客から「美味しい!この味噌汁はどうやって作ってるの?」と質問が飛ぶと、ご主人は笑いながら「普通に作ってるんだよ」とのこと。別のお客から「前に俺も聞いたことがあるんだよ~」とアットホームな雰囲気。ちなみにビスコはご主人が坊にくれたもの。



ワイフが頼んだオムハヤシ(ワンダフルふわふわ)。



私が頼んだハヤシライス。

途中から坊がぐずりだし、一気にかけこみ私と坊だけ外へ避難。で、ワイフが食べているあいだ駐車場で遊ぶ。といった具合で実はしっかり味わえなかったのだが、とてもまろやかで品のある味。

いつまでも元気で頑張ってくれるといいなぁ、と素直に思えるお店。今度は蓮華寺池公園に来がてらまた来たい。



夜は、実家で晩ご飯。お土産のエクレール

そして気づけは本ブログも300号。今後ともご贔屓のほど宜しくお願いします。

洋食屋 ブロンディ
住所:藤枝市本町1-1-2
電話:054-646-5519
営業:昼11:30~14:00 夜17:00~20:00(頃)
定休:火曜日
駐車:有
※オムハヤシ1,200円(ワンダフルふわふわ付き) ※ハヤシライス900円
※二人で2,100円

第299号:静岡空港へ行く。

2009年04月19日 | お出かけ。静岡県内

6月4日に開港を迎える静岡空港へ行ってきた。



高速道路は吉田ICで下車。案内板に導かれ走ること暫し。



たどりついた場所は大きなお寺(石雲院)。ここに車を停めて200mほど登っていくと展望台に到着。「石雲院展望台」というらしい。



あれ? 飛行機が無い。まだ無いのね飛行機・・・。滑走路は当然舗装されてるがそれ以外の部分はまるで荒野。写真を撮ろうにもトーイングトラクターなどの特殊車両があるはずも無く、被写体のあまりの広さ、乏しさで全く画にならない。ここは山を削ってできた場所、写真にあるエプロンの真下を斜めに横切るように新幹線が走っている。



散々ニュースになった「立ち木」。滑走路のはるか先に望むことができる。石川知事の首と引き換えに5月中に伐採されることが決まったようだ。行政の大失態であることは間違いない。空港の運営は誰がどう見ても前途多難だろ。個人的には旅行で1度は使ってみたいが、それ以降は分からない。



せっかくなので石雲院で参拝。こんな場所にこんな古刹があったなんて、この展望台を訪れて初めて知った人も多いのではないか?荘厳なこの場所も、やがて轟音が間近で鳴り響く場所になってしまうのはチト切ないな。