まほろばジャーナル。

趣味と道楽のみちくさ話し

第27号:福島、八町温泉共同浴場に行く!

2006年06月22日 | ■旅行・温泉/東北
前号からの続きです。

思えば昨日からずっとこの辺りをぐるぐるとさまよっていいる感じがします。芦ノ牧温泉 仙峡閣を後にし、いくつものスノーシェルターをくぐり抜け、八町温泉にやってきました。



とりあえず恵比寿屋旅館さん近くのバス停に車を停め(※駐車禁止時間帯もあります)辺りをうろうろしていると、床屋さんの横に川の方に下って行く小道を発見。どうやらこれが川沿いの共同浴場につながる道のようです。




てくてくと下っていくと布袋様と小さな祠が。とりあえず合掌。さらに下っていくとそれらしき小屋が見えてきました。一見すると地元青年団の倉庫?とも思える簡素な建物です。川に面した場所にはイスもいくつか置かれ、風呂上がりに涼むにはちょうど良さそうです。



ガラガラガラっと引き戸を開けると、す、す、素晴らしい!!!物凄い鄙びっぷりです!噂には聞いていましたが想像通りの鄙び感です。ちなみにここは混浴、脱衣所に目隠しになるものは全くなく、女性は勇気がいるでしょう。着替中だった地元のおじさんもほどなくして帰り。ラッキーなことに貸しきり状態となりました。



源泉は2本、八町温泉と玉梨温泉の混合泉です。飲泉用のコップ(ワンカップ)も置かれていたため口に含むと炭酸+微塩+金気といった感じです。



温泉成分で茶色く変色した湯舟は、5人ほど入れそうな大きさです。縁には幾重にもなった堆積物も見られます。浴感はキシキシとしたサッパリなもの。

静かに眼を閉じると川のせせらぎが・・・。と言いたいとこですが天井でブゥワァン、ブゥワァンと回るファンと温泉供給用?の小型モーターの鳴る音が結構うるさいですがこんな生活感のある温泉が大好きです。



沢山の人に愛されている温泉なんでしょう、板張りの壁には、この共同湯へ寄付をした方たちの名前がたくさん貼ってあります。こんな素晴らしい温泉の為なら存続のために私も寄付をしてもいいと思いましが、いったいどこでするんでしょう?役場かな?それについてはどこにも見当たらず。

本日も一湯目から素晴らしい温泉でした!この先もよそ者でも入浴できるようマナーを守って入浴したいものです。



次は、目の前の野尻川を挟んで対岸にある玉梨温泉共同浴場(写真上)に向かいます。

つづく。

八町温泉共同浴場
福島県大沼郡金山町大字玉梨字居平619
電話:なし

※塩化物泉
※入浴協力金 100円以上